エンターテイナーを夢見るしがない50代のマンモス☆南が、レコード、カセットテープ、CD、MD、ネット配信と、音楽メディアは時代と共に変われど、歌が人の心を動かすことに変わりはない、という想いについて語ります。
「放課後の校庭を走る君がいた」
この歌の歌詞ほど、聴いていて情景が浮かぶものはない。
と、断言しつつ、私は中学と高校が男子校で、
この歌、村下孝蔵「初恋」がヒットした中学生の頃に、
校庭でセーラー服はおろか女の子すら見た記憶がない。
更に言うと、私には明確な初恋というものがあった気がしない。
よくある「幼稚園の先生」とか「近所の幼馴染み」「小学校の同級生」とか
そんな話があったわけでもない。
ただ、小学校の高学年になると、同級生が
「お前、◯◯のこと好きだろう」
とか言って冷やかして来るようになった。
全然その子のことを好きだと思ったこともないのに。
むしろ、そう言われるとさすがに意識したりとか、
小学生とかだとそんなものだったか。
でも、誰のことも好きじゃないというのがなんとなく恥ずかしくて、
そうでもないけど、みんなが納得しそうな子の名前を挙げたりとか、
もはやそれは「初恋ごっこ」のようだった。
そして、村下孝蔵の「初恋」は、
御本人が亡くなってもう20年以上経つが、
恐らく初恋をモチーフにした歌の代表格だと思う。
様々な歌手がカバーしていることからも、それが窺える。
思い起こすと、世の中にCDというものが登場して間もなかった頃、
LP盤(レコード)より1,000円も高かったアルバムCDを買って聴いていた。
そのジャケットの切り紙絵、若干シングルとは違うイントロとアレンジ、
今でももちろん懐かしく感じるが、
当時の15、6歳の私が、ノスタルジー的なものを感じでいたのは奇跡的か。
村下孝蔵の声の優しさや深みはもちろん、音のひとつひとつが、
なぜか聴く人を昔に還らせる力がある。
そして、この歌の一連の歌詞にある、
「振り子細工の心」
「愛という字書いてみてはふるえてたあの頃」
から伝わってくる、繊細な恋心の揺れ方の表現。
自らの初恋の思い出を探るよりも、
この歌を聴く方が、どれだけ心が揺さぶられるだろうか。
まぶたを閉じて、この歌を聴いてみた時に、
あなたには、どんな情景が、誰の姿が浮かぶでしょう、、、
好きなミュージシャンは、小田和正、Mr.Children、大瀧詠一、杉真理、織田哲郎など。
◆グラビアアイドル・モデル撮影会 グラ☆スタ!
【グラ☆スタ!今月の推しメン】
舞波ゆうり(まなみゆうり)
1997年2月17日生まれ 神奈川県出身
タレント、モデル、アイドルユニットなど様々な活動を経て、この4月からはグラビアアイドルとして飛躍するべくチャレンジしていきます。ギャルのようでギャルじゃない、独特な雰囲気でみんなに愛されています。毎週金曜20時からのニコ生「盛りガール選手権」に出演中です。