FX/為替/トレード用語一覧 主にファンダメンタルズ用語
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海外FXのQ&A
あ~お
アイザー・ウェイ
アイザー・ウェイ(Either Way)とは、外国為替市場において買値(Bid)と売値(Ask)が同じ価格になる状態を指します。
相対取引(あいたいとりひき)
相対取引とは、証券取引所などを介さずに売り手と買い手が一対一で、値段・数量などを決めて行う取引です。「店頭取引」「OTC(Over The Couner)取引」とも呼ばれます。
相対取引は国内FX会社で一般的に採用されています。
例えば、個人投資家が米ドル/円の買いポジションをすると、国内FX会社はこの取引の相手方となり米ドル/円の売りポジションを保有することになります。
相対取引を採用している国内FX会社の問題点として上げられるのが、投資家と国内FX会社間の利益相反です。つまり、投資家が損失を出すことにより、相対する国内FX会社が利益を得ています。
また、国内FX会社が為替レートを自由に設定できるため、国内FX会社によって価格が相殺されてしまうと、投資家に損失が発生する可能性があります。
このような理由により、相対取引は不透明な取引形式であると言われています。海外FXでは、投資家の注文をカバー先の金融機関に渡すSTP方式や、金融機関、証券会社、ファンド、大口トレーダーなどが参加する取引ネットワークに注文を流すECN方式を採用しており、投資家と海外FX会社間の利益相反は発生しません。
アウトライト
アウトライトとは、外国為替取引において、買い戻しまたは売り戻しの条件を付けずに、一方向的に買いもしくは売りの取引をすることを言います。「アウトライト取引」とも呼ばれることがあります。
アウトライト取引はインターバンク市場で行われている取引であり、個人投資家向けのFX取引では行われません。個人向けFXでは、買いポジションや売りポジションは最終的に決済することが要求されますが、アウトライト取引は決済の前提がありません。
青空天井/青天井
青空天井とは、相場の上げ足が速く、連日最高値を更新し続けて、際限なく株価が上昇しているような状態をいいます。
悪材料
悪材料とは、相場の下落要因となるニュースや発表などをいいます。
アゲインスト
アゲインストとは、為替レートの変動によって、保有しているポジションが含み損(評価損)を抱えている状態のことをいいます。
アシスタント・ディーラー
アシスタント・ディーラーとは、外国為替市場において、顧客を担当する為替ディーラーをいいます。
足取り表
足取り表とは、過去の為替レートの価格が変動する通貨の値動きを、グラフで表したものをいいます。
アスク
アスク(Ask)とは、FX取引において、投資家に対して提示される売値のことを意味します。「アスク値」「オファー」「売り気配」「売り気配値」とも呼ばれます。
アナリスト
アナリストとは、政治・経済の分野における問題について、その要因・動向などについて分析し提言を行う専門家を指します。金融業界におけるアナリストは、企業の財務や業績の分析、将来性の評価を行い、投資の意思決定に必要な情報を提供する役割を担っています。
アノマリー
アノマリーとは、ある法則や理論に基づくと、異常であったり立証できない事象を指します。アノマリーは物理学、天文学、経済学など様々な分野に広く存在しています。
一般に、株式・為替・債券などのマーケットでは、既存の投資理論では説明できない価格形成や値動きが昔から観測されています。投資の世界では、投資理論で説明できないものの、「よく当たるかもしれない」経験則のことをアノマリーと呼んでいます。
例えば、「5月に売り抜けろ(Sell in May)」などはウォール街で昔から言い伝えられているアノマリーです。
アベレージ・コスト
アベレージ・コストとは、同じ通貨ペアのポジションを複数回にわたって継続的に取引した場合の、平均的な持ち値のことをいいます。平均約定単価。
アマウント
アマウントとは、外国為替取引やCFD取引などをする際の取引量、または取引単位(金額)のことをいいます。ロット。取引量。トレードアマウント。
