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 中国政府が、国内で頻発する新型コロナウイルス流行の「第2波」を抑え込むため、PCR検査の物量作戦を続けている。集団感染があった地域に医療スタッフを大量投入し、住民を片端から検査する。費用対効果を疑う声も上がるが、政府は自信を深めている。

 国家衛生健康委員会の馬暁偉主任は7月24日、新たな感染拡大がわかった遼寧省大連市に乗り込み、「拡大の予防には迅速な検査が必要だ」と強調した。

 大連市では、その2日前に3カ月半ぶりの市中感染が発覚した。政府は直後から周辺地域を含む医療関係者を動員し、3千人体制での検査を実施。町内会のような自治組織を通じて住民に検査を求め、1週間で市人口の半分を超える350万人以上を調べて80人余りの感染者を確認した。感染者のおよそ4割は無症状だったという。

 一方で、市は検査に並行して一部の路線バスの運行を止めたり団地からの外出制限を敷いたりして住民の移動を制限している。

 新疆ウイグル自治区ウルムチ市でも7月中旬、経路不明の市中感染が5カ月ぶりに確認された。中央政府が主導し、10日間で市人口の6割超にあたる約230万人を検査し、約230人の感染者を見つけた。半数は無症状だったという。

 中国政府の主要都市では誰でも…

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