夏合宿の後の…

前編は下記リンクから【SEXにハマった日】

SEXにハマった日。


先輩としてしまった夜から数日後、サークルの夏合宿は予定通り敢行された。2泊3日の合宿だった。

「テニスサークルの合宿」というと、如何わしいものを想像される方もいるかもしれないが、私の所属するサークルは、体育会のテニス部ほどではないが、かなり真面目にテニスをするサークルだった。

合宿の会場までは、よくある貸し切りバス2台で行った。合宿の参加者は総勢80人以上で、例年より多かった。

普段なかなか練習に参加できていない子も来てくれていた。もちろん例の先輩も参加していた。

私と目が合った時、いつものように屈託の無い笑顔で「おはよう」と挨拶してきた。まるであの夜なにもなかったかのように。

挨拶を返さないわけにはいかないので、私も「おはようございます」と挨拶した。笑顔は引きつっていたかもしれない。

前にも述べたが、私と先輩は合宿の責任者、幹事だったので、2人は司会を務める事になっていた。バスは2台あったので私達は別々のバスに乗り、そこで司会をしてバス内を盛り上げた。

会場に到着後、皆で昼食を取って、予定通り、男女別でトーナメント戦が開催された。1日目はシングルスだった。

実は私は小学生からテニスをしているテニスガチ勢だった。トーナメントにはテニス初心者も参加していたので、もちろん加減はしていたが、相手にならなかった。

順調に勝ち進んで、準決勝に勝利し、決勝に駒を進めた。 先輩も男子の部で圧倒的な強さを誇っていた。先輩がテニスをしている姿は、いつも通り、とてつもなくカッコ良くて眩しかった。そのカッコ良さとカリスマ性に私は憧れたのだから。先輩も決勝まで駆け上がった。

「見た?俺の試合!」先輩が笑顔で駆け寄ってくる。「はい、凄かったです……」いつもならもっと褒めていただろう。ただ、あの夜の事が頭にチラついて先輩と上手く話せなかった。

なにせ、あの夜、先輩は付き合ってもいない私を犯しまくったのだから。 1日目の試合は終了した。決勝戦は翌日の午前に執り行われる。決勝戦に進む私は周りの後輩たちからとてももてはやされて、気分が良かった。

1日目の夜は、外でバーベキューをした。私は先輩とは必要以上に絡みたくなかったので、避けるように先輩と離れた所で食事をした。

先輩もそれを感づいていただろう。 夜が明けて2日目。

遂に男女別トーナメントの決勝戦が行われた。決勝戦の相手は流石に実力者で一筋縄では行かない相手だったが、なんとか勝ち切り、女子の部優勝を果たせた。 また先輩が駆け寄ってくる。

「れなちゃん!凄いね!!優勝すると思ってた!」純粋な気持ちで褒めているのだろうが、私は素直には喜べなかった。「ありがとうございます」棒読みで返した。 男子の部決勝戦も白熱した戦いだった。

先輩と、当時のサークル会長との凄まじい一騎討ちだった。私はその試合を見ていたが、大好きな先輩を心から応援する事ができなかった。いつもなら声を上げて先輩にエールを送っただろう。

しかし、あの夜の事がもう頭から離れないのだ。考えないようにすればする程、あの時の情景が浮かんでしまう。試合を純粋な思いで見る事ができなかった。

試合はタイブレークまで縺れ込む大接戦となったが、軍配は会長に上がった。先輩が負ける所など見たくはなかったが、それでも最後まで戦い切った先輩はカッコ良かった。 準優勝に終わった先輩は、かなり悔しがっていた。

「れなちゃんにカッコ悪いとこ見せちゃったね」こういう事を彼女でもない私に平気で言ってくる事に辛さを感じた。そういうのは、好きな女の子に言う台詞ではないのか、そう思った。

「カッコ良かったですよ」そう返した。目は見れなかった。

シングルスの後は、男女混合ダブルスが執り行われた。上回生と下回生がセットになるようにペアが組まれた。こちらは白熱したシングルスとは打って変わって和気藹々とした雰囲気で大盛況だった。

テニス未経験者も楽しんでくれたようなので、企画した側として、とてつもなく嬉しかった。 最後の夜のリクリエーションが開催された。

司会進行はもちろん私と先輩。幹部たちで企画した劇や、漫才が行われ、こちらも大盛り上がりだった。そこでも、私は必要以上に先輩と絡む事はなかった。

最終日、帰りのバスは皆、爆睡だった。三日間で相当疲れたのだろう。帰りのバスの司会ではなかったので、私も到着するまで眠った。 到着後、合宿の打ち上げの飲み会が敢行された。