アメリカ雇用統計
アメリカ雇用統計とは、アメリカ合衆国厚生労働省が毎月第一金曜日に公表する一連の統計レポートのことを指します。失業率、非農業部門雇用者数変化、平均時給など、10項目から構成されています。
数ある経済指標の中でも最も影響力の大きなものといわれています。
アルトコイン
仮想通貨で基軸通貨となるのがビットコインですが、そのビットコイン以外の仮想通貨を総称してアルトコインと呼びます。
安全資産
安全資産とは、預貯金や国債など、予めに将来の収益が確定されている資産のことを言います。無リスク資産とも呼ばれます。
広義では、相場変動で元本が目減りするリスクが少ない資産も安全資産に含まれます。この定義では、格付けの高い先進国国債やゴールドも安全資産に含まれます。
安全資産に対して、将来の収益の予想が難しい資産のことを危険資産と呼びます。
アンチマネーロンダリング
アンチマネーロンダリング(AML、Anti-Money Laundering)とは、各金融機関がマネーロンダリング(資金洗浄)を防止し、対策することをいいます。
アービトラージ
アービトラージ(Arbitrage)とは、異なる市場間の価格差を利用して利益を得る取引手法のことです。「裁定取引」「さや取り」とも呼ばれることがあります。
株式取引、先物取引、FX取引など様々な市場で用いられます。FX取引では、FX会社間の価格差を利用して通貨を売買することで、アービトラージが行なわれます。
板
板とは、売り方・買い方が希望する値段の表のことです。「気配値」、英語では「quote(クウォート)」と呼ばれています。
委託介入(いたくかいにゅう)
委託介入とは、為替レートの不均衡によって自国経済に悪影響が発生している際に、同国の通貨当局が海外の通貨当局に対して、為替介入の実施を委託することを言います。
海外市場が取引の中心となる時間帯に自国通貨の為替レートに不均衡が生じた場合、海外の通貨当局に為替介入を委託する必要性が生じることがありえます。
一目均衡表
いちもくきんこうひょうは、日本由来のテクニカル指標の一つです。もともと日足をベースにした株式チャートに対して開発されました。先行線、遅行線、雲などから構成されます。
移動平均線
移動平均線とは、過去のある期間の終値を平均し、それらの値をチャート上でつなげた線のことを言います。移動平均線は様々なテクニカル分析に利用され、為替相場のトレンドを理解するのに重宝します。
移動平均線は終値の平均を取る期間を変えることができ、日足では5日・25日・75日、週足では13週・26週・52週、月足では12か月・24か月・60ヶ月などが良く利用されています。
イナゴトレード
レートが急激に変化した際に順張りの方向に”イナゴの群れのように”トレードする人たちを指します。
イニシャルクレイム
イニシャルクレイム(IJC、Initial Jobless Claims)とは、米国の全土で1週間に新しく失業保険給付を申請した数です。
インカムゲイン
インカムゲイン(Income Gain)とは、株式や外貨など金融商品を継続保有することによって得られる収入のことを言います。
FX取引では、スワップポイントによる収入がインカムゲインに当たります。インカムゲインは、銀行預金の利子のように定期的に入ってくるため、投資家に長期的な視点で投資をすることを促すメリットがあると言えます。
これに対して、通貨などの資産の価格変動を利用して得られる売買収入のことをキャピタルゲイン(Capital Gain)と呼びます。
インターバンク市場
インターバンク市場とは、銀行間取引市場のことを指しており、世界中の銀行が電話やインターネット通信で互いに24時間、外貨や手形、資金を取引しています。東京、ロンドン、ニューヨークが世界の3大市場と呼ばれています。
従来は文字通り、銀行のみが参加を許される市場でしたが、90年代に金融の自由化が進み規制が緩和されたことで、銀行だけでなく保険会社、証券会社、ファンドなど機関投資家、さらには大口専業トレーダーなども参加できるようになりました。
