マツコが紐解く女子高生が輝いていた時代 角川春樹が薬師丸ひろ子に機関銃を乱射させた時代・コギャル界のカリスマ… New!

＜およそ 私たちを取り巻く
森羅万象は

幾多の変遷を経て 目の前にある＞

＜移ろって来た時代を振り返り

思わず絶句することも
少なくない＞

＜天才と騒がれ

鳴り物入りで
アメリカからやって来た

チンパンジーがいる＞

(咆哮)

＜だが 誰もが すぐに
違和感を抱いた＞

＜こいつ
ただのエテ公ではないか＞

＜天才の…＞

＜エテ公を囲んでの
ディナー会食＞

＜何とか 画力だけでもと
浴衣まで着せ

結果 テレビの前の国民は
数日にわたる…＞

＜…を見せられて終わった＞

＜当プログラムでは
あるものが…＞

＜今宵 見つめるのは…＞

＜今日 ｢JK｣という呼び方が

いまひとつ
求心力を欠く理由は

深刻な少子化にあるのかも
しれない＞

＜マーケットとしての
スケールを期待できない以上

女子高生を
相手にする業界も…＞

＜しかし ほんの ひと昔前

女子高生はコギャルと呼ばれ

圧倒的なパワーを爆発させて
のし歩いていた＞

＜女子高生たちが…＞

＜…とつぶやけば

つぶつぶいちごポッキーや

ヌーヴのネールカラーが
バカ売れ＞

＜大人たちは こぞって

彼女たちに すり寄って行った＞

＜我々は
マンバとアムラー頼みはしない＞

…乗っていましたね｡

最盛期には 都内 100店舗ぐらいは
あったと思います｡

＜あえて言う＞

＜…を ご覧あれ＞

(笑い)

＜を世に送ったのは…＞

＜少女たちが…＞

＜訳知り顔の…＞

＜思い上がった
テレビマンは言う＞

＜私たちは言う＞

快感｡

(マツコ･デラックス) 薬師丸さんも

よくOKしたわよね｡

これ もう…｡

(友近) いや ホント｡

あの窪田さんのナレーションから｡
素晴らしい ホント｡

結局…｡

いつもね｡
(土田) そう｡

そうなのよ
あとは もうみんな…｡

(笑い)

＜女子高生を
多角的に分析するのは

各分野のスペシャリストたち＞

まだ決まってないの？

(笑い)

