過去にも幾度と当サイトで記した内容ですが、これから採集シーズンを迎える期初にあたり、採集長期飼育の注意事項を改めて記します。
1)飼育設備を整える
採集魚の長期飼育する為には、オーバーフロー水槽且つ、水槽を複数本保有し飼育課程に適した形状でなければ結果は残り辛いものです。
濾過槽を外部や上部で幾ら頑張っても物理的に限りなく難しいものだと思って下さい。
因みにサイフォン式のオーバーフローは機能が見込めない為、選択肢から外されることをお勧めします。態々、サイフォン式にするメリットは全くありません。
採集家として飼育設備の確立は、採集を始める以前のお決まり事項です。
これを逸早く理解出来る考え方になったヒトから成功していきます。
2)持ち帰り個体数は適度に
沢山獲れたから、また数匹だけだと死んでしまったら困るなどの理由で、多くの個体を持ち帰っても逆効果です。
餌付け専用の区分けされた水槽を保有しないまま、隔離ケースで幾ら頑張っても先細りの結果しか残りません。
3)成功事例を的確に判断
サイトやブログ上でも数多くの情報が発信されていますが、不適切な記事も多く見掛けます。
例えば、長年に亘って飼育経験があったとしても、チョウの生存実績が5年未満しかない飼育者の意見や飼育の考え方は参考にしない方が良いでしょう。
幾ら机上で知り得た知識を行使したとしても結果が全てであり、根拠・裏付けのない飼育理論は健全な飼育の妨げとなるだけです。
長期飼育成功の秘訣は現に長期飼育している採集家の飼育スタイルをそのまま習うことが確実であると考えます。
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