海外FX会社が提供しているSTP方式(Straight Through Processing、ストレイト・スルー・プロセッシング)やECN方式(Electronic Communications Network、エレクトリック・コミュニケーションズ・ネットワーク)では、最終的に個人投資家の注文情報はこのインターバンク市場に出されることになります。
インフレ非加速的失業率
インフレ非加速的失業率(Non-Acceelerating Inflation Rate of Unemployment、NAIRU)とは、労働人口における失業者の割合のことで、自然失業率のことをいいます。
受渡日
受渡日とは、取引した通貨を受け渡す日のことをいいます。
売り材料
売り材料とは、相場の下落要因となるニュースや発表などをいいます。
売り持ち(うりもち)
売り持ち(うりもち)とは、外貨を売っている状態のですぐに買い戻さずに長期間打ったままにしていることを指します。「売りポジション」「ショート(ショートポジションとも言う)」とも呼ばれます。FX取引では証拠金を担保にして外貨の売りからでも取引を始められます。
上放れ(うわっぱなれ)
上放れ(うわっぱなれ)とは、レンジ相場などのように、ある一定の水準で値動きをしていた為替レートが、その水準を超えて一気に大きな上昇をしたり、直前の価格から大きく価格が上昇したりで取引されることをいいます。
エキスパートアドバイザー
エキスパートアドバイザー(EA、Expert Adviosr)とは、MetaTraderで起動させることができる自動売買プログラムをいいます。
エキゾチック通貨
エキゾチック通貨とは、マイナー通貨の中でも、とりわけ発展途上国・新興国が発行している通貨を指します。
エキゾチック通貨の例としては、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソ、香港ドル、シンガポールドル、ノルウェークローネ、などです。米ドル、日本円、ユーロ、英ポンドなどのメジャー通貨に比べて、これらの通貨は流通量・取引量が小さく値動きが激しい傾向にあるため、スワップポイントが高く設定されています。
スワップ金利の獲得を目的に、エキゾチック通貨の長期保有投資が人気を集めていますが、これらの国々は政情不安、信用度に難がある場合があるため、リスク管理に気を配る必要があります。
エスクロー
エスクロー(escrow)とは、商取引の当事者間に信頼のおける第三者(エスクローエージェント)を仲介させて取引の安全性を担保する仕組みを指します。
円キャリートレード
円キャリートレードとは、取引戦略の1つで、世界的に見て低金利である日本円で資金を借り入れて、より高い金利が期待できる新興国通貨などに投資する投資手法です。「円キャリー取引」とも呼ばれます。
円キャリートレードでは、投資自体から得られる利益に加え、円金利との金利差からも利益を得られるため、高い収益を挙げられます。主に、巨額の資金を扱うヘッジファンドや証券会社・保険会社などの機関投資家が活発に、この円キャリートレードを行っていると言われています。
円で調達した資金を利用して豪ドルや金に投資するファンドが、しばしば経済ニュースなどに照会されています。
円高
円高(Strong Yen)とは、外国為替において円の価値が、円以外の通貨に対して上がる事を円高といいます。
追証(おいしょう)
追証とは、信用取引、FX取引、CFD取引などにおいて、保有しているポジションの含み損が相場の変動等によって一定額を越してしまった際に、追加入金をしなければならないことを指します。広義では、「マージンコール」とも呼ばれます。
オイルマネー
主にサウジアラビアなどの中東諸国に代表される石油産出国が、石油輸出に得た利益を元手として運用されている政府系ファンドを総称して、「オイルマネー」と呼びます。
欧州委員会
欧州委員会とは、欧州連合(EU)における行政府の役割を担っています。具体的には、欧州連合理事会への政策案・法案提出、EU法規適用の監督、理事会決定の執行を行います。
