トランプ米大統領は4日の記者会見で、ベイルートでの大規模爆発について「何らかの爆弾のようだ」と述べ、事故ではないとの見方を示した。「おぞましい攻撃だ」とも語ったが、誰が攻撃したかなど詳細には言及していない。「米国はレバノンに支援を差し伸べる用意がある」とも語った。
トランプ氏は、爆発について軍幹部らから同日報告を受けたと説明。「彼らは爆発の形態などから、産業事故の類いではなく攻撃だったと考えている」と言明した。米国務省は同日の声明で「レバノン政府による原因究明の結果を待つ」と述べた。一方、在ベイルート米大使館は「現場周辺に有害なガスが広がっているとの情報がある」として、在留米国人に屋内退避を呼びかけている。【ワシントン高本耕太】