更科梨沙(セリア・レーヴェン)視点 3-⑦
翌朝、流石にずっと寝ていたせいか、朝日が地平線から顔を出すのとほとんど同時くらいに目が覚めてしまった。
いつもよりもずっと早い時間の起床だが、それでも頭の中はすっきりしていた。
「ん……っ!」
上体を起こしてぐっと伸びをし、体のコリをほぐす。
一応木の根や大きな石ころがない場所を選んでいるし、神術で土を柔らかくしてはいるが、それでもやはり地面は地面だ。寝れないことはないが、お世辞にも寝心地がいいとは言えない。
そろそろちゃんとしたベッドで眠りたい今日この頃。
上体を起こしても特に眩暈などを起こさないことを確認してから、私はゆっくりと立ち上がった。
それでも立ち眩みが起きないことを確認すると、今度は軽く体操のようなことをやってみる。
「う……んん! ふぅ……」
一通り体を動かしてみて、どうやらだいぶ体調が回復したらしいことを確認した。
これだけ動いてみても眩暈が起きないし、体の力が抜けるようなこともない。頭の中もすっきりしている。
「う~ん、熊肉は偉大なり……」
無意識にそう呟き、ふと昨日の光景を思い出してしまった。
「うっ……!」
反射的に口元を手で押さえる。
昨日の私は……一体何をした!?
熊の肉を食べた。うん、ただそれだけならまだいい。
だが正確には、
……今改めて思うと、かなりのグロ映像だよね。
野生の熊を仕留め、その足切り落として適当に皮剥いでかじりつくって……私はどこの
思わず昔妖怪漫画かなんかで読んだ、子供の手足をボリボリかじる鬼の姿を思い出しちゃったよ。……いや、鬼って言ってもアンタじゃないから。ひょっこり出てくんな。呼んでないから帰れ。
はぁ……いくら貧血で頭がボーっとしてたからって、昨日の私、女子として色々と終ってた気がする……。
額を手で押さえつつ、溜息を吐く。
まあ済んだことは仕方ない。昨日は緊急事態だったのだ。
これからはもう、野生の動物を狩って食べる機会なんてそうそうないだろう。
というか、素面であんなこと出来る自信がない。
害獣の命を奪うことにはもう躊躇いも覚えないが、それは飽くまで神術での話だ。
自身の手で刃を握り、その血に、肉に、命に触れることには、まだ慣れない。
もちろん戦闘となれば割り切るが、生きている動物を食べるために狩って解体する、なんてことは、私にはまだハードルが高い。
……昨日の私は平然とやってたけどね!!
あぁもう、やめやめ! さっさと忘れよう昨日のことは。
そしてもうあんなことはしない! よっぽど切羽詰まらない限りは!
そう心の中で宣言し、私は出発の準備を整え始めた。
顔を洗い、毛布代わりにしてた服をしまうと、《破天甲》を装備し直す。
そして、土属性神術で“土壁”を元に戻して――――
「うわっ!!?」
素っ頓狂な声を上げてしまった。
いや、でも仕方ないと思う。
だって土壁の向こうに狼がズラッと並んで、伏せの体勢を取ってるんだもの。
「な、なに? なんなの!?」
狼達から敵意は感じないが、あまりにも予想外過ぎる光景に動揺を隠せない。
どうすればいいか分からずにただ戸惑っていると、先頭にいた狼が頭を上げ、何やら背後に視線を送った。
すると、群れの後方から5匹の狼が、それぞれの口に獲物を咥えて近寄って来た。
そしてその獲物達を私の前に並べると、元の位置に戻って行く。
それを見送ってから、先頭にいた狼――たぶん群れの長――が私に視線を向けた後、再び伏せの体勢を取った。
……え? ナニコレ?
もしかして、「昨日は姐さんの獲物を取っちまってすいやせんでしたぁ! 詫びと言っちゃあなんですが、これらの品を収めるんで勘弁してつかぁさい!」ってこと?
