※病原菌や害虫の卵などが付着しているかもしれないというのも心配ですが、Amazonなどから個人情報が漏出している可能性もあるというのも気になります。
 Amazonでは中国の業者がかなり出店していますし、Amazonのカスタマーサービスで中国人スタッフが対応するケースも増えています。

 今回の種子に関しては、ヒマワリの種のようなものやピスタチオのようなものなどさまざまですが、差出人が不明で追跡できないという部分は共通しているようです。
 農水省もHPに掲載するだけでなく、お年寄りや小さな子供などが間違って開封してしまったり、庭に植えてしまったりしないように強く警戒を呼びかけるべきだと思います。 *

謎の種子
中国から米国に「アクセサリー」として送り付けられた謎の種子

 ◇中国から?日本各地に謎の種届く 農水省「植えないで」

 「植物の種子のようなものが入った国際郵便が届いた」との相談が各地の消費生活センターに寄せられている。中国から送られたとみられ、狙いは不明だ。

 農林水産省によると、一部はネギの種とみられ、30日に「有害な病害虫が付着している可能性がある」として、植えずに相談するよう呼びかけを始めた。同様の事例は米国でも相次ぎ、米農務省も注意を呼びかけている。

 28日に国際郵便の白い封筒(縦約16センチ、横約12センチ)が自宅に届いた神奈川県三浦市の男性(68)によると、中には透明の袋に種子のような物が100個ほど入っていた。

「CHINA POST」と書かれた伝票も入っていたが、差し出人の名前はなく、英語で「広東省深圳(しんせん)市」とだけ表記。中身は英語で「宝石」と記され、宛先欄には男性の住所、名前、携帯電話番号が正しく書かれていた。請求書などは入っていなかった。

 男性は「通販で間違えて頼んだものかもしれないと思って開いた。庭にまくことも考えたが、『危ないかもしれない』と思い直して三浦市役所に連絡した」と話す。
朝日新聞デジタル 2020年7月31日

謎の種子

 ◇海外から注文していない種子などが届いた場合は、植物防疫所に連絡を

 最近、注文をしていないのに海外から種子が郵便などで送られてくる事例があるようです。
 このような事例では、輸入時に植物検疫を受けていない場合が多いのですが、植物防疫法の規定により、植物防疫官による検査を受けなければ、植物は輸入ができません。輸入時に検査を受けた場合は、外装に合格のスタンプ(植物検査合格証印)が押されます。

 もし、輸入検査を受けていない(外装に合格のスタンプのない)植物が届いたら、そのままの状態で、最寄りの植物防疫所にご相談ください。
 なお、心当たりの無い種子が届いても、庭やプランターなどに植えないでください。また、種子がビニール袋に入っている場合は、ビニール袋を開封しないでください。

謎の種

 ※外装が未開封の場合、配達後に受け取りを拒否することもできますので、郵便局にご相談ください。
 ※輸出国植物防疫機関が発行した検査証明書(Phytosanitary Certificate)が添付されていない苗や種子は輸入ができません。

 ・郵便物の植物検疫に関する情報は、こちらをご参照ください。
 ・植物防疫所の連絡先はこちらをご参照ください。

植物防疫所
 (農水省)

植物防疫所

謎の種 中国から世界中に送り付けられる

謎の種子

中国から注文していない謎の種が届く

謎の種子