それだけは やめてくださいよ｡
ホントに～？ もう｡

やだ！ そういう
きっかけになってくれてんの

うれしい うれしい！
多い ｢この番組見てる｣っていう｡

ホント？
ホントに｡

でもね 段々ね…｡

分かってる それは分かってるの｡
そうなのよ ないのよ！

もう ないの 次が｡
いいじゃないですか…｡

ヤンキーから もう1回やろう｡

＜激動の時代を揺籠に育った
女子高生の輝き＞

＜日本における女学校の草分けは
明治3年＞

＜東京の築地居留地に
設立された

A六番女学校といわれる＞

(スタジオ:マツコ) 永 六輔みたいね｡

＜同年 横浜に
キダ女学校 誕生＞

＜いずれも アメリカの…＞

＜ちなみに キダ女学校は
あのフェリス女学院の前身＞

＜といえば…＞

＜…といった

聡明を絵に描いたような
面々であり

駒井を除いては

聡明なる女子高生の名に恥じぬ
メンバーといえるだろう＞

＜当時の女学校は
財力のある家庭に生まれた

令嬢だけが通うことを許される
エリートの世界だった＞

＜｢令嬢｣という2文字が
醸すイメージは

何とも清らかで美しい＞

＜ここで注目するべきは
女学生のファッションだ＞

＜当時はまだ…＞

＜しかも そこには…＞

＜…も横たわっている＞

＜その年 9月＞

＜名古屋の金城学院は…＞

＜…したという＞

＜男子の制服が
陸軍式の5つボタンなら

女子は海軍に倣って
セーラー服で＞

＜それが理由だった＞

＜…と異議を
唱えるのは

福岡女学院＞

＜導入こそ
3か月遅れたが

セーラー服の…＞

＜…と主張した＞

＜…と泥仕合に
参戦したのは

京都の平安女学院＞

＜なんと 1年前の
大正9年から…＞

＜…と胸を張る＞

＜セーラー服は どこが最初か＞

＜三つどもえの論戦について
専門家は言う＞

(刑部)
から始まっていてですね…｡

ですから これは…｡

…が最初だっていうことが
今では定説となっています｡

＜女学校がセーラー服を
取り入れてから27年余り＞

＜敗戦を経た昭和22年に
ついに 彼女たちは

女子高生と呼ばれることになる＞

＜その下地を作ったのは…＞

＜マッカーサー元帥が率いた
GHQにとって

最大の使命は
日本の民主化だった＞

＜矛先は 当然
教育システムにも向かう＞

＜その後は
複数の進路に分かれる…＞

＜しかし GHQは
この複雑さを廃止＞

＜それが現在も続く…＞

＜改革された
教育制度の下で

高等学校は
3年間と定められ

ここに初めて…＞

＜…という呼称が
誕生する＞

でも これで貸し借りは
なくなったわね｡

私 あなたと仲直りするわ｡

＜本論に戻る＞

＜大学紛争の嵐が吹き荒れる
1960年代になっても

女子高校生が持つイメージは
あくまで

清らかな乙女の域を
脱することはなかった＞

＜を持って立ち現れるのは…＞

＜大人たちに牙をむき
ツッパることで

アイデンティティーを主張した
反逆者たち＞

＜彼女たちが
実に分かりやすいのは

見た目に リノベーションを
施した点である＞

＜清楚の象徴だった
制服のスカート丈は長く

髪の毛は競うように…＞

＜だが意外にも この…＞

＜ひそかな憧れを
抱き始める＞

ヨロシク～！

＜当然 目ざとい…＞

＜女子高生を 強引に
不良少女化させたドラマの

一大ブームを思い出す方も

多いだろう＞

＜ご覧あれ＞

＜山口百恵に斉藤由貴＞

＜まさに百花繚乱の趣だ＞

＜一方で もっと…＞

＜女子高生もいた＞

＜それが甲子園を舞台とした…＞

＜春･夏の甲子園で大活躍した…＞

＜そのルックスで…＞

＜彼女たちが愛読していた雑誌
『セブンティーン』は

巻頭から異様なグラビアを展開＞

＜当時 大人気だった
マッチやトシちゃんと

肩を並べる人気者として

徳島･池田高校

阿波の金太郎
水野雄仁を紹介している＞

＜これでは まるで
『ベースボール･マガジン』  ではないか＞

＜ただし この時点で…＞

＜そのパワーを
爆発的な人気を誇った漫画が

後押しする＞

♬～

＜そう 『タッチ』である＞

＜主人公の一人…＞

＜言うまでもなく
彼女たちが目指したのは…＞


＜緊張のあまり…＞

＜姿が…＞

＜さらに…＞

＜全国には
こんな野球部が無数にあった＞

＜河田町はニュース番組に

美人マネジャーの
紹介コーナーを設けた＞

＜浅倉 南にあやかった…＞

(スタジオ:土田)
あったね ｢南ちゃんを探せ｣｡

＜映像を
ご覧いただきたいところだが

河田町時代の
映像使用料は高額だ＞

＜CGで行く＞

＜キャスターのふりで
コーナーはスタートする＞

＜だが…＞

いらねえだろ このCG｡

＜野球部員たちの

｢南ちゃ～ん！｣の
呼び掛けで…＞

＜もしくは…＞

＜こんな…＞

＜…と化していた＞

＜当時 全国のマネジャーたちは…＞

ハハハ…！
面白い｡

＜この時代の女子高生を

純だと結論づけるのは まだ早い＞

＜80年代は スポーツの他に…＞

＜…など憧れの対象が
あまた存在する

モテ要素渋滞の時代だった＞

＜この渋滞は…＞

＜…に驚くべき変化を与える＞

＜それが…＞

＜植物は主に
水 二酸化炭素 太陽光など

複数の要素を取り込んで
光合成を行い

生き物に必要な酸素を生む＞

＜実は 芸能人も
植物に倣ったのだ＞

＜複数の要素から

モテ合成を
図った者たちは

芸能界を生きるために
不可欠な

フェロモンを放った＞

＜バンドとアイドルで
モテ合成を図ったのは…＞

＜その人気は なんと
男子にも波及＞

＜誰もが あの前髪に酔いしれた＞

＜ヤンキーとラグビーで
モテ合成した…＞

＜学園もののスターとして
大映ドラマの常連になった＞

(笑い)