いやいや、いらないから。
昨日の熊はどうせ1人じゃ食べられなかったし、むしろお残ししないで済んでよかったと思ってるくらいだから。
それに、その詫びの品っていうのが……
鳥、鳥、鹿、鳥、猿
……いやいやいや! 難易度高いから!!
鳥はともかく鹿とか普通に可愛いし! 雌なのか角も生えてなくて愛らしいし! なんか首ぐりぃーんってなってるけど。なんか首ぐりぃーんってなってるけど!!
猿? いやいやいやムリムリムリ! 霊長類は絶対ムリ!! というかどうやって食べればいいのか分からんし!!
……ん? え? いや、もしかしてこれ食べろと?
いやいやいや、いくらなんでもフラグ回収早過ぎじゃない?
え? 鳥ならイケるだろうって?
いやいやムリでしょ。だって鳥の血抜きってあれでしょ? 首チョンパして足掴んで吊り下げるやつでしょ? その後羽をむしって丸裸にしないといけないんでしょ? 流石に難易度高過ぎですわぁーー。
完全に尻込みしてしまっていると、先頭の狼が「さあどうぞ」とばかりに鼻の頭で1羽の鳥を押し出して来た。
当然押し出された分後ずさる私。だって鳥さんの目が虚ろなんだもん。やっぱり首がぐりぃーんってなってるんだもん。
なんなのこの状況。さっき立てたばかりの誓いを狼達が全力で破らせようとしてくるんだけど?
しかし、私が後ずさった途端、狼達が何やら悲壮な雰囲気を発し始めた。
え? なに? 今度はどうしたの?
黙って見守る私の前で、先頭の狼が背後の狼達に何か言い始めた。
当然狼の会話なんて理解出来ない私だが、何やら先頭の狼に向かって、他の狼達が食って掛かっているような気がする。
だが、先頭の狼はそれらを決然とした態度で退けると、私の前に来て
その姿に、背後の狼達が悲壮な感じで遠吠えを始める。
オオーーン ワオオーーン ウワオーーン
……相変わらずうるさい。
しかし、今はそれどころではない。
私の前に来たこの狼の、何やら決意しちゃった感じのご様子。
「全てを受け入れます」とでも言いたげな澄み切った瞳をしてらっしゃる。
……これはあれか?
「詫びを受け入れてもらえんというなら仕方ない。わしの首を差し出しますけぇ、どうかこれで手打ちにしてつかぁさい」ってことか?
なんなのこの狼? なんでそんな極道みたいな覚悟決めちゃってるの?
いやいや、いくら獣とはいえ、無抵抗な相手の首を刎ねる程私は鬼畜じゃないからね?
というかアンタらも獣なら獣らしく、勝てないと判断したならさっさと逃げ出しなさいよ。
何を律儀に筋通そうとしてんのよ。
そんな態度で来られたら益々手を出しにくいわ!
ああぁーーーうぅーーーーええぇーーーっと…………
ポン ナデナデ
色々と考えた結果、気にするなという意味を込めて頭を撫でてみた。……《破天甲》装備したままだけど。
その結果、なんだか「お許し頂けますかぁ!」みたいに潤んだ目を向けられた。
……狼でもチワワみたいに目を潤ませたりするんだね。……ん? なんで今お父さんの顔が脳裏に浮かんだ?
内心首を傾げつつも、慈愛に満ちた(つもりの)笑顔を浮かべ、頷いてみせる。
すると、狼さんは背後を振り返って歓喜の遠吠えを上げた。うわっ、うるさっ!
