過去と向き合い。
1つの区切りを終えたスバル。
過去のトラウマである学校へと乗り込むとそこには、エキドナがいた。
スバルのまず第一声、それは……。
お前、その制服似合ってるな
完全に拍子抜けなその言葉と態度に、エキドナは面白くて噴き出してしまう。
そんなエキドナの態度に、スバルは憮然とした表情で答えた。
するとスバルの行動が予想外だったのか。
エキドナはあまり驚いていないスバルから話を聞いてみる。
するとこの世界には、そもそも違和感があると言われてしまった。
しかたないので、エキドナは種明かしを始める。
第1の試練。
それは自身の過去と向き合う事。
スバルはそれをなんなくと突破した。
エキドナとしてあまりに物語性がない話だったが、それでも試練の突破は素晴らしいものだ。
彼女はスバルを誉めたたえる。
興奮のあまり口が勢いよく回ってしまったが、途中でエキドナは自分で気づいて止まる。
そのままスバルの方にも種明かしをエキドナは求めた。
なぜなら彼女は知識の強欲である。
なんでも知りたいのだ。
さてスバルであるが、こっちも隠すことは無い。
エミリアに本気で惚れているから彼女のことを忘れなかったこと。
レムという、エミリアに惚れている自分を好きだ、と言ってくれる女性に相応しくあろうとしていること。
菜月昴(ナツキ・スバル)が過去を乗り越えられた理由など、この2つだけだ。
だがここで知識の強欲であるエキドナはつい、いらないことを話してしまう。
ここはしょせん虚構の世界。
ここで感動のお別れをしたって無意味だ。
スバルはエキドナに対して怒りを示す。