第三十四話:虚影の王⑨
その連撃はまさしく黒き嵐のようだった。
吸血鬼の膂力はただでさえ祝福で強化した終焉騎士の身体能力を上回る。その強大な肉体から繰り出されるリーチの長い槍を使った縦横無尽の振り回しは終焉騎士にとって最も相手をしづらいものだ。
剣ならばいなせるが槍ではなかなかそうはいかない。そのぶん回しには技はなかったが、だからこそ受けづらい。
元魔術師とは思えない身のこなしは獣のようで、しかし確かな経験に裏打ちされていた。
たとえ魔術師でも、たとえ技を学んでいなくても、強大な身体能力は全てを凌駕する。
それでも、足元で祝福を爆発させ後ろに下がる。近接戦闘で分が悪ければ遠距離から攻撃すればいいだけの事。
即座にルフリーとネビラがセンリの元に集結し、槍を受ける。剣に力を集中した瞬間、虚影の王は笑った。
「知って、おるぞ、貴様らの手口は……」
祝福の光を一瞬溜め、放つ。
滅却のように派手ではないが確実に不死者にダメージを与える浄化の光が虚影の王に当たるその瞬間、その前に壁が現れた。
土の壁に当たり、光はあっさりと霧散する。
滅却のように破壊のエネルギーに変換しない限り、祝福の光は破壊の能力を持たない。
左右を固めたルフリーが牽制に浄化の光を放ち、ネビラがメイスで殴りかかる。同時攻撃に対して、虚影の王は一歩後ろに下がった。
地面から水晶が勢いよく生える。黒く磨かれた結晶は光を反射し、ネビラのメイスを受け止めた。
――強い。戦い慣れてる。
祝福の力は触れただけでアンデッドを消滅させ瘴気を防ぐが、実体のある物は消せないし防げない。
しかも、動きながらノータイムで魔術を使ってくる。
そこで、虚影の王がふと手の平を見下ろした。水晶が砕け散る。
「むぅ……まさか、ここまで血の魔性の肉体が――弱いとは。死の力が――足らん」
にわかに信じがたい言葉だ。
だが、相手はかつて終焉騎士団が総力をもって滅ぼした相手。
本来死者の王が連れている配下もいない状況だ。万全ではないのは間違いない。
そして、虚影の王は槍を地面につき、静かに笑みを浮かべた。
「だが、何という緊張感――久しく、忘れていたぞ。この、血湧き肉躍る、生者を憎む、この感情も」
その声にあったのは――歓喜だった。得体の知れない歓喜。否が応でも魔王が復活した事を思い知らされる。
この吸血鬼は生粋だ。エンドとは違う。おまけに、転生前の影響でも出ているのか、全く気配がしない。
センリは唇を噛んだ。
人の姿を持ち、死の気配を持たぬ吸血鬼。逃がしたら莫大な被害が出るだろう。間違いなく――全生命の敵だ。
強力なアンデッドが有する魔力は生きた人間とは比較にならない。
目の前の吸血鬼はガス欠だ。恐らく、エンドによって儀式を途中で阻まれたから、まだ万全ではない。
恐らく、吸血鬼でもない。吸血鬼ならば強力な特殊能力を使わないわけがない。
「まぁ、よい。貴様らの血を吸い尽くして、この耐え難い乾きを潤すと、しよう」
虚影の王が笑う。
槍で地面を叩くと、地面から巨大な杭が生え、襲いかかってきた。
§
その猛攻はまさしく嵐のようだった。これまで戦ってきたアンデッドの中でも間違いなくトップクラスで、おまけに相性がすこぶる悪い。
祝福は汎用性に富んだエネルギーだが、その中にも得意分野と苦手分野がある。
祝福が得意とするのは、浄化と回復だ。そして、祝福が苦手とするのは、破壊と質量攻撃に対する防御である。
津波の如く地面がめくれ上がり、大量の瓦礫が怒涛のごとく降り掛かってくる。
ルフリーが広範囲に展開した光の盾の防御を容易く押しつぶし、踏み込もうとしたネビラやセンリを寄せ付けない。
「ッ…………くそっ!」
技の問題ではない。それは強者故に許された圧倒的破壊だ。
まるで生き物のように屹立する瓦礫に隠れるように襲いかかってくる虚影の王。その一撃を剣で受け流す。上空から飛んでくる瓦礫を後退し、避ける。
如何な祝福で強化された肉体でも、大質量の攻撃を受ければ一溜りもない。
「弱い、弱いぞッ! 群れぬ終焉騎士など、この程度よッ!」
連続の突きや奇襲は祝福による知覚の強化がなければまともに対応できるものではなかった。
とっさに目立たぬように立ち位置を変えたルフリーに無数の結晶の杭が射出される。虚影の王が興奮したように笑う。
「ははははははははッ! 集中せねば、大技は撃てまいッ!!」