それに応じて、狼の群れが遠吠えを始める。……本当にうるさい。もう帰っていいかな? 帰っていいよね? うん、帰るわ。
遠吠え合戦を始めた狼達を尻目に、私は“飛行”を発動すると、その場から飛び去った。
……飛び去る私に向けて遠吠えが放たれた気がするが、気のせいだと思いたい。
* * * * * * *
「無い……」
上空から山を見下ろしながら、私は呟いた。
私が何をしているかというと、逃げる際に使ったナハク・ベイロンの竜晶石の捜索だ。
あの時、セナト=ラ・ゼディウスの原初の御業が発動する直前、私は右ポケットからナハク・ベイロンの竜晶石を取り出し、そこに込められていた“空間接続”を起動した。
そして、開いた門に飛び込むや否や再び門を閉じ、辛くも窮地を脱したのだ。
しかし、ナハク・ベイロンの竜晶石を持って逃げることは出来なかった。
当然だ。“空間接続”の2つの門と竜晶石の相対位置が固定されていたのだから。
「竜晶石の斜め上空と斜め下方に門を開く」という設定をそのままにしていたので、竜晶石を持ったまま門を潜ることは出来なかったのだ。というか空中だからよかったものの、下手したら接続先が土の中という、有名なゲームのトラウマ転移トラップ状態になるところだった。
そんな訳でナハク・ベイロンの竜晶石をその場に捨て置いてしまったので、セナト=ラ・ゼディウスがいなくなった今、改めて回収に来たのだが……どれだけ探しても目当ての竜晶石が見付からなかった。
大きさは握り拳程度でも、あれだけの神力が込められている付与触媒なら上空からでも一目瞭然のはずだ。
山火事が起こって地面が剥き出しになっている分、更に発見は容易なはずだった。なのに見付からない。
「もしかして……落雷の直撃を受けて跡形もなく消し飛んじゃった?」
信じたくはないが、これだけ探しても見付からないとなると、そうとしか考えられない。
それに、山肌に残された落雷の爪痕を見ると、それもあながち間違いではないと思えた。
一体どれほどの威力だったのか、落雷が落ちたと思われる場所が小さなクレーターと化していたのだ。
落雷ではなく小さな隕石が落ちたと言われた方がまだ信じられる。
(衝撃で地面が爆ぜるとか……どんな威力よ)
そんなクレーターが、目に入る範囲だけでも十数か所に渡って存在する。
複数箇所から一斉に出火したせいか、これだけの山が一日と経たずに
実のところ、私も竜晶石がどの程度の強度を持つのか正確なところは知らない。
様々な神具に剥き出しのまま用いられていることから、かなりの強度があるとは思うが……地形すらも変えるような超威力の神術を受けては、流石に持たなかったのかもしれない。
「これはもう……見付からない、かな」
もうかれこれ2時間近く捜索している。
これだけ捜索しても見付からないなら、やはり消し飛んでしまったか、あるいは砕け散って神力を霧散させてしまったか。そのどちらかだろう。
どちらにせよ、もう付与触媒として使い物にならないことは間違いない。
「はあ……仕方ない、か」
あれ程の付与触媒を失ったのは本当に惜しいが、命には代えられない。
あの時はああするしか方法が思い付かなかったのだ。
結果的に命は助かったのだから、それでよしとしよう。
そう自分自身に言い聞かせると、私は捜索を切り上げて帝国に戻ろうとして――――
「ん?」
何かが視界の隅に映った。
「……なに?」
自分自身でも何が気になったのかは分からない。
