都会に住むとわからない…地方の“新型コロナ差別”の実態
新型コロナで感染者が出ると地元のテレビや新聞などの県内ニュースで、会社の建物がTV画面や新聞の写真に映し出される。
「都会と違って田舎ですから、従業員の数も少ない。すぐに"〇×が新型コロナらしい"という噂が広まる。それが事実かどうかなんてことは関係なく、噂が立った時点でその人物の評価はガタ落ちです。取引先からも敬遠され、会社に居ずらくなり、引っ越しを余儀なくされかねません。ですから、田舎では新型コロナ感染に対する危機感は都会の比ではありません。とにかくネット以上に速い田舎の情報網によって、勤務先、家族構成全てあらわになる。近くに親、親戚が住んでいる場合には、菓子折りをもって近所に謝りに行くが、受け取ってもらえないといった類の話も聞きます」
■県外ナンバーには強いアレルギー
車を所有している人の中には転勤で引っ越してきて車のナンバーが元のままという場合が少なくない。