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本記事は、BF3以前の旧世代のゲームタイトルでプレイする場合を想定しております。BF3では、サーバ内に通信の不安定なプレイヤーがいた場合は、巻き戻りや引っかかりなどの現象が発生していましたが、BF4などの最新世代のゲームタイトルでは、サーバ内に通信の不安定なプレイヤーがいても影響を受けることはほとんどなくなりました。
他ジャンルのゲームやコンシューマ機の場合は、ソフトウェアでの対応がどのようなものか把握しておりませんので、本記事では言及を避けます。
FPSに絡んだネットワークのお話です。
ずばり、無線LANでFPSをプレイするのはアリか?
先に結論を言うと、「"基本的"にはナシ」です。
その理由を以下にご説明いたします。
まず、無線LANと有線LANの違いですが
一見したpingの差だけだと、無線LANの方が数ms高い値となります。
実は、このpingの差自体はラグにほぼ影響を与えないと言ってよいでしょう。
そして、それが故に「ping低いんだから無線LANでも大丈夫でしょ」と多くの人が勘違いしてしまっているのが実情です。
さらに悪いことに、その安易な考えで無線LANを使用している人の中には、本人は気がつかずにラグを発生させてしまい、知らず知らずのうちに周りの人に大迷惑をかけている場合があったりします。
本当に、無線LANがダメな理由は"コレ"です。
109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =8ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =10ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =10ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =10ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =195ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =84ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =302ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =11ms TTL=115109.200.222.29 からの応答: バイト数 =32 時間 =11ms TTL=115109.200.222.29 の ping 統計:パケット数: 送信 = 194、受信 = 194、損失 = 0 (0% の損失)、ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):最小 = 8ms、最大 = 302ms、平均 = 14ms
これは、無線LANで接続したパソコンから、コマンドプロンプトでBF3のとあるサーバに対してpingコマンドを実行した結果です。
一見すると、pingは9msで安定しているように見えますが、下の方で突然pingの値が跳ね上がって302msを記録しています。そう、このpingの極端な跳ね上がりこそがラグの原因となるのです。
なぜこのような結果になってしまうかというと、原因は色々と考えられます。
・周囲に無線LANを使用している人が多く、電波の混雑が発生している
・無線LANの親機と子機の距離や障害物の有無から考えて、安定した通信を確立できていない
etc...
なお、この実験を行った通信環境は、比較的混雑が少ないとされる5Ghz帯の802.11an接続で、親機と子機を同じ部屋に設置して距離や障害物で問題が発生しないような状況にしています。
しかし、設置方法にこれだけ気をつけていても、pingの跳ね上がりが起きてしまうのです。
都市部のマンションや住宅街であれば、既に多くの無線LAN親機が設置されており、FPSに適した無線LAN環境の構築はまず不可能と考えてください。
このような状況だと、もはや無線LANを諦めて有線LANを使用するという選択肢しかありません。
■この実験のやり方は以下の通りです。
1.エクスプローラーを開いて、「C:\Windows\System32」に移動して「cmd.exe」(コマンドプロンプト)を実行してください。
2.コマンドプロンプトを開いたら、以下のコマンドを入力してください
ping xxx.xxx.xxx.xxx -t
※xxxの部分には、ゲームをプレイするサーバーのIPアドレスを入力してください
3.2~3分程度実行し続けた後にCtrlキー+Cキーで中断して、実行結果を見てください
4.200msを超えるような極端なpingの跳ね上がりが確認できたら、あなたの通信環境がラグの発生源であると考えられます
ちなみに、有線LANで接続した場合はどうかというと…
109.200.222.29 の ping 統計:295回のpingコマンド実行で、最小値は6ms、最大値は7ms、平均値は6msで
パケット数: 送信 = 295、受信 = 295、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 6ms、最大 = 7ms、平均 = 6ms
非常に安定した通信が行えているということがわかると思います。
さて、ここから先は、無線LAN使用者に対する私の個人的なお願いとなります。
無線LANの使用自体は、オンラインゲームの利用規約に違反しているわけではありません。規則で縛られていない以上、無線LANを使用するかどうかはプレイヤーの判断次第ですし、適切な環境で無線LANを使用する分には全く問題はありません。
…が、今回の実験結果と同様に、劣悪な環境下における無線LANの使用は、使用者本人が意図しているかどうかに関わらず、ラグは発生してしまいます。また、その結果として周りのプレイヤーに不快を与えてしまっているのも事実です。
ゲームのプレイ中に、誰がラグを発生させているか調べる方法などありません。(常時High pingはさすがにバレますが、一見すると低pingな無線LANはまずわかりません)
つまり、しれっと黙ってプレイしていれば誰もあなたを責めることはできないのです。
しかし、先ほども申し上げましたとおり、あなたがFPSなどの"遅延に対して厳しいゲーム"を、"それに適していない環境"でプレイしたいがために、周囲の人に迷惑をかけているという意識は最低限しっかりと持っていてください。
■回線速度の影響について
この手の記事を取り扱っているとたまに何を勘違いしたのか、「上りxxMbpsで下りxxMbpsだからダメ」みたいな話を聞きますが、これは全くの誤りです。