しかし、ある種の予感のようなものに導かれるように、私は視線を戻した。
眼下には焼け落ちた山林が広がっている。
所々クレーター上に
その消し炭の山に紛れるようにして、炭よりもなお黒い棒状の何かがあった。
「……」
普通に考えれば、偶々少し色が濃いだけの燃え残りだと思うだろう。
しかし、なぜか私はその正体を確かめずにはいられなかった。
ゆっくりと下降し、その近くに降り立つ。
そして、間近に見てようやくその正体に気付いた。
「これは……あの時の……」
地面に転がる
光を呑み込むような艶消しの黒に染まる、全長2m程の円錐状の物体。
やすりを掛けられたかのように美しい断面を見せる底面から、微妙に曲がりくねりながら徐々に先細りになり、その先端は磨き上げられた
自然物にしてはあまりにも異様な質感と存在感を放つ
「……」
腰を屈めてゆっくりとそれに手を伸ばし、持ち上げようとしてみる。が――
「……重い」
その角は見た目の大きさを裏切らず、いや、見た目以上の重さを有しており、片側を少し浮かせるので精一杯だった。
持ち上げるのを諦め、私はその場に屈み込むと、その角を調べ始めた。
《破天甲》を外し、両手を露出させると、角の表面に手を這わす。
角の表面は僅かな引っ掛かりすら覚えないほど滑らかで、軽くノックしてみるとまるで金属を叩いたかのような重厚な感触がした。
実際、その角は重さといい温かさを感じないひんやりとした質感といい、生物由来の物というよりは金属のような印象を受けた。
「……」
最後に、私は角の表面に右手を添えると、角に神力を込めてみた。
「おっ」
手応えアリ。
神力を流し込むと、そのまま素通りするようなこともなく、角の中に神力が留まるような感覚があった。
普通の物体ではこうはならない。
これは、神術の触媒になり得る物体特有の感覚だ。
「……まっ、ここまでにしておこう」
まだまだ調べたいことはあったが、ここでやる必要もないだろう。
とりあえず何かに使えそうだし、なんとかして持ち帰ることにしよう。
「う~~ん……“疑似剣聖”で運ぶのが無難かなぁ」
重過ぎて持ち上げるのは無理。
筋力強化したとしても、これを持ったまま飛ぶのは難しそう。
底面の部分が結構太いせいで、右ポケットにも入らない。
“念動”で持ち上げてもいいけど、結局飛ぶなら“疑似剣聖”で自分の体ごと移動させた方が楽だ。
という訳で、
「……なんという魔女っ娘感」
飛ぶ体勢を色々と考えた結果、両脚で角を挟む体勢に行き着いた。
しかし、そうなるとそこはかとなく漂う箒に跨って飛ぶ魔女感。
いや、跨っている物の形状からすると、ミサイルに跨るアンドロイドの方が近いか?
「……まあ、そんな感想抱くのは私だけだよね」
正直いい年して(と言ってもまだ15歳だが)この体勢は結構恥ずかしいものがあるが、この世界の魔女もとい神術師には箒に跨って飛ぶなんて習慣はない。そもそも飛行の神術自体が一般には存在しない。
だからまあ恥ずかしがる必要もないだろう。別に誰かに見せるつもりもないし。
「それじゃ、今度こそ帝国に
私は《ヴァレントの針》で方向を確認すると、セナト=ラ・ゼディウスの角に跨ったまま空を駆けた。
* * * * * *
出力を抑えてのろのろと飛び続けた結果、ルービルテ辺境候領領都に帰り着いたのは日が沈んで間もなくのことだった。
光の神具によって夜になってもなお煌々とした明かりを宿す領主館に向かって、闇に紛れるようにして降下する。
(さて……どこに着地しようか?)
