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少女が旅立ったその後で 作者:燦々SUN

第2章

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ワンジー・ルービルテ視点

ルービルテ辺境候、タイトルで名前が初登場するという…。完全に名乗らせるタイミングを逸した……。

 私は3人の妻と共に、領都を出て迎撃予定地点にやって来ていた。

 隣には帝国騎士団第3部隊長ズィーリン・フォーベル殿がおり、後方には、精鋭である私の親衛隊が数人がかりで巨大な箱を持って付き従っている。

 鎖によって厳重な封印がされたその箱に入っているのは、帝国の最終兵器の1つ、最強の矛“パスパタ”である。秘術“パラメシュヴァラ”を発動するためだけに作られた補助触媒であり、帝国の技術の粋を結集して作られた神器でもある。

 神器“崩天牙戟”が“咬砕竜”ゴルグ・ナグオンの右の犬歯から削り出して作られた物なら、神器“パスパタ”は左の犬歯から作られた謂わば兄弟槍だ。


 その“パスパタ”が帝城から外へ出されるのは、帝国を揺るがす危機が迫った時のみ。

 即ち、“パスパタ”を貸与されるということは、皇帝陛下からの「国の為に死ね」という命令と同義だ。


(神器“パスパタ”を握るという栄誉に浴するは、帝国貴族として最大の誉れ。なれど…)


 チラリと3人の妻を振り返り、微かな胸の痛みを覚える。

 夫として、男としては不甲斐ない限りだが、私1人ではとても秘術“パラメシュヴァラ”を発動出来るだけの神力を供給することは出来なかった。

 かと言って、秘術“パラメシュヴァラ”はそこらの神術師を適当に捕まえて使えと言っても、すぐ使えるものではない。

 もちろん私自身も“パスパタ”を用いて実際に発動させるのは初めてだが、爵位を継ぐ際に練習は何度も行った。

 今回も妻達と共に予行練習を行い、4人なら発動可能だと判断したからこそ、私達はこの場にいるのだ。


 愛する妻達の表情に、怯えや憂いの類は見当たらない。

 そこにあるのは、愛する家族の為、かけがえのない領民の為、そして祖国の為に命を投げ打つ覚悟だけだった。

 それ自体は、誇り高き帝国貴族として最大限の敬意を払われるべき姿だろう。

 私自身、これが自分1人ならば同じような表情をしていただろう。

 しかし……


 思い出すのは、混乱が大きくなる前に隣の領に逃がした子供達のこと。

 長男は心配ない。もう次期領主としての資質は十分持っているし、帝国貴族として、私達夫婦のことを誇りに思ってくれるだろう。

 他の子供達も、これが今生の別れとなることを察しながらも、涙を堪えて激励してくれた。

 だが、末娘は別だ。


 他の兄弟とは歳の離れた、まだ7つになったばかりの娘。

 私達夫婦と上の兄や姉に散々可愛がられ、天真爛漫に育った我が家のお姫様。

 あのいつも笑っている娘が、別れ際に浮かべた泣き顔が頭から離れない。


 兄や姉の様子から何かを察したのだろう。

 私の脚にしがみつき、必死に「一緒に行こう」「お別れしたくない」と泣き縋ってきた。

 いつもの可愛いわがままとは違う、涙混じりの全身全霊の懇願。

 あれには私達も参ってしまった。


 最終的に、私の腹心である執事が娘を無理矢理抱きかかえて引き剥がしたが、娘はそれでも大人しくせず、執事の髭は引っ張るわ眼鏡は割るわで大変だった。


 馬車に乗せられた娘の、去り際の泣き顔が脳裏に浮かぶ。幼い声で、舌足らずな言葉で必死に紡いだ悲痛な叫びが、頭の中で反響する。


 帝国貴族として、ルービルテ辺境候として、民の盾となり、矛となって散ることに躊躇いはない。


 だが……だが、ただ1人の男として、1つだけわがままを言うならば、


「せめて妻達は生き残って欲しい」


 それが私の、ワンジー・ルービルテの偽らざる本心だった。


 そう。だからこそ、私は彼女を止めなかったのだろう。

 南の空を見上げながら、その先へと飛び立った少女のことを思う。


 セリア・レーヴェン侯爵令嬢

 彼女に会ったのは、今日が初めてではない。

 と言っても、前回初めて会った時、彼女はまだ8歳くらいだったと記憶している。

 帝国の建国パーティに王太子の婚約者として出席していたのだが、その年齢に相応しくない落ち着き払った態度と完璧過ぎる挙措が、少々不自然……いや、失礼を承知で正直に言うならば、いっそ不気味なまでに異質だったために、強く印象に残っていた。