＜アイドルとヤンキーの
モテ合成…＞

＜危険過ぎるオーラを放ち

デビュー作で
いきなりの主演を果たした＞

＜そして
シンガーソングライターと

当時 まだ珍しかった
草食系でモテ合成を図った…＞

＜後に彼は格好悪いふられ方を
世の男子たちに伝授した＞

＜だが 実は…＞

＜モテ合成を図った…＞

＜…がいる＞

(笑い)

＜モテ合成を図った…＞

＜…がいる＞

＜それが…＞

(スタジオ:土田) いやいや…｡

♪～

(スタジオ:マツコ)
｢女子高生｣だからな 今回｡

＜透き通るボーカルに

アイドル顔負けの甘いマスク＞

＜加えて
南米大陸出身のスケール感と

W浅野のトレンディー感＞

＜これでもかというパワー要素で
モテ合成を図ったカルロスは

一気に
スターダムへと駆け上がる＞

♪～

＜しかし 悲しいかな…＞

＜…のは まさにこの時代だった＞

＜起爆剤となったのが…＞

＜…の影響で＞

＜…を打ち出した＞

＜一流デザイナーが手掛けた
制服も多い＞

＜コシノヒロコが 紺ブレに

チェックのスカートを
合わせれば

森 英恵は赤いリボンに
ネイビーのスリーピース＞

＜山本寛斎の作品は
宮沢りえ主演のドラマ

『いつも誰かに恋してるッ』に
採用され

アレンジを加え
複数の学校で使われた＞

＜その中で ひときわ…＞

うわ～！

＜まさに おニャン子クラブを
彷彿させる少女たち＞

＜彼女たちは東海女子高校だ＞

＜ん？ 東海女子高校といえば…＞

万歳～！

＜だが…＞

＜残念だと思うのは
私たちだけだろうか＞

イジってるよね 完全に｡

＜一方で…＞

＜…になる＞

＜そう見通した人物がいた＞

＜後に女子高生を
メインターゲットにした雑誌

『Popteen』を買収する
角川春樹だが

その前段に…＞

＜…がある＞

＜角川は…＞

＜…を巻き起こした＞

＜どこにでもいる女子高生が

ファンタジーの世界に
足を踏み入れてしまう

奇想天外な一連の映画は

ことごとく大ヒット＞

＜わけても 強烈な印象を残した
作品が…＞

＜角川映画の代表作に
数えられる本作は…＞

(銃声)

(銃声)

＜監督…＞

＜…を敢行＞

＜忘れ得ぬ名場面となった＞

快感｡

＜ところで 賢明な視聴者は
お気付きだろう＞

＜女子高生の黎明期は…＞

＜本当の意味で…＞

何だろう このVTRが終わった後
みんな ちょっと…｡

いや 私 最近…｡

すぐ｡
私も だって…｡

(笑い)
今 言われて思い出した｡

そう… カルロス｡

…しか もう｡

アンタの…｡

結局 あのVTR見た後
何についてしゃべればいいのか…｡

(中野) 今のVTRって…｡

(中野) そういうメディアとか…｡

それの…｡

最後の…｡

81年ぐらいですもんね｡

確かに…｡

(中村) 85年前後から

おニャン子クラブなんかができて
そこから やっぱり

女子大生ブームから
女子高生ブームに移って行って｡

女子大生ブームがあったのか
その前に｡

『オールナイトフジ』は
女子大生がやってたのに

それが 85年の4月から
『夕やけニャンニャン』始まって｡

だから…｡

まだ ちょっと…｡

というか…｡

…みたいのが
まだあったのよね｡

でも…｡

なった なった｡
あれで ちょっとね｡

ちょうど…｡

…な感じだったし｡

制服で偏差値も変わるし
学校の人気も どんどん出て｡

ちょっと 賢くない学校って
一発逆転で制服変えて

ガッと上がったり
ありましたもんね｡

(中村) バリエーションが
すごく増えていて…｡

えっ？
(中村) 選べるんですよ｡

娘と一番下のチビの男が
同じ学校に入学した｡

やっぱ…｡

そんな… その時の流行で
変えちゃうんだ？

…学校なんですよね｡
やめてください｡

何 うちの子供の学校の問題を…｡
娘さん 通わせてるんですから｡

やめなさいよ｡
ちょっと｡

こっちも…｡

(笑い)

