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 長崎県医師会と長崎大、同大学病院は3日夜、共同で記者会見し、新型コロナウイルスに関し、無症状でも医師が必要と認めれば、地域のかかりつけ医でPCR検査が受けられる態勢を整えることを明らかにした。来週にも長崎市や県央地区で開始し、県内全域に拡大する。

 森崎正幸・県医師会長によると、各医療機関が唾液(だえき)の検体を採取し、同大学病院に郵送。結果は1~2日で出る。公的医療保険の適用対象で、自己負担は約1千円になる見込み。

 厚生労働省は7月、無症状の人への唾液を使ったPCR検査を認めた。これを受けて県医師会が各医療機関に代わり、県などと検査の委託契約を一括して結んだことで可能になった。

 会見の中で県医師会は、これ以上感染拡大が続くと一般医療にも影響が及ぶとして「コロナウイルス対策再強化宣言」を出した。若者の県外移動や特定の場所でクラスターが目立つと現状を分析し、マスク着用や手洗い、飲食店のガイドライン重視といった対策の徹底を改めて呼びかけた。(横山輝)

  • 国内の感染者

    +1239人41524人

    死者

    +5人1023人

    退院者

    +710人27856人

  • 8/4 22:30 時点

    退院者数はクルーズ船の乗客らを含めた数。厚労省などによる

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