普通に考えれば門の前に着地して、門番に取り次いでもらうべき……なのだが、門番が私のことを知っている保証はない。前にここに来た時は馬車に乗ってたし。
それに、門前には少ないながらも人通りがある。正直あまり目立つのは好ましくない。
となると、やはり無礼を承知で庭に下りさせてもらおうか。
そのまま玄関まで行けば、まあなんとかなるだろう。
そう決めると、私は一応“隠密”を軽く発動しながら、屋敷の前庭に降り立った。
そして右ポケットから普段寝床に使っている大きなシーツを取り出すと、運んで来たセナト=ラ・ゼディウスの角に巻き付けて覆い隠した。
更にその上から紐で縛り、しっかりと結ぶ。
別に隠すことでもないのかもしれないが、おおっぴらに話すことでもない。
かの“天征竜”セナト=ラ・ゼディウス健在の報は、くれぐれも慎重に扱われるべきだ。
角だけ見たところで誰も気付かないとは思うが、見せないで済むなら見せない方がいい。
角全体をしっかりと隠したところで、私は肩に掛けるように紐を張って角を背負うと(その実“疑似剣聖”で動かしているだけなのだが)、灯りのともる玄関へと足を進めた。
玄関の前でゆっくりと深呼吸し、令嬢モードを発動すると、私はドアノッカーを鳴らした。
そう待たない内に扉が薄く開かれ、その奥から怪訝そうに細められた目が覗いた。
「どなた――」
その怪訝そうな目が私を映した途端、驚愕に大きく見開かれた。
そして、すぐさま扉が大きく開かれる。
「こ、これはセリア・レーヴェン様。ご無事で何よりです! どうぞお入りください。すぐに旦那様を呼んで参ります!」
老齢の執事はそう言って私を屋敷に招き入れると、不作法にならないギリギリの早歩きで屋敷の奥へと向かって行った。
すると、間もなく奥からルービルテ辺境候がやって来た――――こちらは全力疾走で。
「おおセリア殿!! よくぞご無事で!!」
そのまま私の目の前で急停止すると、感極まったかのような表情で私の両手を握った。
近い近い近い!!! 圧が!! 長身マッチョさんの圧が!!
あれ!? というか令嬢モードが解除されてる!?
そんな馬鹿な!! 私の令嬢モードはこの程度の動揺で解除されるほど
何故か一瞬にして令嬢モードが解除され、代わりに人見知りモードが発動した。
反射的に距離を取ろうとしたが、両手をがっしりと握られているのでそれもままならない。
というか辺境候! いくら籠手越しとはいえ、未婚の女性の手を強引に握るのは帝国でもマナー違反では!?
「落ち着いてください、あなた。セリア様が困惑してらっしゃるでしょう」
「おぐっ!?」
不意にルービルテ辺境候の首がグイッと後ろに引っ張られた。
どうやら辺境候の後ろの襟を夫人が引っ張ったらしい。夫人……お淑やかな顔してなんてワイルドな……。
「主人が失礼しました。無事のご帰還、心よりお喜び申し上げますわ。そして、我が領を救ってくださったことに無上の感謝を」
辺境候を後ろにペイッとした夫人がそう言って頭を下げると、その背後にいた2人の夫人も頭を下げた。
うん、貴族夫人が片手で筋骨隆々の軍人を放り投げたことにはツッコまない方がいいのカナ?
その後、辺境候も一緒になって口々に告げられる感謝の言葉に、人見知りモードを発動させながらもなんとか答えていると、先程ペイッとした夫人――たぶん第一夫人――がふと声を上げた。
「ところでセリア様? その瞳と髪はどうされたのでしょう?」
「?」
一瞬何のことか分からずに困惑し、すぐに気付いた。
そういえば、今の私は右の瞳と髪の一部が黒く変色しているのだった。
「あっ……その、これは……」
どう言えばいいのか分からずに言葉を濁していると、不意に背後の扉が開いた。
「戻ったぜぇ~~……っと、おお?」
背後からの聞き覚えのある声に振り返ると、そこには赤ら顔のイェンクーと、今にも「しまった!」と言い出しそうなほど驚きと苦渋に歪んだ顔をしたツァオレンがいた。
「おお!! セリアじゃねぇか!! 戻って来たのか!!」
いつの間に名前呼びに……って酒臭っ!! え!? 酔っ払ってんの!? ……こっちは伝説の幻獣と死ぬ気で戦って、熊肉食べて体力回復してたってのに?
「いやぁ本当に今回は助かったぜマジで。お前も無事なようでよかった。こりゃあ今から凱旋祝いも兼ねて飲み直すか? この町の酒はなかなか美味いぜぇ。さっきまで飲んでた俺が言うんだから間違いない! てなぁ! ガッハッハッハッハ!!」
………………イラッ☆
抉りたい、この笑顔。