＜90年代に入り…＞

＜…はパリジェンヌに憧れ

W浅野にしびれた女子は
渋カジに走り

上陸して来た LAファッションに
飛びつく者もいた＞

＜けれど この頃…＞

＜多くの…＞

＜それが…＞

いやいや…｡

＜…な存在＞

＜だが 彼こそは

無政府状態にあった…＞

＜をつけた…＞

＜…だったのだ＞

＜さして知りたくもないだろうが
その半生をたどってみよう＞

＜みのるは…＞

＜…を結成＞

＜以後 サーファーのバイブル…＞

＜…となった＞

＜勢いを得た みのるは…＞

＜…としても活躍＞

＜海に陸にと…＞

＜その後…＞

＜本題へ行く＞

＜重要なのは
彼がサーファーであり

DJでも
あったことだ＞

＜みのるが経営にも関わった
六本木のクラブ｢EROS｣には

とんがった女子高生たちが
出入りした＞

＜彼女たちは そこで
みのるをはじめ…＞

＜この瞬間…＞

みのるなの？

＜重要なのは
彼がサーファーであり

DJでも
あったことだ＞

＜みのるが経営にも関わった
六本木のクラブ｢EROS｣には

とんがった女子高生たちが
出入りした＞

＜彼女たちは そこで
みのるをはじめ…＞

＜この瞬間…＞

＜女子高生は
サーファーの姿に魅了され

すぐさま髪を染め
日サロに通いだす＞

＜それを見た格下の女子高生も

一斉に右へ倣え＞

＜かくして…＞

＜これが 女子高生の進化形…＞

(記者) イケてるの？
はい 今の流行りです｡

＜ネアンデルタール人を駆逐した
ホモ･サピエンスのごとく

コギャルは…＞

＜…を生んだ＞

＜それまで 大人たちの仕掛けに
踊らされていた女子高生だが

気が付けば コギャルが発進した
ブームにマスコミが

そして 社会が便乗し始め

コギャルは 主役に躍り出るのだ＞

＜例えば コギャルから
｢イケてる｣と称賛された

紅茶の｢Pekoe｣は 瞬く間に
メガヒット商品に化けた＞

＜コギャルが
｢ハワイアンが来てる｣と騒げば

追従する女子が…＞

＜さらには 『ドレミファドン！』の
正解者のように

首にハイビスカスを巻き

わが物顔で街を歩く女が
急増した＞

＜コギャルが
｢かわいい｣と口にした…＞

＜裏ルートで10万円もの
高値が付き 偽物まで出回った＞

＜だが 彼女たちが
リードした数々の流行の中で

筆頭に挙げられるのは
何といっても…＞

＜その…＞

＜…がソニプラに並んだことで
火が付いた ソニプラ説＞

＜…なったのがきっかけ
エアロビ説＞

＜あるいは 地方のテスト販売で
その波が広がった水戸説など

論争は いまだ決着を見ていない＞

＜…は年代を追って
微妙に変容＞

＜1992年を
原型とするなら

95年は 進化系の

レッグウォーマーが
注目を浴びた＞

＜96年 女子高生が

地道にゴムをカットして
たるみを出した

ゴム抜きルーズなる
新興勢力が

千葉 埼玉で一気に拡大＞

＜98年
スーパールーズソックスが登場＞

＜長さは 膝小僧を優に超え

足元のボリュームは最高潮に＞

＜だが 出尽した感がある業界は

2000年 進化の歩みを放棄＞

＜こうして…＞

＜…を迎えた＞

＜信じられないだろうが

女子高生カルチャーの
ほとんどは

スマホもネットもない時代に…＞

＜けれど こうした 口コミが…＞

＜…させてしまうこともあった＞

＜例えば…＞

＜…といえば

ワンサイズ大きい
ラルフローレンのカーディガン にPコート＞

＜マフラーは バーバリーで
足元を決めるのは

E.G.スミスのルーズソックスと
ハルタの厚底ローファー＞

＜昭和第一高校の
スクールバッグを手にして

髪形は シャギーに白メッシュ＞

＜なのに 都心から
距離が離れるに従って

口コミ情報は
呆れるほど変容して行く＞

＜立川スタイルは
Pコートに変わり

MA-1を羽織るのが定番＞

＜大宮スタイルは
セーラー服と Dr.Martens＞

＜相模原まで行けば
髪形は ソバージュ＞

＜これでは
ほとんど OLだろう＞

＜水戸の農道では

制服に
バッシュの女子が闊歩し＞

＜名古屋スタイルは

ブレザーに
L.L.Beanのリュック

籐の籠が付いた
自転車で登校した＞

＜道産子スタイルは

ミニとシープスキンブーツの
組み合わせ＞

＜渋谷から900km＞

＜首元のオシャレは
バーバリーから

ただのタオルに＞

＜ウソのような話だが

宮崎では タオラーを自称する
女子高生が急増した＞

＜これは もう…＞

＜…としか言えない＞

＜いずれにしても コギャル

すなわち 女子高生がひと言…＞

＜時に日本経済に
影響を及ぼすほどの

ヒット商品が
生まれていたのである＞

＜その経済効果は 実に

5兆円にも届く勢いだった＞

＜芸能界に目を転じれば…＞

♪～ Body and soul

＜あの HITOEが率いる

ボーカル＆ダンスユニット
SPEEDが大ブレイク＞

＜すると 大人たちは…＞

＜それが…＞

♪～

＜逆さに読めば
｢speed｣となるのは

よもや たまたまではあるまい＞

♪～

＜deepsは…
オリコン最高13位を記録＞

＜見事な
スマッシュヒットだった＞

＜芸能界で活躍する
コギャルたちと

それを熱狂的に支える
コギャルたち＞

＜こうして…＞

＜…が渦巻いた＞

＜だが 水面下では…＞

＜…のチャンスを
うかがっていた＞

(記者) …どこでしょうか？

(おもちゃの銃の音)

