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少女が旅立ったその後で 作者:燦々SUN

第3章

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更科梨沙(セリア・レーヴェン)視点 3-④

すみません。お待たせしました。

あと、今更ですが第3章から前書きでの残酷描写の警告をやめることにしました。あれがあると、戦闘シーンが入るというネタバレになると思ったので。

 今私の周囲に浮いている剣は、黒鋼の傭兵団から取り上げた装備を元に作った新たな神具だ。名は“破天甲”に合わせて“飛天剣”と名付けた。

 込められている神術は、“飛行”を元に作り出した新たな固有神術“飛剣”。


 基本的にはただ宙に浮いているだけの剣だが、それだけでなく“念動”の補助術式も加えてある。

 これにより、ただ真っ直ぐ飛ばすだけでなく、回転させたり捻りを加えたりといった、普通に“念動”を使って動かすよりも遥かに複雑かつ精密な動きを、しかも低燃費で行使出来るようになっているのだ。

 本来なら100本以上同時に操れるのだが、今の私では16本程度に抑えておいた方が無難だろう。


 それに、当然“飛剣”の効果はただ剣を浮かすだけではない。

 “飛行”を元に作られているということから分かるように、“飛剣”には「神術による移動阻害の無効化」の効果が備わっている。

 つまり、自由自在に飛び回るだけでなく、神術師の防御結界を無力化して透過するという、かなりえげつない神術師殺しの神具になっているのだ。


(まさか、こんなに早く使う日が来るとは思ってなかったけどね)


 元々は皇子兄弟に襲撃された経験を踏まえた上で、対神術師用に作った神具だったのだ。

 しかし、図らずもその性能のおかげで、セナト=ラ・ゼディウスが纏う暴風の中でも一切支障なく動かすことが出来る。まさか最初にその効果を発揮するのが幻獣相手とは、人生何が幸いするか分からないものだ。


「まっ、どうでもいいけ、ど!」


 小さく呟くと、私は一気に急降下し、セナト=ラ・ゼディウスとの距離を詰めた。


 頭を真上からかち割るような勢いで飛び込んだ私に、セナト=ラ・ゼディウスも素早く反応し、至近距離からブレスを浴びせて来ようとする。

 しかし、私は慌てず素早く左手を翳すと、2本の“飛天剣”が突き刺さっている眼球を狙って再度“失落”を放った。


 セナト=ラ・ゼディウスの頭部がぐらりと頼りなく揺れ、その喉奥に集中しようとしていた雷撃が霧散する。

 その一瞬の隙を逃さず、私は16本の“飛天剣”を操ると、新たに4本ずつを、その4枚の翼に突き刺した。

 更に――――


「はあぁぁっ!!」


 “疑似剣聖”によって制御された私の身体は、自分のイメージした通り、一切の狂いなく正確に動く。

 一撃必殺。体側に沿うように構えたゼクセリアを、セナト=ラ・ゼディウスの眉間を狙って振り上げる。

 その剣身が、狙い違わず眉間の竜鱗に吸い込まれる。


()っ――――)



 バチュイィィィン!!!



 その瞬間、今まで一度としてなかった、ありえるはずのないことが起きた。

 ゼクセリアを握る右手に、はっきりとした手応え(・・・)が返って来たのだ。

 更に、先程私が弾き飛ばされた時にも聞こえた、奇怪な音が周囲に響き渡る。


(!!?)


 異様な事態に、私は反射的に剣を引くと、そのままセナト=ラ・ゼディウスの頭部を素通りし、その背後へと回った。

 予想外の事態に混乱する精神をなんとか立て直し、次の標的を狙う。狙うべきは――――


(翼の根元!!)


 神術で直接体を移動させている私と違って、セナト=ラ・ゼディウスは周囲の風を操り、それに合わせて4枚の翼を動かすことで、その巨体を浮かし、超高機動の飛行を行っている。