欧州委員会は各EU加盟国より1名ずつ選出された合計28名の委員から構成されます。欧州委員会委員の任期は5年で、委員は任務を遂行するに当たって、出身国政府の意向に左右されずEUの利益のためだけに行動することが義務付けられます。
欧州委員会はブリュッセルとルクセンブルクに主要オフィスがあり、およそ2万人のスタッフが業務を行っています。
欧州中央銀行
欧州中央銀行は、欧州単一通貨であるユーロの金融政策を実施する中央銀行です。正式名称は、「ECB(European Central Bank)」です。
1999年のユーロ発足に先立ち、1998年に新たにユーロに関する諸業務と金融政策を執り行う機関として、ECBは設立されました。本拠地はドイツのフランクフルトにあります。他国では、自国通貨の金融政策を管理するため、1国に中央銀行は1つ存在しますが、ユーロはEU加盟国 の多くで採用されているため、ECBはユーロ圏全体の中央銀行として位置づけられています。
ECBの最上課題は、ユーロ圏内の物価の安定にあります。これ以外に、ユーロの発行・管理、公開市場操作、ユーロ加盟国の公的外貨準備の保管、公定歩合の調整などを行っています。毎月第1、第3木曜日に、金融政策を決定するためのECB理事会が開催されています。
ドル、円などに匹敵する流通量を誇るユーロですが、加盟国側に金融政策の裁量権が無いこと、加盟国に高い財政規律ルールを課していることがしばしば不満・批判の種となっています。
往来相場
往来相場とは、市場競争売買によって付いた株、債券、為替などの値段が、あたかも箱の中に閉じ込められたかのように、一定の価格帯内で上下している相場状況をいいます。
押し目買い(おしめがい)
為替レートが上昇トレンドを描いていく過程で、一定の間隔で下落するタイミングがあります。この軽い下落のことを「押し目」といいます。逆に、為替レートが下降していく過程で一時的に上昇するタイミングを「戻り」といいます。
オシレーター系・トレンド系
テクニカル分析にはオシレーター系とトレンド系の方法があります。
オシレーター系のテクニカル分析に利用される指標は、RSI、RCI、ストキャスティクスなどがあり、これらの指標かそのレートが適切な水準にあるかどうかではなく、指標が示す「買われ過ぎ・売られ過ぎ」という傾向を読み取り、偏重を脱するタイミングを狙ってポジションを建てる。
トレンド系のテクニカル分析の方法には、移動平均線、ボリンジャーバンド、MACD、一目均衡表など、いくつか種類があるが、それぞれの手法に共通しているのは「トレンド」を計測し、その反転を予測して逆張りをするためのサインとして用いて「カウンタートレード」を行う点である。
他方、トレンドを追いかけるように順張り取引を行う「トレンドフォロー」タイプの投資家もいる為、トレンドを読んでポジションを建てるタイミングもそれぞれ異なる。
踊り場
踊り場とは、上昇または下落を続けていた値動きが鈍化して横ばいになった状態を指す言葉です。
オファー
オファーとは主にFXで使われる用語で、通貨を取り扱う業者が顧客に対して提示する売値のレートです。
オフショア取引
オフショア取引とは、非居住者(外国人)から調達した資金を別の非居住者に貸し付けるなど、運用・調達とも非居住者と行なう資金取引のことを指します。
オプション取引
オプションとは、ある金融商品(株式や金など)を将来の決められた日にあらかじめ決められた価格で売買する「権利」です。買う権利のことを「コールオプション」、売る権利のことを「プットオプション」と呼びます。
オルタナティブ投資
オルタナティブ投資とは、投資信託、株式、債券、不動産など伝統的な投資対象以外の資産への投資を指した言葉です。
オルタナティブ投資とみなされるものは、未公開株式、ヘッジファンド、ベンチャーキャピタル、オプションなどのデリバティブ関連商品、為替取引、石油やガスなどのコモディティ、貴金属、仮想通貨などが挙げられます。
卸売物価指数
卸売物価指数(PPI)は生産者側から物価指数を割り出した値です。
終値(おわりね)
終値(おわりね)とは、株式やFXなどの1日の取引活動を通して、取引終了時に発生した価格のことを言います。「引値(ひけね)」とも呼ばれます。