その目は戦いの喜びに溢れていた。攻撃は大雑把だが、片手間に対応できるものではない。
大地全てが目の前の吸血鬼の味方だ。
攻撃範囲が広すぎる。王も万全ではないが、アンデッドに持久戦を挑んで勝てるわけもない。
この眼の前の強力な王を正面から倒すには、三人ではとても人数が足りなかった。
このままではジリ貧だ。退けばすかさず追ってくる。
覚悟を決め、前に踏み込む。その突きは音をすら置き去りにしていた。迅雷のような連撃と同時に礫が襲いかかってくる。
集中力を研ぎ澄ませ、突きを最低限の動きで回避した。
回避できないものは剣で弾く。礫がセンリの身体に突き刺さるが、後ろには下がらない。
終焉騎士は回復のエキスパートでもある。必要なのは――覚悟だ。覚悟さえ決めていれば、前に進める。
血のような瞳が初めて見開かれた。
「お、お、おお!」
大ぶりに振り回された槍を、全力を尽くして剣で弾く。
とても人間では受けきれない一撃に、強い痺れが骨の髄まで奔る。だが、センリは笑った。
以前までのセンリならば、弾くなど不可能だった。今なんとかして攻撃を流せたのは、エンドと度々模擬戦をやっていたおかげだ。
「ふっ、ここで、笑うかッ! 終焉騎士ッ!」
そして、センリは一歩踏み込んだ。
槍の長所はリーチの広さだ。だが、それは同時に短所でもある。
懐に入り込めば槍よりも剣の方が――有利。
すぐ目と鼻の先に、虚影の王がいた。
祝福の力を剣に注ぎ込む。剣が強い光を帯び、その血のような双眸が細められる。
剣を振り上げ、踏み込む。
それと同時に、虚影の王の左右に壁が出現した。
「ッ!?」
「はははははははッ! 気付いておらぬとでも、思ったかッ!」
ネビラが死角から投擲した聖水の瓶が土の壁に当たって割れる。
聖水は吸血鬼の弱点だ。だが、命中しなければ意味がない。
完璧な奇襲だった。だが、気づかれた。振り下ろされたセンリの剣を、虚影の王が槍の柄で受け止める。
硬い感触が返ってくる。だが、それ以上に奇襲が回避されたのが衝撃だ。
虚影の王が叫ぶ。
「ブラフなど、通じるかッ! 貴様の剣には、殺意が足らぬわッ!」
「ッ!!」
失敗した。礫が頬に掠り血が飛び散る。鋭い痛みを戦意で誤魔化す。
甘えていた。手を抜いたわけではない。だが、確かに一撃には命が乗っていなかった。
仲間がいるから――終焉騎士は絶対に勝つように訓練を受けているのだ。
緩みを見抜かれた。連携が久方ぶりだったためか。
後悔が一瞬脳裏を過るが、拘泥している余裕もない。槍と剣がぶつかり合い、激しく火花が散る。
だが、刃はぎりぎりで王の皮膚に掠らない。
「ははははははッ! いいぞ、いい音色だッ! このような戦い、いつ以来かッ!」
虚影の王も間違いなく消耗している。だが、その狂ったような笑い声は留まる事もない。
血が飛び散る。だが、頭は冷静だ。
「センリ、一旦引けッ!」
ルフリーの声が遠く聞こえる。
だが、センリは死を覚悟した。集中する。生存を頭から追い出し、討滅する事だけを考える。
刃を、礫を、ただ本能で弾く。虚影の王の表情が変わる。
見た目ほどではない。彼我にある差はごく僅かだ。だが、時間を置けば差はどんどん開いていく。
前に進むのだ。ここが、分水嶺。
光は闇を祓う。一撃当てれば、勝機が生じる。センリは初めて咆哮した。
「はああああああああああああああああああッ!」
「ッ!?」
遮二無二踏み込む。
それに対して虚影の王が取った行動は――後退だった。
まさしく飛ぶような速度。一歩で十数メートルも下がり、虚影の王が目を見開いた。
「馬鹿、な……この我が――気圧された、だと!?」
「ッ…………」
今にも倒れそうなセンリの左右を、前に出たルフリーとネビラが支える。
必要なのは、隙だった。まだ意識は保っている。
そして――センリは飛んだ。
祝福による移動術。『光翼』。
ルフリーとネビラに支えられ、一瞬で数十メートルも上空に立つ。
祝福による飛行は高等技術だ。人間は空を飛ぶようにはできていない。
溜めが必要で、高速戦闘中にはとても使えないが、制空権を取れるというのは絶大だ。
遥か下に豆粒のような虚影の王が見える。大地の王の力も空では発揮できまい。
「センリ、やれ」
「ッ……………」
今度こそ命を絞り出す。ルフリーとネビラもぎりぎりだ。おまけに飛行に力を割いているため、助力は期待できない。
無尽蔵にも感じるエネルギーが剣に集中する。自らを一振りの剣にする。