 王太子殿下も年齢の割にはしっかりしてらしたが、セリア殿の立ち居振る舞いはそういったものとは一線を画していた。


 まるで、貴族令嬢とはかくあるべしという言葉を体現したかのような完璧な礼儀作法。しかし、その瞳はまるでガラス玉を嵌め込んだかのように無機質で、その表情は人間らしい温かみを一切感じさせないほど無表情だった。

 それが、まるで神話に登場する天使のように端整な容姿と相まって、益々人間味を欠いた印象を与えていた。

 その時は軽く挨拶を交わしただけだが、その完璧過ぎるが故にいびつな姿は、なるほど陰で“人形姫”などと呼ばれるだけはあると納得せざるを得ないものだった


(しかし……)


 先程のセリア殿からは、随分違った印象を受けた。

 たしかに馬車から降りて来た時は、かつての“人形姫”と呼ばれていた頃と同じ無機質さを感じたが、作戦会議の最中には年相応に人間らしい表情を見せていたように思う。


 きっかけは、私が使うと告げた秘術“パラメシュヴァラ”が、術者を巻き込む自爆攻撃だと知ったことだろう。

 それをツァオレン殿下に知らされた瞬間、セリア殿の表情に突如として人間味が宿った。

 そして、私は初めて本当のセリア・レーヴェン侯爵令嬢に会った心地がした。


 私達に向けられた、羨望にも似た眩しそうな視線。

 人間らしい輝きを取り戻したその瞳の奥には、痛みと苦しみ、そして微かな恐怖が宿っているように見えた。

 それらを決意と覚悟でねじ伏せ、口にした宣言。


『ナハク・ベイロンは、私が倒します』


 その言葉には、確かに私達の身を案じる思いが込められていた。

 まだ会ったばかり、言葉を交わした時間など1時間にも満たない、他人と言って差し支えない私達を案ずる思いが。


 まったく、どれだけお人好しなのかと思う。

 フォーベル殿の話では、領都にいる避難民の姿を見た時も、酷く心痛めた様子だったという。

 きっと、いや間違いなく、それこそが彼女の本来の姿なのだろう。

 完璧な貴族令嬢でもなければ、伝説に語られる英雄のように、何物にも動じない超人的な精神を持っている訳でもない。

 彼女はただ、誰かを思い遣り、誰かのために自分の力を振るうことが出来る、心優しい少女だった。


 そんな少女が、あの若さ…いや、幼さで、あそこまで外界に対して硬く心を閉ざしてしまうなど、一体彼女はどんな環境で育ったのか。

 伝え聞く話である程度は想像出来るが、実際はそんな私の想像よりも遥かに辛く過酷な環境だったのだろう。

 そんな環境にあって、幼い少女が歪まず腐らず、いまだに他人を思い遣れる心を持っているというのは、いっそ奇跡とすら言えるかもしれない。




 だが、私はそんな心優しい少女を死地に追いやった。

 自分と愛する家族を守るために、彼女という一縷の希望に縋ってしまった。

 ナハク・ベイロンの討伐に向かう彼女を、止めることも出来た。いや、本来なら止めるべきだったのだろう。

 聖人とはいえ、全員が超人的な戦闘力を持っている訳ではない。

 いや、むしろ伝説に残る武勲を上げた聖人など、過去に確認された聖人の中でも一握りだ。

 彼女は戦闘神術師の名家として名高いレーヴェン侯爵家の令嬢なのだから、適性はあるのだろうが…。

 いや、たとえそうだとしても、元々何の関係もない子供に命を懸けさせるということが、大人として恥ずべき行為であるということは間違いない。


 厳密に言えば、彼女は既に成人しているのだから、子供ではないかもしれない。

 しかし、そんなことは何の言い訳にもならない。

 彼女よりも年上の娘を持つ私からすれば、彼女もまた、私が大人として保護すべき少女であることに変わりはないのだから。

 にも関わらず、私は……


「いずれ、報いることが出来ればいいのだが……」

「セリア様のことですか?」


 意図せず漏れた独り言を、隣にいたフォーベル殿に聞きとがめられてしまった。

 聞かれてしまったものは仕方ないと、静かに頷いて続ける。


「彼女は元々今回の一件に何の関係もない人間だ。そんな彼女に、全てを背負わせるようなことをしてしまった。……帝国貴族としては正しいことをしたかもしれないが、男として、大人としては最低な行動だ。…ついそんなことを考えてしまうのも無理からぬことだろう?」