隠密介入
通貨を管理・統制する財務省や日本銀行などの通貨当局が、労働市場・為替市場・金融市場などの市場に知らせる際に、為替介入することです。
オージー
オージー(Aussie)とは、一般にオーストラリアをいいますが、外国為替市場におけるオージーとは、オーストラリア連邦の公式通貨であるオーストラリアドルのことです。
オーストラリア準備銀行
オーストラリア準備銀行は、Reserve Bank of Australiaの略称です。オーストラリアの中央銀行に当たります。
オーダー
オーダー(Order)とは、FX取引における売りや買いの注文を指す言葉です。英単語の「Order」も「注文」という意味があります。買い注文のことを「買いオーダー」、売り注文のことを「売りオーダー」と呼ぶこともあります。
オーバーシュート
オーバーシュートとは、為替レートが短期的に一方向に急激な動きを見せることを指します。価格が瞬間的に上昇した場合、下落した場合、両方ともオーバーシュートに当てはまります。
オーバーナイト取引
オーバーナイト取引とは、今日建てた注文をその日のうちに決済せず、翌日以降もポジション保有を継続する取引のことをいいます。
オーファンブロック
オーファンブロック(孤立ブロック)とは、ブロックチェーンにおいて、メインチェーンから分岐し、無効となったブロックのことです。
か~こ
買い持ち(かいもち)
買い持ち(かいもち)とは、外貨を買っている状態ですぐに売却せず長期間持ち続けることを指します。「買いポジション」「ロング(ロングポジションとも言う)」とも呼ばれます。
買戻し(かいもどし)
買い戻しとは、売りポジションを反対売買により買い戻して、売りポジションを決済する行為を指します。FX取引は株式投資と異なり、売りからトレードを始めることができます。これがFX取引の大きな魅力の1つになっています。
為替介入(かわせかいにゅう)
為替介入とは、外国為替市場で発生した自国通貨の為替レートの急激な変動を抑え、安定化させる目的で、中央銀行などの通貨当局が市場で外貨を売買することを言います。別名、「外国為替平衡操作」とも呼ばれます。
為替相場(かわせそうば)
為替相場とは、外国為替取引(FX取引)における2通貨間の交換レートのことを言います。「為替レート」とも呼ばれます。
より詳しい説明は以下の「為替レート」の項目をご覧ください。
為替レート
為替レートとは、外国為替取引(FX取引)における2通貨間の交換レートのことを言います。「為替相場」とも呼ばれます。
カントリーリスク
カントリーリスクとは、自国通貨の為替レートを下げるリスクのことを言います。投資対象となる国の信用力を表す尺度として表現されます。「ソブリンリスク」とも呼ばれます。
外貨準備(がいかじゅんび)
外貨準備とは、国の金融当局が保有している外貨のことを指します。この外貨準備は、対外債務の返済、為替介入、輸入代金決済などに充てられます。
外国為替(がいこくかわせ)
外国為替とは、2つの異なった通貨を交換することをいいます。 「外国為替取引」とも呼ばれます。 英語では、「Foreign Exchange」と表記され、この頭文字を用いて「FX」または「FX取引」と呼称されることが多いです。
外国債券
外国債券とは、発行者・発行通貨・発行場所のいずれかが自国のもの以外となっている債券を言います。「外債」「外国債」とも呼ばれます。
機関投資家
機関投資家とは、個人投資家とは別に、顧客や会員から集めた大きな資金を使って、株式・債券・FX・商品先物などを運用する企業・団体のことを指します。
危険資産
危険資産とは、株式や社債、不動産など、将来の収益の予測がとても困難な資産のことを言います。リスク資産とも呼ばれます。
基軸通貨
基軸通貨とは、世界経済において最も影響力が強く、輸出入や国際金融取引で基準となる支払い手段として扱われる通貨のことを指します。「キーカレンシー(Key Currency)」とも呼ばれます。
ある通貨が基軸通貨として認められるには、以下の条件を満たしている必要があります。
1.国際間の貿易・資本取引に広く使用される決済通貨であること