 ならば、翼を1枚でも落としてしまえばかなり動きは制限されるはずだ。

 見たところ、翼の形状は鳥というよりは蝙蝠に近く、その飛膜の大きさに反してそれを支える骨はかなり細い。

 飛膜の強度は“飛天剣”でも貫ける程度。なら骨の部分さえ断ち切ってしまえば後はどうとでもなる。


 そう考え、ゼクセリアを振りかぶるが――――


「えっ!?」


 急にセナト=ラ・ゼディウスの背中が大きくなったと思ったら、目の前が黒一色で埋め尽くされ、次の瞬間またしても奇怪な衝撃音と共に吹き飛ばされた。


「ぐくっ!」


 2度目だったので、今度は先程よりも早く体勢を立て直すことが出来た。

 しかし、その時には既にセナト=ラ・ゼディウスも一瞬の気絶から回復し、こちらに向き直っていた。


 しかし、今度はブレスを放ってくることもなく、その場に滞空している。

 そのことを怪訝に思いつつも、攻撃してこないならこれ幸いと、私はポケットから新たな“飛天剣”を取り出し始めた。

 次々と“飛天剣”を取り出しながら、私は先程のことについて考察する。


 セナト=ラ・ゼディウスがやったことは単純。

 私が背後に回ったことを察知した上で、真後ろに体当たりをブチかましてきたのだ。

 “失落”で精神にダメージを負いながらも瞬時にその攻撃を選べるとは、この竜の知性と戦闘勘はやはり並ではない。


 それはそれとして、問題は先程から衝突の度に発生している奇怪な衝撃音の方だ。

 薄々察してはいたが、あれはやはり――――


(竜種の持つ神力遮断能力、か)


 恐らく間違いないだろう。

 セナト=ラ・ゼディウスの竜鱗に宿る神力遮断能力が、私の“聖域結界”やゼクセリアの“絶対切断”と拮抗しているのだ。

 その証拠に、あれだけ派手に吹き飛ばされていながらも、私の身体には一切の物理的衝撃が通っていない。言ってみれば、頑丈な鎧を身に纏っていたら、超強力な磁力で鎧そのものを弾かれたという感じか。


 しかし、流石にゼクセリアの“絶対切断”までは完全に遮断出来なかったらしい。

 セナト=ラ・ゼディウスの眉間には、一筋の傷が刻まれていた。……もっとも、既に塞がり掛けていたが。


(紙切れのように、とはいかなくても切れないことはない)


 これは朗報だ。

 というか、ゼクセリアの刃が通らないなら、私にはセナト=ラ・ゼディウスに致命傷を与える手段がない。

 なんとか隙を作り、ゼクセリアで止めを刺す。

 それが私の方針であり、唯一の勝機だ。

 極めて薄い勝機だが、逃げられない以上やるしかない。


 チラリと見渡してみれば、周囲は超級神術“千斬裂渦”によって作り出された竜巻に完全に包囲されており、その上限も果てが見えない。

 下は無理でも、上に逃げればどこかで竜巻の切れ目はあるだろう。

 しかし、この竜相手に飛行速度で圧倒的に劣る私が逃げ切れるとは思えない。

 結局、私が生き延びるためには、戦って勝つ以外に道はないのだ。


(大丈夫。生物である以上、弱点は決まっている)


 心臓と脳。次点で肺か首。

 さっきの感触だと、ゼクセリアで脳を狙うのは厳しいかもしれない。

 心臓と肺も、胸部の鱗の強度によっては難しいだろう。

 ならば――――


(首、か)


 異常な再生力を有する竜種である以上、首を狙うなら斬り落とすくらいしないと致命傷にはならないだろう。

 しかし、元が翼竜であるせいだろうが、セナト=ラ・ゼディウスは前世でよく見たドラゴンと違って首が短く太い。

 先程私はこの竜を竜頭の悪魔と称したが、実際この竜は、翼以外の部分は割と人間に近い体格なのだ。

 せめてもう少し首が長ければ、狙うのも楽なのだが――――


(たらればを言っても仕方ない。要は狙えるだけの隙を作れば――っと)


 そこまで考えたところで、ついにセナト=ラ・ゼディウスが動いた。

 しかし、神力を操作した訳でも、突進を仕掛けて来た訳でもない。

 ただ、ゆっくりとその両腕を持ち上げたのだ。


(なに?)


 もしかして、突進と同時に両腕で攻撃して来るつもりか。

 そう予想して、もしそうなったらすかさず懐に飛び込むつもりで身構える。

 しかし、その後セナト=ラ・ゼディウスが取った行動は、完全に私の予想の範疇外だった。


「なっ!?」


 なんと、セナト=ラ・ゼディウスは自分の両目にその鋭い鉤爪を突き立てると、自分で自分の目をえぐり出してしまったのだ。

 当然、その眼窩からは大量の鮮血が吹き零れる。

 しかし、それを気にする素振りもなく、セナト=ラ・ゼディウスは抉り出した両の眼球を、そこに刺さっていた“飛天剣”ごと大口を開けて飲み込んでしまった。


(っ!? ……いや、そう、か)


 一見気が触れたとしか思えない暴挙に意表を突かれてしまったが、私はすぐにその狙いに気付いた。


 私がセナト=ラ・ゼディウスの両目に“飛天剣”を突き刺したのは、目潰しという意味もあるが、瞼を閉じないようにさせるという意味合いもあった。

 2本の剣で瞼さえ閉じないようにしてしまえば、いつでもそこを狙って精神系神術を打ち込むことが出来る。そう思ったのだ。


 しかし、セナト=ラ・ゼディウスはその狙いを見抜いた上で、視覚を完全に捨てるという手を打った。

 これでもう精神系神術によって隙を作ることは出来なくなった。

 しかも、瞼を閉じられていてはいつ眼球が再生するかも分からない。

 これは私にとって大きな痛手だ。しかし――――


(正気じゃない)


 普通、それらのことを理解したとしても、自分の両目を自分で抉り出すなどということが出来るだろうか?