虚影の王が滅却を防いだあの力。戦闘中にはあの鏡の水晶を一度も使ってこなかった。
相手は消耗している。連続で使えるような技ではないはずだ。
いや――連続で使えても関係ない。連続で使えるならば、死ぬまで《滅却》するだけだ。
そして、力を解き放とうとしたその瞬間――虚影の王が立つ丘が崩れ、膨張した。
「負けるか、小娘。我の、十分の一も生きておらぬ、ガキがッ!」
「ッ!?」
地面が鳴動する。岩石が組み変わり、生み出されたのは――巨大な腕だった。
身が竦むような膨大な魔力は、一瞬で天まで届いていた。
水晶で出来た巨大な手の平がセンリに影を落とす。
間違いない。これが、最後の一撃だ。相手もこちらも、次の一撃が最後。
巨大な質量が降ってくる。だが、焦りはしない。
大きく深呼吸をして力を集中する。声が聞こえたのは――手の甲の上だ。
剣をそっと上に向ける。もう手に感覚はない。だが、手は震えていない。
そして、センリは最後に、心の中で謝罪した。
エンド、ごめんなさい。
果たしてそれは何に対する謝罪だったのか。
そして、光が解き放たれた。
§ § §
岩が、結晶が、地上に降り注ぐ。轟音は世界を揺らし、しばらく鳴り止まなかった。
まるで慟哭するように大地が揺れ、そして唐突に止まる。
月明かりが荒れ地を照らしていた。
周囲に生い茂っていた木々は土に飲み込まれ、もはや長き年月聳えていたはずの古城は面影すらない。
ゆらゆらと三つの人影が地上に降り、そのまま崩れるように倒れる。
一番重傷なのはぼろぼろの状態で力を振り絞ったセンリだが、残りの二人――ネビラやルフリーについてももはや力はほとんど残っていない。
だが、生きている。
天を仰ぎ、ルフリーが掠れた声をあげる。
「やっ、たッ……」
センリが最後に放った滅却の光。それは、確かに虚影の王の攻撃を完全に消滅させた。
本当にぎりぎりだった。もしも消滅が成らなかったら、ルフリー達は確実に押しつぶされ命を失っていただろう。
もう指一本も動かせない。だが、センリはより重傷だ。
祝福とは生命のエネルギー、一時でもそれを枯渇するまで使い切るというのは、危険な状況だ。
なるべく早く街に運ぶべきだが、どうやらネビラも同じ状況らしい。隣に転がる仲間を見て、ルフリーは苦笑いを浮かべた。
ルフリーが指一本も動かせないのは、光翼を使いつつ、最低限の力を残してセンリに力を送ったからだ。ネビラも同じ状態という事は、隣の仲間も同じ選択をしたという事を意味している。
ネビラがしかめっ面をしているのは、彼も同じ事に気付いているからだろう。
三級とはいえ、ルフリー達も終焉騎士だ。少し休めば動ける程度には回復するだろう。
弛緩した空気が漂いかけた瞬間、乾いた声が響き渡った。
「はぁ、はぁ……見事な、一撃、よッ……」
「!?」
馬鹿な――ありえない。完全にセンリの攻撃が打ち勝っていたはずだ。
虚影の王の気配は読めない。だが、どこからともなく響き渡ってくるその声は確かに虚影の王のものだった。
「この時代の、終焉騎士も、存外にやる」
ルフリー達の頭上に影が差す。必死に身体を動かそうとするが、身体が全く動かない。
深紅の双眸が三人を覗いていた。虚影の王の声は乾いていたが、その表情には明らかな消耗が浮かんでいたが、傷などは見当たらない。
虚影の王が笑う。
「くくく……何故だ、とでも、言いたげだな。終焉騎士。手に載っていたのは、声を出したのは――ただの岩人形よ」
「ッ……」
全く、気づかなかった。
いや、平時だったら間違いなく気付いていただろうが、極限の状況で気づくほど余裕はなかった。
ルフリー達の表情に、しかし虚影の王が表情を曇らせる。
「卑怯と、言ってくれるな。我も、不服だ。まさか、転生して、初戦で土をつけられるとは――」
センリは未だ意識を失ったまま、ぴくりとも動かない。
身体が動かない。祝福も枯渇している。
くたりと力なく身を横たえるセンリに、虚影の王が腕を伸ばす。
「誇るが良い、この虚影の王をたった三人で追い詰めた事を――そして、恐れる必要はない。貴様らは我が血肉として永遠を生きるのだ」
「ッ……くそ、ったれ、が」
怒気の篭もったネビラの声。だが、その手は震えるのみで全く動いていなかった。
終焉騎士の血には祝福が巡っている。祝福の力の篭もった血は劇毒だ、通常時ならば吸血などできるわけがない。
だが、今のセンリは力を使い果たし祝福も枯渇している。
