都会に住むとわからない…地方の“新型コロナ差別”の実態
東京、大阪、愛知などの新型コロナウイルス感染症の新規感染者増は感染の再拡大だが、地方によっては初の本格的感染拡大という地域も多い。そのため、都会者にはわからない、新型コロナ差別が存在する。
「コロナが怖いというよりも、コロナになったことで巻き起こる、村八分張りの誹謗中傷の方がよほど怖いんです」
こう言うのは東北地方で代々農家を営んできたAさん。夏は娘夫婦と孫の里帰りを楽しみにしてきたが、今回はそれどころではない、という。
■家や個人が特定され卵を投げられ、自宅壁に落書き
「先日、愛媛でコロナ感染者が出た時ビラが配られていたというニュースがあったでしょ。都会の者はそれでビックリしたかもしれないが、田舎じゃビラどころじゃ済まない。噂がすぐに広まるから本人がすぐに特定され、その家に卵を投げる、石をなげる、落書きが書かれるなんてことが起こるんです」