 竜種の再生力があれば眼球を再生することも出来るのだろうが、痛みは当然あるはずだ。

 それ以前に、自分の目を抉るという行為そのものを、生物としての本能が拒否するだろう。


 少なくとも私は絶対に御免だ。

 仮に、神術で痛覚を遮断した上で、後で眼球を治してやると言われたとしても絶対無理だ。

 そんなことが出来るのは、どこか頭の中の大事なネジが2,3本抜け落ちている人間だけだろう。

 私は改めて、この敵の恐ろしさを知った。


『躊躇いがない敵が一番怖い』


 昔、剣術の先生にそんなことを言われた覚えがある。

 こいつは間違いなくそれ(・・)だ。

 勝つためには、自分自身を傷付けることにも一切の躊躇いがない。

 最後に生きていさえすれば勝ちだということをよく理解している。


(だめ、勝てない)


 その直感は、先程よりもずっと強く頭の中に響いた。

 私は――――気圧けおされていた。


 セナト=ラ・ゼディウスが自分の両目を抉った直後は、私にとって明らかに攻撃のチャンスだった。


 だが、私は動けなかった。

 ただその場に滞空したまま、セナト=ラ・ゼディウスが持ち上げていた両腕をゆっくりと下ろすのを眺めていた。


 最初から勝ち目が薄いことは分かっていた。

 身体能力も神力量も私の方が圧倒的に負けているのだから。

 でも、まさか気持ちの面まで――勝利への執着心まで負けているとは思わなかった。


 私には勝つためにあそこまでやる覚悟がない。

 あそこまでやってでも勝ちたいと思う強い気持ちがない。

 いや、そもそも――――



 ―― 私は本当に勝ちたいと……死にたく(・・・・)ないと(・・・)思って(・・・)いるのか(・・・・)



 不意に浮かんだ疑問に、急激に体の熱が失われていくのを感じる。


 ついこの前夢に見た、前世の死の瞬間が脳裏を過る。

 ハルの腕の中で、ゆっくりと暗闇へと沈んでいったあの瞬間を。



 ―― ナハク・ベイロン相手にあんな無茶な戦い方をして……カグロフェナクでは自分の命も顧みないようなことをして……


 ―― 少しでも思っていないと言い切れるのか? もう一度(・・・・)死ねば(・・・)もしかして(・・・・・)、と。



 どこか遠くに感じる景色の中で、セナト=ラ・ゼディウスが胸部に神力を集中させていた。

 ブレスの予備動作だ。そう理解しても、身体は動かない。まるで脳が痺れてしまったかのように、逃げようという考えが浮かばない。

 ただ脳裏を過るのは、前世の大好きだった人達。


 お父さん、お母さん、お兄ちゃん、桃華


 夏希、七海、アッキー…………そして、ハル



 ―― ここで死ねば、皆の元へ――――



 体の熱が完全に失われ、右手に構えていたゼクセリアが下へと傾き掛けた――――その時



『――が君を守る』



 誰かの声が響いた。


(誰……?)


 今の声は――――


(ハロルド……?)


