飼育の考え方

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当方のサイトにおいて公表している未発症・無投薬飼育を前提としたメンテナンスの間隔について、水換えは月一回に20%程度、ウールマットの交換・洗浄は2週間毎を推奨しています。
これは長年に於ける当方の飼育経験から得た内容のみならず、仲間の水槽や飼育相談のあった数多くの改善結果に基づいています。
その中でも、失敗を繰り返していた飼育暦一年未満の初心者が当方の飼育論を導入後、僅か数ヶ月でベテラン顔負けな未発症・無投薬の状態で長期飼育を継続中である事例が何人も居ることです。
未発症・無投薬飼育の秘訣は、確立された飼育設備(ただ単にオーバーフロー水槽にすれば良いという訳ではありません。)の確保と上記のメンテナンスを実行するだけで特段難しい作業や面倒な事はありません。
当方の飼育論を実践されて健全な飼育を勝ち取った人達は、これを「うちだ式飼育法」と呼んでいる方々もいらっしゃいます。
度重なる白点病や感染症の発症などで、長期飼育が出来ない場合は、当方の理論から外れている部分があるのではないかと思います。
特にまともに飼えないからメンテナンス間隔の短縮化で発症を抑え込もうとする行為は、設備や飼育技術の不備を水換え頻度に頼ってカバーしているだけであると断定出来ます。
上記内容に心当たりのある場合は、システムの再構築若しくは、飼い方を改めてる必要があるのではないかと思われます。

現状に於けるマリンアクアリウム界では未だに過去の古い考え方や根拠・裏付けの無い飼育論が横行しており、飼育設備に於いても不適切と思われるシステムが数多く実在します。
しかしながら、魚の発症はシステムの確立と飼育法方の不備が直接の原因となっており、その証として魚の状態に答が現れます。
毎週の様に水換えで不備をカバーするのは、無駄な労力の充当だけでなく、魚にとっても適した飼育環境であるとはとはいえません。