マルチプレイゲームにおける通信量は、上下ともに数百Kbps程度です。ISDNのような化石な通信環境ならばともかくとして、ADSLやCATV、光ファイバーなどの接続ならばほとんどの場合、回線速度は問題にならないでしょう。
したがって、WiMAXやスマホのテザリングのような回線速度が比較的遅い環境でも、マルチプレイゲームをプレイすることは可能です。ただし、これらは固定回線と比べて常時pingが高く、また、通常の無線LAN環境とは比べものにならないくらいpingが不安定なため、WiMAXやスマホのテザリングをマルチプレイゲームに使用することはオススメしません。
■pingと回線速度の関係
これも知識がある人にとっては当たり前の話になりますが、「回線速度が速ければpingが低くなる」といったような反比例関係にありません。そういうことを言っている人は、はっきり言って知識不足です。ネットワークの基礎から勉強し直しましょう。
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To.komekoさん
実測環境が有線LAN接続か無線LAN接続かの違いしかありませんので、原因があるとすれば無線LANルータからクライアントの間に絞られます。無線LANルータからインターネット(地域IP網、及び、プロバイダ含め)までについては、無線・有線共に同じ環境ですので差異はありません。
無線の検証では5GHz帯を使用しており、通常これで混雑が発生することは可能性としてはかなり低いと思います。従いまして、無線LANルータの設定、もしくは、クライアント側のネットワーク設定を変更することで問題が解消する可能性もあります。(そこまでは検証出来ていないので申し訳ないです…)
本記事においては、全ての無線LANの使用を否定しているわけではありません。あくまで、当環境においてFPSゲーム等に好ましくない結果が出たということです。当然、無線LANを使用しても特に問題が発生しない環境もあるかと思います。
実測環境が有線LAN接続か無線LAN接続かの違いしかありませんので、原因があるとすれば無線LANルータからクライアントの間に絞られます。無線LANルータからインターネット(地域IP網、及び、プロバイダ含め)までについては、無線・有線共に同じ環境ですので差異はありません。
無線の検証では5GHz帯を使用しており、通常これで混雑が発生することは可能性としてはかなり低いと思います。従いまして、無線LANルータの設定、もしくは、クライアント側のネットワーク設定を変更することで問題が解消する可能性もあります。(そこまでは検証出来ていないので申し訳ないです…)
本記事においては、全ての無線LANの使用を否定しているわけではありません。あくまで、当環境においてFPSゲーム等に好ましくない結果が出たということです。当然、無線LANを使用しても特に問題が発生しない環境もあるかと思います。
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To.おにぎりさん
通信が不安定なことによって他プレイヤーに悪影響を与える明確な論拠というのは、少し難しいですね。こういう検証はおそらく4Gamerのような情報サイトでも行っていないはずです。(通信方式にしてもP2P方式とクライアント・サーバ方式が存在し、後者であればサーバ側でどのような処理を行っているかはゲームタイトルによって異なります。一つのゲームで証明すれば他の全てのゲームで同じことが言えるとは思えません。)
ただし、状況証拠は揃っていますので、そのあたりをどう捉えるかだと思います。
「無線は迷惑!ping?そんなの関係ない!ともかく無線は不安定で迷惑だ!」
この言い分に関して、私の意見は「半分正しい、半分正しくない」です。
正しくないというのは…、
通常、無線LANを使用した場合は有線LANに比べpingが2~3ms増えるだけになるので、この影響を体感することは不可能です。また、無線LANの通信が不安定にならないよう5GHz帯を利用したり、アクセスポイントとクライアントの配置に気をつけたり、アクセスポイントをマルチプレイゲームに適した設定に変更するなど、そのあたりの知識をしっかり持っていれば、無線LANでも自他快適にマルチプレイゲームをすることが出来ると思います。
正しいというのは…、
無線LANは今や誰でも使う時代になっています。それほど無線LANに関する知識がなくても、買ってきてポン付けで無線LAN接続が出来てしまいます。無線LANを使用してマルチプレイゲームをしている人の中には、自分の無線LAN環境がマルチプレイゲームに耐えうるものなのかどうなのか、自分で判断がつかないという人もいると思います。そして、本人は意図せずとも2.4GHzで接続しているためにかなり通信が不安定な状態になってしまっている、というような人も存在するでしょう。そういう場合に、周りから文句を言われてもそれは仕方のないことだと思います。
通信が不安定なことによって他プレイヤーに悪影響を与える明確な論拠というのは、少し難しいですね。こういう検証はおそらく4Gamerのような情報サイトでも行っていないはずです。(通信方式にしてもP2P方式とクライアント・サーバ方式が存在し、後者であればサーバ側でどのような処理を行っているかはゲームタイトルによって異なります。一つのゲームで証明すれば他の全てのゲームで同じことが言えるとは思えません。)
ただし、状況証拠は揃っていますので、そのあたりをどう捉えるかだと思います。
「無線は迷惑!ping?そんなの関係ない!ともかく無線は不安定で迷惑だ!」
この言い分に関して、私の意見は「半分正しい、半分正しくない」です。
正しくないというのは…、
通常、無線LANを使用した場合は有線LANに比べpingが2~3ms増えるだけになるので、この影響を体感することは不可能です。また、無線LANの通信が不安定にならないよう5GHz帯を利用したり、アクセスポイントとクライアントの配置に気をつけたり、アクセスポイントをマルチプレイゲームに適した設定に変更するなど、そのあたりの知識をしっかり持っていれば、無線LANでも自他快適にマルチプレイゲームをすることが出来ると思います。
正しいというのは…、
無線LANは今や誰でも使う時代になっています。それほど無線LANに関する知識がなくても、買ってきてポン付けで無線LAN接続が出来てしまいます。無線LANを使用してマルチプレイゲームをしている人の中には、自分の無線LAN環境がマルチプレイゲームに耐えうるものなのかどうなのか、自分で判断がつかないという人もいると思います。そして、本人は意図せずとも2.4GHzで接続しているためにかなり通信が不安定な状態になってしまっている、というような人も存在するでしょう。そういう場合に、周りから文句を言われてもそれは仕方のないことだと思います。