2.その通貨の価格変動が安定していること
3.対外取引が容易であること
キャピタルゲイン
キャピタルゲイン(Capital Gain)とは、株式や外貨など保有している資産価格の変動によって得られる利益のことを言います。FX取引におけるキャピタルゲインについては、「為替差益」とも呼ばれます。
キャピタルロス
キャピタルロス(Capital Loss)とは、保有している株式や外貨などの資産価格の変動によって発生する損失のことを言います。
キャリートレード
金利の低い通貨で資金調達して、金利の高い通貨で運用して利ザヤを稼ぐ手法。特に円で資金調達をおこなう場合を円キャリートレードという。 機関投資家・ヘッジファンド等の有力な資金調達・運用手段とされる取引。 円キャリートレードが加速すると、円が売られやすくなり、円安をもたらす要因の一つと考える見方もある。
協調介入(きょうちょうかいにゅう)
協調介入とは、為替相場の急激な乱高下により世界経済が混乱することを阻止するため、多国間で協調して為替介入を行うことをいいます。為替介入については、以下の解説をご覧ください。
協調介入は、一か国で為替介入をする場合と比較して、その為替レートを安定させる効果は飛躍的に大きくなります。協調介入の代表例としては、1985年のプラザ合意後に実施されたドル売り協調介入、1987年のルーブル合意後のドル買い協調介入が挙げられます。
金融政策
金融政策とは、自国経済の成長と国内の物価安定のために、中央銀行が行う経済政策のことを言います。日本では、日本銀行が金融政策を決定・実施しています。
金融政策決定会合
金融政策決定会合とは、日本銀行が国内の金融政策に関する事項を協議・決定するために定期的に開催する会合です。公開市場操作による市場金利や通貨供給量、市中銀行の日本銀行に対する預金準備率などを決定しています。
逆イールド
逆イールドとは、債券市場において、満期までの期間が短い債券の利回りが、満期が長い債券の利回りを上回ることを言います。つまり、短期金利が長期金利よりも高くなる現象を指します。
逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)
逆指値注文とは、FX取引の注文方法1つで、売買希望価格をあらかじめ指定して出される注文になります。「ストップオーダー(Stop Order)」とも呼ばれます。
逆ざや
逆ざやとは、株式や外貨など保有している資産の価値が価格変動によって、保有時点よりも安くなり、損失が発生している状態を指す。「含み損」とも呼ばれます。
「逆ざや」は他の意味でも使われることがあります。
一方、価格変動によって、保有している資産の価値が保有時点よりも高くなっている状態のことは、「利ざや」と呼びます。
逆張り(ぎゃくばり)
逆張りとは、株式やFX取引において、マーケットのトレンドとは逆方向の取引をすることを言います。
口先介入
口先介入とは、実際に通貨の売買を通じて市場への介入を行うのではなく、政府関係者や金融当局者が自国通貨の為替レートに影響を及ぼすような発言を意図的に行うことを言います。
クロス取引
クロス取引とは、米ドルを介さない為替取引のことを言います。つまり、米ドルが含まれていない通貨ペアを取引することです。
景気動向指数
景気動向指数は、日本の内閣府が毎月発表する、日本の景気動向を総合的に示す経済指標です。生産、投資、雇用、物価など、景気に敏感に反応する指標を統合して算出されます。
経済成長率
経済成長率とは、一定期間(四半期、1年間など)における一国経済の成長する度合いのことです。経済成長率を示す主要な尺度としては、国民総生産(GNP)や国内総生産(GDP)の変化率などが使われています。
経常収支
経常収支とは、一国の国際収支のうち、金融資産取引を除いた、財やサービスの取引に関わる収支の合計です。
気配値(けはいね)
気配値とは、株式やFXなどの取引市場における、売り方と買い方のそれぞれが希望する取引価格のことです。
ケース・シラー住宅価格指数