8種類の音が出るの？

＜キャラが強く イジりがいも
十分な不思議ちゃんは

まずは…＞

＜古くは 千秋を皮切りに…＞

＜…などが
その代表格といえよう＞

＜そんな不思議ちゃんブームに
乗っかり…＞

＜たちが…＞

＜などと…＞

＜…としか返せない世界観を

押し付けて来る…＞

＜…が問題となった＞

＜ここで当時の女子高生の間に
存在した

カーストを確認しておこう＞

＜ヤンキー女子高生は
まだ絶滅には至らず

地方都市を闊歩する姿が
目撃されている＞

＜その上に位置したのが
フリッパーズ･ギターや

ピチカート･ファイヴなどを
偏愛し

アーティストを気取った
渋谷系＞

＜そして 頂点の座を懸けた

コギャルと不思議ちゃんが…＞

＜…を展開していた＞

＜その勢力図を
確認する＞

＜90年代半ばの渋谷で

東急エリアを制圧していたのが
コギャル＞

＜渋谷系は サブカルの聖地
PARCOを起点に

西武エリアを掌握＞

＜不思議ちゃんは
竹下通りを中心に

原宿界わいを牙城にしていた＞

＜ちなみに カーストの底辺を
支えていたのは

無数のコギャル憧れたち＞

＜彼女たちの名誉のために
補足しておこう＞

＜放課後を待って
ルーズソックスに はき替え

渋谷に繰り出した
真面目女子こそが…＞

＜…にいたのである＞

＜すでに女子高生は

世の中に認知された…＞

＜だが 光りが華やかなほど

刻まれる影も また深い＞

＜現実の暗い側面に切り込んだ
テレビドラマが

人々に大きな衝撃を与える＞

＜残念ではあるが
この形で進める＞

＜ドラマには 成人男子が

女子高生に向ける
性的なまなざしが

リアルかつ過激に描かれた＞

＜しかも 天才脚本家･野島伸司が
手掛けた このドラマは

金曜 夜10時
プライムタイムに

高視聴率を
たたき出したのだ＞

＜日本性教育協会の
調査によれば

『高校教師』が放送された
1993年

女子高生の性交経験率は
急上昇している＞

＜封印されて来た構図が
あからさまになった時

したたかに これを…＞

＜…が誕生した＞


≪最盛期には 都内

100店舗ぐらいは
あったと思います≫


＜封印されて来た構図が
あからさまになった時

したたかに これを…＞

＜…が誕生した＞

＜ともいえる
アブノーマル女子高生は…＞

＜春さえも売る…＞

＜…に走る＞

(女性)
かなり行ってんでしょうね｡

(記者) ホントに？

＜その行動は
あまりに大胆だった＞

＜制服を売りつけた
ブルセラショップの実情は

後ほど じっくり解説するが

ひとまず アブノーマル女子高生が
送っていた

ごくありふれた行動パターンを
のぞいてみよう＞

＜放課後 ピザ食べ放題の

池袋シェーキーズで
腹を満たし

当時 女子高生の涙を絞った

山根康広の純愛ソングを

MDウォークマンで聴きながら
山手線で移動＞

＜ブルセラショップの聖地
高田馬場で

自分の唾液を売り
手にした金を握り締めて

再び 山根に涙しながら
渋谷に行き

唾液で稼いだ小遣いで

新しいルーズソックスを
購入する＞

＜アブノーマル女子高生は…＞

＜…を送っていたのだ＞

＜さて お待ちかねの人も
多いだろう＞

＜ブルセラショップについて
考察する＞