幹事であり、トーナメントも制した私が乾杯の音頭をとった。その飲み会でも私は先輩を避けるように離れた席に座った。

私が所属していたサークルは毎年秋に代替わりをしていた。そこで新会長や、その他諸々の役職を決定していた。私は次期会長候補に上がっていて、3年生の方達から(当時私は2年生)会長を務めてくれるか、とお願いされた。

断る理由もないので私は承諾した。(実際に私はその後1年間サークルの会長を務めた) その話を聞いていた先輩が私の隣に座ってきた。

「れなちゃんが会長なら誰も文句無いね!おめでとう次期会長!」そう言いながら、テーブルの下で、私の太腿に手をかけてきた。初めはポンポンと叩く程度だったが、明らかにやらしい手つきに変わってくる。

手を退けようとするが、離してくれない。手は徐々に内腿をさすってくる。あの夜の感覚が蘇ってくる。スカートの中まで手が入ってきた。私は先輩の方を見て首を横に振った。

「こんな所で辞めてください、誰かに見られたらどうするんですか」私は小声で言った。「ここじゃなかったらいいの?合宿の荷物の片付けあるからさ、また来てよ」そう返してきた。目的は片付けなんかじゃない。行けばまた犯される。

それは分かっていた。だけど、先輩の事を求めてしまう自分もいた。あんなに気持ち良いSEXを知ってしまったから。それに、あんな事をされても私は先輩の事がまだ大好きだったから。

飲み会が終わり、皆と別れ、結局私は先輩の部屋に連れ込まれてしまった。もう何が起こるのか明白だった。部屋に入るや否や、玄関で先輩はキスをしてきた。先輩の舌が口の中に入ってくる。

そして私の舌に絡めてきた。ねっとり、じっくりと。

「舌出せ」先輩の息が荒くなる。言われるがまま舌を出す。私の舌に優しく吸いついてくる。キスが既に気持ち良い。舌を絡ませる音が玄関に響く。

キスをしながら、先輩は私を抱きかかえて、ベッドに寝かせた。とろけるようなキスは、前の夜よりも心地よく感じた。いつの間にか私は服を脱がされていた。

「今日の下着も良いね、綺麗だよ」そう言ってホックを外し、またも乳房を露わにされた。あの夜と同じように、優しい愛撫が始まる。思わず声が漏れた。

「気持ち良いか?」先輩の声が快感に輪をかける。頭ではイケない事をしていると分かっていた。しかし、体はそれを待ち望んでいたかのように反応してしまう。 パンツも脱がされ、またも手マンで何度も何度もイかされてしまう。

それもあの夜よりも簡単に。 「良い反応になってきた」そう言って私の体を弄び続けた。その至高の愛撫は何十分続いただろうか。私はもうただ喘いでイかされているだけだった。

「俺のも気持ち良くしてくれよ」そう言って、反り立つ硬棒がベールを脱いだ。私は言われるがままにその棒を自ら咥え込んだ。

先輩のソレは私の唾液でヌルヌルになっていく。フェラの音が部屋に響き渡る。その音で私も興奮してしまう。

先輩は私の前髪をかき分け、頭を撫でてくれていた。フェラをして頭を撫でてくれたのは先輩が初めてだった。私は先輩の反応を確かめながら、夢中で舐めた。

先輩の荒い息が私の興奮に拍車をかけた。大好きな先輩は今、私のフェラで気持ち良くなっている。私は憧れの先輩に、言われるがままフェラをしている。

そう考えただけで濡れてくるのが分かった。 「さ、挿れようか」私はもう自分から仰向けになってしまっていた。「良い女になってきたな」そう言って先輩はソレを私に挿入した。

先輩の硬いものがまた入ってくる。待ち侘びていたかのように身体が快感で震える。私の体はもう先輩の全てを受け入れていた。ピストンが始まる。

「気持ち良いか?」先輩が言ってくる。私は顔を隠した。しかし先輩はそれを許してはくれなかった。「素直になれよ」パンパンという音が部屋じゅうに響く。

とてつもない快感が襲う。 「どうなんだ?気持ち良いのか?」突きながら聞いてくる。「気持ち良いです」私は遂に答えてしまった。 その言葉を発した瞬間に、胸の中で張り詰めていた何かが切れた気がした。

私は快感を認めてしまったのだ。

頭ではいけない事だと分かっていながら。先輩のピストンは、私の中にある倫理観や理性を一つ一つ打ち砕いていった。私はその快感に全てを支配されてしまった。快楽という名の怪物に完全に負けてしまった。

テニスでは勝利したが。 理性の枷が完全に外れた私はもう何も考えられなくなっていた。

確か部屋の冷房は23℃とキツめのハズだったが、私達は汗だくになりながら朝になるまで夜な夜な求め合った。

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