SEXにハマった日。

あれは私が大学2年の夏だった。

当時テニスサークルに所属していた私は、
同じサークルの1つ歳上の先輩に1年生の頃からずっと憧れていた。

その先輩はとてつもなく頭が良くて、容姿端麗でテニスも上手だった。
また誰に対しても優しい人で、サークル内ではかなりの人気者だった。

もちろん私にも優しく接してくれていたのだが、引く手数多な先輩は、
高嶺の花過ぎて私なんて相手にされないだろうと恋は諦めていた。

ある日、「夏合宿の荷物の整理をしたいから手伝って欲しい。俺の部屋に来て。」とその先輩からLINEが送られてきた。

私と先輩はサークルの幹部で、合宿の責任者だった。1人で男の人の部屋に行く事に抵抗はあったが、立場も立場だし、先輩に限って変な事はしてこないだろうと思い、割り切って承諾した。

日時を伝えられ、時間通りに先輩の部屋へと向かった。それが選択ミスだったと気付くのは後の事である。

「お邪魔します」と言い、脱いだ靴を揃えて先輩の部屋に上がった。

男の人の部屋とは思えない程きちんと物が整理されていて、誰が見ても綺麗な部屋という印象だった。

最近別れたばかりだった元彼の部屋は非常に汚かったから余計に綺麗に見えた。普段から几帳面な先輩。部屋にも几帳面さが溢れていて、ますます先輩に対する好感度が上がった。

「なんか飲む?」と優しい声が耳に届いた。「大丈夫です、お気遣いなく」と遠慮したが、「喉乾いたでしょ。お茶飲みなよ」と麦茶が出された。

やはり先輩は途轍もなく優しい。正直、喉がカラカラだった私はお言葉に甘えて、麦茶を頂いた。ドキドキが止まらなかった。

合宿のスケジュールの確認と、持っていくべき荷物の整理が一通り終わった後、私は突然先輩に抱き締められた。 「我慢できないわ」 そう言ってベッドに押し倒された。私は驚きの余り状況が飲み込めず声が出なかった。

私の上に乗ってきて、無理矢理キスをされた。

「何してるんですか先輩、私達付き合ってないんですよ」 「でも1人で男の部屋に来たんだから、こうなる事予想できたでしょ?」 「先輩が呼んだんじゃないですか。立場の濫用です。こんなの嫌です」 「最近彼氏と別れたらしいじゃん。問題無いでしょ」 そう言って無理くりに私の服を脱がせにかかる。

確かにこういう事があるかもしれないと危惧はしていた。でも何度も言うように、尊敬している憧れの先輩がこんな事をしてくるとは思えなかったのだ。

先輩に対して抱いていた”良識ある紳士”という理想像が一気に瓦解していく。本当は殴ってでも抵抗すべきだったのだろう。しかし明確な好意を抱いている相手を完全に拒絶する事ができない。

そんな事を考えているうちに、もう私は服を剥ぎ取られ下着姿にされていた。「綺麗だよ」先輩の優しい声がいつもより汚れて聞こえた。

男の人とこういう事をするのは初めてではなかった。付き合っていた方とのSEXは普通に経験していた。もちろん最近別れた元彼とも。

しかしその頃私はSEXがそんなに好きではなかった。確かに好きな人に求められる事に幸せは感じていた。だが、SEXを気持ち良いと感じた事が無かったのだ。

半ば義務感に似た感情に駆られながら恋人との行為に及んでいただけだった。 遂に先輩はブラのホックに手をかけた。私の抵抗心も虚しく、あまりにあっけなくホックは先輩の手によって外された。

そのままブラを剥ぎ取られる。私はもちろん自分の胸を両腕で隠そうとした。しかし男の人の力に敵うハズはない。先輩は私の両の手を胸から引き剥がし、ベッドに押さえつけた。

隠す物がなくなり、露わになった私の乳房を先輩は凝視して言った。 「おっぱいこんな大きいの、しかもメッチャ綺麗。やらし…」 恥辱心でもう死にそうだった。付き合っていない人に裸を見られてしまった。こんな不本意な形で。

「もう大人しくしてろよ」 そう言って、私の乳輪に舌を這わせた。時計周りに先輩の舌が動く。言動とは裏腹に非常に優しい愛撫だった。

ゆっくり、ゆっくり舌先で乳首を刺激してくる。こんなに優しく刺激されたのは初めてだった。元彼はもっと荒々しかったから。もう一方の乳首を指の腹で優しく刺激しながら、ゆっくり吸い上げる。