＜その名の通り
ブルセラショップでは

女子高生が身に着けていた
ブルマや制服

果ては下着まで
何でも買い取り

マニアに販売していた＞

＜商品が…＞

＜匂いを逃がさないためだ＞

＜当時 ブルセラの
実情を取材した

ルポライター 藤井は言う＞

(藤井さん)
店長さんが言われてたのが

｢警察官とか消防官とか
堅い職業のお客さん

よく来るんだよ やっぱ…｣｡

…って言われたのが
すごく記憶に残ってますね｡

…に乗っていましたね｡

これ もうかるぞっていうことで

最盛期には 都内

100店舗ぐらいは
あったと思います｡

＜ブルセラの
ラインナップからは

マニアの息遣いがうかがえる＞

＜制服は リボンや校章などが
そろっているほうが高く

有名女子高であるほど
値も張った＞

＜ブルマは もちろん
スクール水着や

吸い殻に歯ブラシ
髪の毛や 脇毛

メインの商品であるパンツは

目の前で脱げば
さらに高額になった＞

＜これ以上
ディテールに踏み込むと…＞

＜次へ行く＞

＜日陰に咲いたブルセラの花は

しかし 哀れな末路をたどった＞

＜あるブルセラショップで…＞

＜…ことが発覚＞

＜捜査のメスが入る＞

＜その上…＞

＜業界は 一気に終息して行った＞

＜いかがだろうか＞

＜衣･食･住 そして性＞

＜女子高生カルチャーは

およそ全てのジャンルを
席巻した＞

＜しかし
日本全土を覆い尽くした

女子高生の
黄金期も

次第に
衰退して行く＞

＜コギャルの
亜種

マンバと呼ばれる
女子高生たちが登場すると

大人たちは ドン引きした＞

＜ハニーフラッシュの音楽に

懐かしい光景を
フラッシュバックさせながら

黄金期は
終焉を迎えることになった＞

＜世の中は メリーゴーラウンド＞

＜ただし…＞

ねっ｡

あそこの王様で
そこに憧れて… みたいな｡

(中野) 遊んでる子がコギャルって
呼ばれるようになって…｡

高校生ギャルの｢高ギャル｣とか
小っちゃい子供のギャルとか

それで ｢コギャル｣ってなって｡

まんざら 宇治田さんも

｢EROS｣っていう
六本木でクラブやられてたんで

まんざら間違っては
いないんですけど｡

伝達で ず～っと…｡

ほのぼのしたわね｡

でもさ…｡

おかしいって？

でも わが町のナンバーワンの
あの子がやってると

オシャレだって 多分なったのが
広がるんじゃない？

…っていう
ブームつくりたいっていうのが｡

ちょっと だから…｡

それも楽しんでる…｡

…子たちだよね｡

何か もう…｡

あれ だから 素材が…｡

そうなの!?
そう そう｡

(笑い)

…んだけど 私だけ？

う～ん いや でも それさ

いろんな要素が今回
入ってるのもあるからじゃない？

VTRは やっぱり
面白かったですよね｡

本当？ そう言っていただけると
ありがたいんだけど｡

ちょっと 私…｡

(刑部) 広過ぎた…？

何かね…｡

枝のほうの情報も多かった
っていうことでしょ｡  そうね｡

(スタッフ) はい｡
そうですね｡

だって あそこに…｡

(笑い)

だからさ…｡

そういう人
いっぱい いたわけじゃん？

もったいないって
あんなんで アンタ

急にカルロス･トシキ…｡
(笑い)