カジノ汚職 政界に出回る「接待リスト」に12人の自民議員
日本へのカジノ参入を目指す中国企業から370万円相当のワイロを受け取った疑いで内閣府副大臣(IR担当)だった衆院議員・秋元司容疑者(48)が逮捕された事件。自民党の白須賀貴樹衆院議員(44)と勝沼栄明前衆院議員(45)の地元事務所もガサ入れを受けた。捜査が拡大しそうな雲行きに、自民党内は戦々恐々だ。
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はたして捜査対象はどこまで広がるのか。いま政界で出回っているのが、カジノキーマンの「接待リスト」と呼ばれるものだ。そこには、自民党議員12人の実名が書かれている。
カジノ汚職のキーマンとされているのが、今回、贈賄側として逮捕された中国企業「500ドットコム」顧問の紺野昌彦容疑者(48)である。
紺野容疑者は、多額の現金を日本に“違法”に持ち込んだとされる。秋元容疑者に現ナマ300万円を手渡し、北海道旅行の旅費70万円も負担している。秋元容疑者は、この370万円をワイロとして受け取ったとして逮捕されている。