「そう、かもしれませんが…セリア様も無償で引き受けた訳ではございませんし、候が気に病まれる必要はないかと」

「だとしても、だ。…とはいえ、事ここに至っては私に出来ることなど、無事に彼女と再会出来るよう祈ることだけだが。……まったく、情けない限りだ」


 そして、残念ながらその願いが叶う見込みは極めて薄い。

 先程、ナハク・ベイロンが予定よりも遥かに速い速度で接近しているという情報が入ったのだ。

 討伐に出向いた彼女がどうなったかは分からない。

 だが、せめて逃げていて欲しいと思う。

 今更こんなことを思うのは勝手に過ぎるが、妻だけでなく無関係の少女まで道連れにしたとあっては、心残りがあまりに多過ぎる。

 何より、元から彼女には命を懸ける義務も義理もないのだから。




 そんなことを考えていると、渓谷の方から1人の騎士が戻って来た。

 彼は、急接近していると思われるナハク・ベイロンの偵察に向かった騎士の片割れだ。

 その時私は、隣に立つフォーベル殿から不安そうな気配が漏れたのに気付いた。

 死地に送り込んだ2人の部下の内1人だけ帰って来たのだから、この反応は当然だろう。


「た、隊長、ルービルテ辺境候様、ご報告致します」


 やがて私達の前まで来たその騎士は素早く跪くと、慌てた様子で言った。


「聞こう」


 そう応じるフォーベル殿だけでなく、この周囲にいる者全員が、その騎士の次の言動に集中するのを感じた。

 無言の注目を一身に受けながらも、当の本人はそんなこと気にする余裕もない様子で告げた。


「ハッ、渓谷を半分ほど過ぎた辺りで、ナハク・ベイロンを確認しました」


 その言葉に、私達は息を呑んだ。

 あまりにも速過ぎる。既に渓谷の半分を越えたなら、ここまで来るのも時間の問題だ。

 しかし、その懸念は次の言葉で吹き飛んだ。


「目標は地面に伏した状態で完全に沈黙。口内より大量の出血を確認しました」


 いや、懸念だけでなく、意識が一瞬飛んだ。

 その言葉があまりに意外過ぎて。


 報告を聞く者全員が虚を突かれた表情で押し黙る中、その騎士ははっきりと宣言した。


「目標の討伐は成功したと思われます!」


 息を呑む、一瞬の空白を置いて



 オオオオォォォォッ!!!!



 驚愕の声と歓声とが、周囲から一斉に巻き起こった。


 誰も彼もが信じられないといった表情で、しかし身の内から湧き上がる興奮を抑えられずに雄叫びを上げている。

 その興奮は周囲に伝播していき、歓声の輪が広がっていく。


 しかし、その輪の中心にいる私達は、既に冷静さを取り戻していた。

 目の前の騎士の表情から、それだけではない重大な何かが起こったのだと察したからだ。

 それに、それだけなら彼が1人だけで戻って来たことの説明がつかない。

 フォーベル殿も1つ深呼吸をしただけで心を落ち着かせると、報告の続きを促した。


「そうか。それは何よりだが、それだけではないのだろう?」

「はい。共に行ったジンが渓谷の上から南の方角を見たところ、大火山カグロフェナクのものと思われる大規模噴火を確認したそうです」

「「なっ……」」


 その報告に、私達は言葉を失った。


 帝国貴族にとって、大火山カグロフェナクの名はあまりにも有名だ。

 帝国史上最大の大災厄をもたらした大地の悪魔。


 その悪魔が、今再び帝国で猛威を振るおうとしている。


「っ、なぜそれを早く言わない!早く避難を―――」

「お、お待ちください!!」


 フォーベル殿の言葉を、騎士が遮った。

 今更何を、と鋭い視線を向けるフォーベル殿に少し怯んだ様子を見せつつも、騎士はさらに続ける。


「お待ちください。恐れながら、現在は噴火は収まって…いえ、抑え込まれており、喫緊の危険はない、と思われるそうです」

「は?抑え込まれている?」


 想像の埒外の言葉に、さしものフォーベル殿も呆ける。


「申し訳ありません。自分も事態が良く掴めておりませんので、ジンに言われたままを報告させて頂きます。ジンが噴火を確認して間もなく、噴煙を遮るように神力の光が放たれたそうです。その時点ではそれが何かは分からなかったそうですが、やがてその光が拡大していくにしたがって、どうやら空中で大量の水を生み出し、噴火を抑え込んでいるようだと分かったそうです。その後、噴煙を完全に抑え込めるだけの規模になると同時に光の拡大は止まり、現在は上空から降り注ぐ水流によって、完全に火山噴火は抑え込まれているようです。念のためジンはそのまま監視を継続。何かあれば風属性神術を使って伝言を飛ばすとのことです」


