100年に一度の時だからこそ、明るく、楽しく、元気よく！

2020年度　KBS同窓会　会長
前田 一寿（M23／株式会社ロブ代表取締役　兼　大妻女子大学特任教授）

　2020年のKBS同窓会会長を拝命しております前田一寿です。同窓会に関わるのは、ほぼ卒業以来です。100年に一度と言われる新型コロナ禍の影響で、私からの皆様へのご挨拶をはじめ、同窓会活動等、様々なことが遅れておりますこと、心よりお詫び申し上げます。

　さて、私の略歴ならびに近況をお伝え申し上げます。私はM23期（2000年4月～2002年3月修了）に属します。大学卒業後、ゼネコンで事務系として16年間、海外部門や経営企画部門におりました。その間、初めての海外出張の際にはマニラでマルコス・アキノの革命に遭遇、駐在先は西サモアという南太平洋の楽園とサンフランシスコ。政府機関出向やゼネコン疑惑真最中の企業広報等、他では味わえない日々を過ごしました。普段は勉強嫌いなのにビジネスの普遍的な知見を得たくなり、一大決心をしてKBSに進学致しました。在学中は田中滋研究室に所属。田中教授からは学問とワインのすばらしさ、そして紳士で真摯な生き方をお教えいただきました。また、1年3学期以降、全ての講義のレポート、修士論文まで、起業しようと決めていた組織ストレス対策事業に絡めて書きました。IPはスウェーデン。その間に911が発生し、北欧の地で世界が急変する様を見ていました。KBS修了後、予定通りに組織ストレス対策を行う株式会社ロブを起業しました。社名のロブ（LOV）はスウェーデン語で広葉樹とか、Vacationという意味を持っています。いつも忙しい日本人に必要な「癒しやお休み」が連想できて気に入ったのと、語呂の良さから名づけました。ロブももう18期目。KBSで何を学んだのでしょうか。いつまで経っても小さな企業です。

　話を戻します。2020年は新型コロナ禍のため、3月から6月まであらゆることを自粛せざるをえなくなり、自粛要請開けよりようやく同窓会活動も動き始めました。今期は残念ながら、これまでのような皆集まっての同窓会活動は一切できそうにありません。ほぼ全てがWEBとなるとお考えください。ただ、そのお陰で、久しぶりに幹事会や同窓会イベントに参加できるという方も増えるのでは？というメリットもありそうです。

　在学生の方々との交流も、これまでよりもやりやすくなったとも感じています。先日も何名かの1年生、2年生と2時間にわたりZOOM面談をしました。在学生はフルタイムの皆さん、EMBAの皆さん、ともに非常にユニークです。せっかくなので同窓生の皆様が在校生と接する機会を少しでも増やしたいと思っています。

　最後に、同窓会を支えておられる方々も紹介します。同窓生の皆様にいろんなお手伝いをする事務局のお二人、連携して同窓生、在校生の皆さんを支えている委員長室の方々、全員、とても優秀なうえKBS愛にもあふれていて大好きなメンバーです。役員ならびに各委員会のメンバーも、みんな明るく、そして驚くほど真摯です。あわせて、いつもご指導いただいているKBSの余田委員長、磯辺教授はじめ先生方には心から感謝しています。このような陣容で、同窓生の方々に、こんな時だからこそ、明るく楽しく元気よく、できる限りのお手伝いをさせていただく所存です。

　長くなりましたが、私からの同窓会長就任の挨拶とさせていただきます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
（写真はここ十数年間使っているお気に入りで、実物よりかなり若いです。）