確かな快感が脳を襲う。不覚にも声が漏れる。私の弱点をまるで初めから知っていたかのように、ゆっくりと攻め立てる。

「綺麗な乳首がこんなに勃ってんぜ、言い訳できないな」 ありきたりな煽りなのだろう。しかし攻めが終始優しい。乳首を攻められてこんなに感じてしまったのは初めてだった。

一通り乳房を攻められた後、とうとうパンツまで剥ぎ取られてしまった。一糸纏わぬ姿になった私をまたみだらな言葉で揶揄してくる。今度は股を開かされた。次に何をされるのか予想はついていた。私の恥部に、指を這わせた。

「あれ?もうこんなに濡らして……」 言い訳できないほど私のそれは愛液で濡れそぼっていた。今までにここまでびしょびしょになった事があっただろうか。

先輩の指が中に入ってきた。 私はそれまで手マンが死ぬ程嫌いだった。何故なら全く気持ち良くない上に痛かったからだ。いつもいつも我慢しながら演技していた。先輩の指の侵入はその恐怖を彷彿とさせた。

しかし、先輩はここでもやはり、荒ぶった言動とは違い、優しく指の腹でなぞるように中をゆっくり刺激してきた。感じたことのない快感が身体を巡る。

思わず声が出てしまう。先輩はそんな私の反応を確かめるようにゆっくりと中を攻める。演技などせずとも声が勝手に出てきてしまう。

付き合ってもいない相手に、いいように、完全に感じさせられてしまっていた。その背徳感に似た感情が快感に拍車をかけた。先輩は指で中をゆっくりと刺激しながら、私のクリに舌を這わせる。

こちらも決して激しく動かす事はなく、終始ソフトなタッチでの愛撫だった。クチュクチュという音が鼓膜を震わせ、脳に響く。手マンがこんなに気持ちいいものだなんて思いもしなかった。

その攻めがいったい何分続いただろうか。私はもうただ喘いでいるだけだった。気持ち良過ぎてだんだん怖くなってくる。

次の瞬間、頭が真っ白になった。体は痙攣していた。 「イったな」 大嫌いだったハズの手マンで私はあっけなくイかされてしまった。こんなに気持ち良いものだなんて。生まれて初めてイかされた。サークルの先輩に。

尊敬する憧れの先輩に。 今度は先輩が服を脱ぎ出す。先輩のパンツから出てきたソレは元彼のよりも遥かに大きく太く、立派なものだった。 「舐めろ」 初めて命令口調で言った。私はもちろん首を横に振った。

しかし先輩は力尽くでソレを私の口に当てがった。 「今さら何恥ずかしがってんだよ。あんなにイってたくせに」 私は口を開けて先輩のソレの侵入を許してしまった。口の中に大きくて太いものが入ってくる。

元彼のとは比べ物にならない大きさだった。 「もっと舌使え」 言われるがまま舌を動かした。ジュポジュポと音が響く。こんなに大きな物を咥えたのは生まれて初めてだった。先輩が気持ち良さそうにしている。

「はぁぁぁ、そうそうそこだ、やればできるじゃん」 いつも優しい先輩の乱暴な命令口調にどこか興奮を覚え始めたのはこの時くらいからだろうか。一心不乱に先輩のソレを舐めた。

「そろそろ挿れようか」 先輩は私を仰向けに寝かせ、また股を開かせた。 「先輩。それはダメです」 そうは言うものの、もう私に抵抗心はほとんど残っていなかった。先輩はソレを私の恥部に擦りつける。

そして遂にその大きくて硬い物は私の中にゆっくりと入ってきた。思わず声を荒げてしまった。こんなに硬いのを入れられたのは初めてだから。未知の感覚が身体を襲う。先輩はゆっくりと腰を振り始めた。

「可愛いなぁ」 そう言いながら私の奥をグリグリと突いてくる。 「あぁ、締まる、良いねぇ」 そう言って突き続けた。

私は快感の余り、もう何がなんだか分からない。 そこからの事は正確には覚えていない。なにせ、気持ち良過ぎたから。

あんなにSEXが気持ちの良い物だなんて。私はその夜、一晩中犯され続けた。大好きな、憧れの先輩に。 私はあの日を境に先輩とのSEXにハマってしまった。

先輩は私を頻繁に部屋に呼ぶようになった。もちろん目的は周知の通りだ。どんどん先輩好みの体に開発されていった。 私は先輩が大好きだった。でも先輩の彼女にはなれない。

先輩からすれば私は、性欲処理の道具でしかないから。それでも先輩とSEXしている時間だけは幸せだった。その時間は私の事を求めてくれるから。

私はSEXの快楽という名の沼にハマり、その沼の泥は着実に私の体を侵食していった。泥は、私の骨の髄まで溶かしていった。

後編は下記リンクから【夏合宿の後の…】

夏合宿の後の…

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