 …詳しく聞いても、なるほどよく分からない。


「少し待て。空中から火山噴火を止められるだけの水を生み出したというのか?」

「…ジンはそう言っておりました」

「馬鹿な!貴様も神術師の端くれならば分かるだろう!既に存在している水を操るのと空中から水を生成するのとでは、術の難易度も規模も桁違いだ!そんなことが―――」

「仰りたいことは重々理解しております!しかし、隊長もあいつが嘘を報告するような人間ではないと知っておられるでしょう!」

「っ!」


 フォーベル殿の言い分は私にもよく理解出来た。

 もし、そんなことが可能だとすれば、それは……


「超級神術…いや、まさか原初の御業だというのか……?」


 思わず漏れた言葉に、周囲の視線が集まるのを感じた。


「原初の御業…かの“始まりの神術師”が行使したという神の御業ですか?まさかそんな…」

「ならば貴殿は他に心当たりはあるのか?少なくとも私の知る限り、大火山の噴火などという規模の天災を鎮める力を持つ神術師など、かの方々しかおらぬ」

「……」


 私の言葉に、反論は出なかった。


 たしかに俄かには信じられないだろう。

 この推測が当たっているとするならば、セリア殿は一部の人間に神人とも称されるかの“始まりの神術師”の御技に匹敵する術を行使したということになる。しかも、かの“始まりの神術師”と違って他にも複数の属性神術を自在に扱えるというおまけ付きだ。


 それにフォーベル殿はまだ気付いていないようだが、問題はそれだけではない。

 仮にその水属性神術を行使したのがセリア殿だとして、彼女は大火山カグロフェナクまでどのようにして移動したのか。

 この領から大陸の南端まではかなりの距離がある。

 既存の神術ではどう頑張っても数日は掛かる距離だ。セリア殿が空を飛べることを勘案しても、時間を考えるとかなり無理がある。


 となれば、これらが意味することはただ1つ。



 過去に類を見ない圧倒的な超越者。神術師という枠すら超えた、神の領域の存在だ。



 全員が同じ思考に至ったのだろう。

 話を聞いていた者は、一様に畏怖の表情を浮かべていた。


 しかし、私の中にある感情は、畏怖よりも感謝と安堵が多くの割合を占めていた。

 そして、少しでも彼女に恐怖を抱いたことを恥じた。


 私は1つ咳払いをして注目を集めると、はっきりと言った。


「どうやらセリア殿は2度も帝国の危機を救ってくださったようだ。無事お戻りになられたら最高のおもてなしをしなくては」


 そして、戸惑うような視線を向けてくる周囲の人間をジロリと見回しながら続けた。


「彼女に向けるべき感情はただ感謝しかない。そうだろう?」


 そう言うと、ようやく私が言いたいことを察したようで、全員気まずそうな表情をした。

 全員の顔から畏怖の感情が消えたのを確認すると、私は次にすべきことについて話し始めた。


「とりあえず、カグロフェナクの様子はそのまま監視しておいてもらうとしよう。とはいえ、他にもあと数人人員を割いた方がいいだろう。その水属性神術がいつまで保つか分からんし、もしかしたら水流が国境を越えて押し寄せて来るかもしれん」

「そう、ですね。国境には火砕流対策の万里の長塀がありますが、ナハク・ベイロンが通って来た以上、どこかに穴が開いていてもおかしくない」

「うむ。しかし、そうなることを恐れて町に閉じ籠っているのは愚策だ。むしろナハク・ベイロンという危険が去った以上、万が一カグロフェナクの噴火が再開した時のために、少しでも早く避難経路を確保することに注力すべきだ。異論は?」

「ございません。我々第3部隊はこのまま両殿下と合流し、害獣の駆逐に当たりたいと思います」

「そうか、では我々も協力しよう」


 私がそう言うと、フォーベル殿が虚を突かれたような顔をした。


「こ、候も出られるのですか?」

「当然だ。ここで働かないでどこで働く」

「しかし、奥方様は……」

「なんだ知らないのか?妻達は全員元軍属神術師で、私の部下達だったのだぞ?実戦は久しぶりだが、特に問題はない。そうだな?」


 そう言って振り返ると、妻達は全員好戦的な笑みを浮かべて頷いた。

 その様子を見て引き攣った笑みを浮かべるフォーベル殿に、苦笑を浮かべながらそっと囁く。


「実を言うと3人とも、殲滅力なら私よりも上だ。まあ、正面から戦えば負けることはない…と思うがね」

「ご、御冗談を……」


 益々笑みを引き攣らせるフォーベル殿に、まあそういう反応になるだろうな、と思いながら、私は出撃の準備を進めた。


 武装を整え、馬に跨ってから、最後にもう一度南の方を振り返ると、その先にいるであろう少女にそっと胸の中で言葉を贈った。


(どうやら報いる機会がありそうですな。無事に戻られるのをお待ちしておりますよ。セリア殿)






 その後、普段の貴婦人としての堅苦しい生活の鬱憤を晴らすかのように嬉々として害獣を蹂躙する妻達の姿を見て、フォーベル殿始めとする騎士全員が遠い目をし、私は正面戦闘なら勝てるという自信と夫としてのプライドを激しく削られることとなった。

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