 そう、ハロルドだ。


 数年前、まだ学園に入る前。

 そう言って、私の手を握ってくれた。

 その小さな手を、すごく頼もしく思ったのを覚えている。


 その温かい手の感触が、そっと右手に触れた気がした。

 熱を失いかけていた体に、その温かさがゆっくりと浸み込んでくる。

 おぼろげでありながらもどこか頼もしい温かさが、死への誘惑に負けそうになっていた私に活を入れる。


 そうだ。馬鹿か私は。

 死ぬというなら、死ぬべきはここじゃない。もっと早くに死ぬべきだったんだ。



 今世の家族に絶望した時。


 学園でこの世界に自分の居場所はないと気付いて絶望した時。


 ハロルドが――――私の手を放した時。



 死ぬタイミングなんていくらでもあった。

 でも、私は今でもまだ生きている。



 ずっと私の支えでいてくれたハロルド。


 ずっと陰で私のことを助けてくれていたナキア。


 ずっと陰ながら気に掛けていてくれた屋敷の使用人達。



 彼らに返し切れないほどの恩を受けて、私はまだ生きている。

 なら…………なら、私は生きなければならない。


 体に熱が戻る。

 遠くに感じていた感覚が戻ってくる。

 急激に現実感を取り戻した景色の中で、視線の先で今まさに必殺のブレスが放たれようとしていた。


 私は反射的に一番近くにあった“飛天剣”の柄を掴むと、全力で“念動”を発動した。


 急発進した“飛天剣”に引っ張られる形で、私の全身が急激に横移動した。

 その横を掠めるように、先程までいた場所を超威力の雷撃が奔り抜ける。


 ブレスは一瞬で収束し、消え去ったが、私の右腕はその余波だけで微かに痺れていた。

 しかし、それを意識することもなく、私は静かに言葉を零した。

 今一度、自分自身を奮い立たせるための決意の言葉を。


「帰る」


 私は――――


「生きて、帰る」


 皆の元へ。だから――――


「邪魔をぉぉ……するなぁぁぁああぁぁぁぁ!!!!」


 ゼクセリアを構え直すと、私は喉も裂けよとばかりに叫んだ。

 それと同時に闘争心が胸中で炎のように燃え上がり、全身が活力で満たされる。

 そして、私は左手の“飛天剣”を前に翳すと、セナト=ラ・ゼディウスに向かって一気に突っ込んだ。


「はあああぁぁぁぁ!!!」


 ブレスを撃ち終わったばかりの、両の眼窩から鮮血を流すセナト=ラ・ゼディウスの懐へと一気に飛び込む。

 同時に他の“飛天剣”も操り、手元の1本以外に3本を近くに残したまま、残り12本でまた翼を狙う。


 セナト=ラ・ゼディウスもまた、飛び込んでくる私に応じるように右腕を振りかぶった。


(また鉤爪攻撃。大丈夫、集中していれば避けられ――る?)


 見詰める先で、セナト=ラ・ゼディウスの右腕が神力を宿した。


(なに……? ……っ、まさかっ!?)


 本能的な危機感に従い、私は咄嗟に身体を引き戻そうとした。

 しかし、それが成功する前に――――急激に加速した巨大な掌が眼前に迫り、視界が黒で埋め尽くされた。


「くっ!」


 避けられないと直感し、私は咄嗟にゼクセリアで迎撃しようとして――――やめた。

 この状況では、勢いで押し負けたゼクセリアが、自分自身の身体を傷付ける可能性の方が高い。“飛天剣”も、セナト=ラ・ゼディウスの竜鱗相手では刃が立たないだろう。

 そう判断した私は、前に構えようとしたゼクセリアと“飛天剣”を逆に後ろに回し、“聖域結界”の防御力を信じて歯を食い縛った。


 そして、迫る鉤爪のみに全神経を集中させる。


 このままだと、人差し指の鉤爪が私の顔面に直撃する。

 そう判断し、なんとか必死に首を傾けようとする。

 妙にゆっくりと迫る鉤爪が、私の頬を掠め――――私は斜め後ろに吹き飛ばされた。


 鉤爪は回避出来たのは不幸中の幸いだったが、掌で思いっ切り強打された。

 やはり身体に衝撃は通っていないが、先程の背中での体当たりよりも激しい勢いで翻弄され、方向感覚が無茶苦茶になりそうだ。


(身体強化まで使えるの!? まったく、なんでもアリ過ぎるでしょ!!)


 胸中で悪態を吐きつつ、すぐに体勢を立て直そうとして――――私は恐ろしいことに気付いた。


(飛べな――!?)


 ただ全身を一方向に移動させる“飛行”と違って、自身の体と手に持った剣を一体として頭の中でイメージした通りに動かす“疑似剣聖”には、1つの大きな弱点がある。

 それは、外部からの衝撃によって大きく体勢を崩されると、強制的に神術が解除されてしまうという弱点だ。


 今の私に起こったのはそれ。

 セナト=ラ・ゼディウスの掌打を食らった衝撃で、“疑似剣聖”が強制解除されてしまっていたのだ。


(マズイマズイマズイ! 早く神術を発動し直さないと……いや、もう間に合わない! 急げ! この間合いは――――)


 ブレスの間合いだ!!


 ぐるぐると回転する景色の中、一方向で急激に神力の気配が膨れ上がるのを感じる。


(大丈夫。“飛天剣”を使えば……)


 私は左手に握っている“飛天剣”を操り、それにぶら下がる形で体勢を立て直そうとした。が――――



 バチィ!!



「はっ……?」


 左手から、“飛天剣”が弾け飛んだ。


 一瞬、何が起こったのか分からずに混乱する。が、危機感から無理矢理動揺をねじ伏せる。

 そして、改めて“飛天剣”の制御に全神経を集中させた。


(早く――)


 集中力を振り絞り、今の自分に出来る最大効率で“飛天剣”を操りつつ、神力の気配を探る。


(早く――っ!!)


 そして、膨れ上がった神力の気配が炸裂し――――


 視界が眩い閃光で埋め尽くされた。

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