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沖縄、入院できないコロナ患者211人に増加 90代含む37人新たに感染

2020年8月4日 05:23

 県は3日、新たに10歳未満から90代の男女37人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。累計の陽性者は554人になった。病院や軽症者向けの療養ホテルに入れず自宅待機している人は、前日の約140人から211人に増えた。

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は2日から導入を決めた軽症や無症状の人の自宅療養に関し、3日から対象者に文書で通知を始めた。宿泊療養では新たに那覇市内のホテル100床を確保し、4日から運用を始める。

 新規感染37人のうち、10代5人、20代12人、30代4人と若い世代が21人で、半数を超えた。重症化リスクが高いとされる高齢世代は90代男性、60代男性の2人だった。

 県によると、県内初の院内クラスターが発生した沖縄赤十字病院では、新たに90代の患者1人が感染し、陽性者は8人になった。

 同じ場所で5人以上が感染したクラスター(感染者集団)は、県内では同病院を含めて五つ。那覇市の繁華街・松山で36人、沖縄市のコールセンター12人、久茂地のバー9人、石垣市の店舗で6人になった。

 七つある県の警戒レベル指標では入院患者数、病床利用率、直近1週間の新規感染者数、新規PCR検査の陽性率の四つが第4段階の「感染まん延期」に達したままとなっている。

 在沖米軍関係では、ホワイトビーチ所属の1人が感染した。累計は274人。

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