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“保健所の対応遅れ”で濃厚接触者である児童らが通学…感染判明でクラス閉鎖&検査へ

更新:2020/08/03 17:29

 全国的に新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、兵庫県で8月2日には男女60人の感染が確認されました。1日当たりの感染者数としては過去2番目の多さです。8月3日も新たに27人が確認されていて、これまでに感染が確認された人の数は合わせて1339人と急増しています。

 また8月1日には朝来健康福祉事務所管内で60代男性1人の陽性が確認され、兵庫県北部の但馬地域で初めての感染者となりました。

 「今すごく流行ってきているので、いずれは来るかなと思ったが、まさか出るとは。」(地元の人)
 「仕方がないのかなとは思いますが、他府県ナンバーを見ると怖い面はありますね。」(地元の人)

 兵庫県の井戸敏三知事は…

 「残念ですね。絶対ゼロが続くということは考えられないと思っていましたが、但馬で市長懇話会をやったら、その翌々日に発症するなんて。私が持って行ったわけじゃありませんけど、非常に残念だなと思っています。」(兵庫県 井戸敏三知事 8月1日)

 一方、芦屋市では保健所の対応巡って学校現場で混乱が起きています。

 7月25日(土)に、市内の民間学童で働く職員の感染が確認されました。しかし、芦屋保健所による調査や学童への指導が遅れたため、濃厚接触者となる学童の児童らが週明けも通学するなどしました。うち1人の感染がその後確認され、芦屋市では児童が通う小学校のクラスを閉鎖し、同級生や担任合わせて35人がPCR検査を受ける事態となっているのです。

 芦屋保健所は「今後は感染経路についてより早く丁寧に調査したい」としています。


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