西村大臣は5日夕方の会見で、お盆の時期の帰省に関する分科会からの提言を踏まえ、「前提として、お盆休みの帰省については一律に自粛を求めるものではない。故郷に帰って、お墓参りされることもあると思う。私も毎年、お墓参りをさせて頂いているし、ご先祖様に様々な報告もさせて頂いてる。当然、いろんな親戚にも会うと思う。国としては分科会の提言に沿って国民の皆様にお願いをする」と述べた。
・【映像】尾身会長の会見
その上で、各都道府県が独自の呼びかけを行っていることについては、「各都道府県知事が感染状況に応じてご判断をされている。まさに特措法に基づく世界だ。私としても尊重したいと思うし、都道府県の間の往来をされる際には、そちらも参考にして判断いただければ」と話していた。
■分科会による提言全文
もうすぐお盆休みです。多くの人が帰省をお考えになっているかと思います。お盆休みに帰省した場合、高齢者と接する機会や飲酒・飲食の機会も多くなることが考えられます。したがって、新型コロナウイルス感染が広がっている現状では、帰省する場合には、「基本的感染防止策(手指消毒やマスク着用、大声を避ける、十分な換気など」の徹底や三密を極力避けるとともに、特に大人数の会食など感染のリスクが高い状況を控えるなど、高齢者等への感染につながらないよう注意をお願いします。
そうした対応が難しいと判断される場合には、感染が収まるまで当分の間、オンライン帰省を含め慎重に考慮していただきたいと思います。また、そもそも、発熱等の症状がある方は、帰省は控えて下さい。感染リスクが高い場所に最近行った方は、慎重に判断して下さい。
以上のメッセージを政府として国民に是非発信していただく必要があると考えています。
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