駄目だ。血を吸わせるわけにはいかない。
目の前の王の力は強大だ。力を取り戻せば、今度こそ大きな災禍になる。
吸血鬼が力を取り込める血は生き血だけだ。だが、今のルフリー達では自殺すらできない。
必死に肉体を動かそうとするルフリー達の前で、指先がセンリに近づく。
青白い指がその首筋に触れようとしたその瞬間、ぴたりとその動きが止まった。
「なんだ、貴様は――?」
虚影の王が顔をあげる。その背後に立っていたのは――ボロボロの青年だった。
手足はあらぬ方向にへし折れ、土埃で全身が汚れている。目の奥には光がなく、白い髪が静かに月光を反射していた。
立っているのが不思議なくらいだった。
人間だったのならば、間違いなくそのような状態では生きてはいまい。
だが、その青年は間違いなく生きていた。いや、生きていたという表現は誤りだ。
死んでいるが、動いている。
地獄の亡者を思わせるエンドの姿に、虚影の王が億劫そうに立ち上がる。
「
虚影の王の足元はふらついていた。だが、エンドの足元はそれ以上に覚束ない。
その目はまるで死者のように焦点があっていなかった。虚影の王の言葉にも何ら反応を見せない。
虚影の王が腕を伸ばし、その首を握りつぶす。湿った音があがるが、エンドはぴくりとも動かない。
不気味なものでも見たかのように、虚影の王の眉が歪む。
「……なんだ??? 貴様、何だ? 亡者に、戻ったか? 何故、動いている?」
その言葉に、エンドが初めて反応を見せた。
宙を彷徨っていた瞳が、焦点を取り戻し、虚影の王を見る。
血のように赤い瞳の奥には闇があった。腕が力なく持ち上がり、首を握る虚影の王の腕に添えられる。
圧迫されているはずの喉が動き、今にも消えそうな声があがる。
「ぼく、は……昏………………王。痛…………死……………お、お前……、は……虚――」
「ッ? …………何、だ?」
明らかに半死半生の相手に、虚影の王が問いただす。
エンドの目が大きく見開かれ、その視線が地面に――正確に言えば、倒れ伏すセンリに向けられる。
そして、エンドは力を振り絞るように言った。
「
「何……だと……?」
へし折れた手足がごきりと音をたて、元に戻る。ただ添えられていたはずの指先に力が戻り、虚影の王の腕を握りしめる。
目に光が戻る。だが、その奥に蠢く闇はそのままだ。
虚影の王がふらつく。まだ喉は握り潰されたままだが、次に出てきた声はもう掠れていなかった。
「僕は――
何を言っているのだろうか。だが、虚影の王が目を見開く。
「名前は、大切だ。だから、ロードはそれを、鍵にしたんだ。虚影の王」
ほとんどの力を失っているルフリーにもわかった。
まるで枷が外れたかのように、その死の気配が急速に濃くなる。
それは別の存在に変化しているかのように顕著な変化だった。
握られていた虚影の王の腕が音を立ててへし折れる。一歩後退ろうとするが、エンドは腕を離さない。
吸血鬼の膂力でも動かない。虚影の王の表情に警戒が過る。
そして、エンドは笑みを浮かべた。血のように赤い瞳がうっすら金の光――魔性の光を放つ。
その存在に思い当たったのか、虚影の王の表情が歪んだ。
金の光を放つ瞳は高貴なる者の証だ。
血の魔物の中でも特別大量の血を吸い力を蓄えた、恐るべき不死者。
誕生を確認されただけで終焉騎士団に注意が出回り、同族からすら怖れられるという、吸血鬼の貴族。
「
「なるべくなら、なるべくなら……後回しにしたかったんだ。痛みだって、我慢する。光が、恋しかった。せめて、一日だけでも――」
顔立ちは変わっていなかった。だが、明らかに雰囲気が変わった。
血の気のない容貌は同性であるルフリーをして、ぞっとするほど美しい。
金の瞳から血の涙が流れる。変異したてのせいか。だが、その声は酷く落ち着いていた。
「でも――もういい。僕の愛しい人を傷つけたな――汚い言葉は使いたくないけど、ぶっ殺してやるよ」
ついに覚醒を果たしたエンド。
古き魔王と新しき魔王との戦いが今、始まる。
「お前に二つの道をくれてやる。そこに倒れている二人のおっさんを持ってすごすご引き上げるか、センリも狙ってここで死ぬかだ!」
次話、「エンドはイケメンが嫌い」。お楽しみに!
※予告は実際の内容とは異なる場合があります
/槻影
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