ケース・シラー住宅価格指数とは、世界最大級のインデックス算出企業であるS&Pダウジョーンズインデックス社が毎月発表している、米国住宅価格の水準を示す経済指標です。
現受け・現渡し(げんうけ・げんわたし)
現受けとは、FX取引において保有している買いポジションを差金決済(反対売買)して解消するのではなく、対価を支払って外貨としてそのまま受け取ることを言います。
購買力平価説
購買力平価説(Purchasing Power Parity, PPP)とは、外国為替レートの決定要因を説明する考え方の1つで、為替レートは自国通貨と外国通貨の購買力の比率によって決定されるという説です。1921年にスウェーデンの経済学者グスタフ・カッセルが『外国為替の購買力平価説』として発表しました。
国際収支
国際収支とは、一定期間におけるある国の対外経済取引の総計をまとめたものです。外国からのお金の受け取りと外国への支払いをまとめた、一国の家計簿と考えることができます。
国際通貨基金
国際通貨基金とは、第二次世界大戦後に国際金融や外国為替相場の安定を図る目的で設立された国際連合の専門機関です。正式名称は「IMF(International Monetary Fund)」と呼ばれます。
固定相場制
固定相場制とは、為替相場の価格を一定の値に固定、または相場の変動を制限する制度のことです。1944年に国際通貨基金(IMF)と国際復興開発銀行が設立され、金と米ドルの交換レートを固定化し(金1オンス=35ドル)、常に米ドルは金と交換可能と定められました。これにより、米ドルを基軸通貨とするIMF体制が始まりました。
ゴールデンクロス
ゴールデンクロスとは、2本の移動平均線を使ったテクニカル分析指標で、買い取引のサインとして利用されます。株式、FXなど幅広く適用可能です。
一方、移動平均線を利用した売りサインは、デッドグロスと呼ばれています。
さ~そ
裁定取引
最低取引とは、異なる市場間の価格差を利用して利益を得る取引手法のことです。「アービトラージ」「さや取り」とも呼ばれることがあります。
差金決済
差金決済とは、信用取引の決済方法の1つで、現金と現物の受渡しをせず、反対売買の取引差額(買い付代金と売却代金の差額)によって生じる差損益で決済することを言います。FX取引では、この差金決済で行われています。
指値注文(さしねちゅうもん)
指値注文とは、FX取引の注文方法1つで、売買希望価格をあらかじめ指定して出される注文になります。「リミットオーダー(Limit Order)」とも呼ばれます。
売買価格を指定する点では逆指値注文と同じですが、指値買い注文が「現在の為替レートよりも安い価格を指定して買いエントリーする注文」であり、指値売り注文が「現在の為替レートよりも高い価格を指定して売りエントリーする注文」である点が、逆指値注文と異なります。
サポートライン
サポートラインとは、為替相場の値動きの中で、何度か為替レートが下げ止まった価格帯のことを言います。「支持線」とも呼ばれます。
シカゴ筋(しかごすじ)
シカゴ筋(シカゴすじ)とは、アメリカ合衆国シカゴにあるマーカンタイル先物取引所で通貨先物を売買している人々を指す言葉です。一般の専業トレーダーのほか、ヘッジファンド、金融機関、ブローカー、などもこの区分に含まれます。
シカゴ・マーカンタイル取引所
シカゴ・マーカンタイル取引所(Chicago Mercantile Exchange, CME)は、CMEグループが所有・運営する、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴにある北米最大の金融商品・デリバティブ取引所です。
市場金利
市場金利とは、金融市場において中央銀行以外の金融機関同士でお金の貸し借りをするときに適用される金利のことを言います。「市中金利」とも呼ばれることがあります。
失業率
失業率とは、労働力人口に占める失業者の割合を言います。一国の雇用状況を把握する際に参照される代表的な経済指標です。一般に、失業率は物価上昇率などと同様、国民の生活に密接にかかわるものであり、政府・中央銀行も注目を寄せている指標です。
とりわけ、アメリカの失業率は注目度が高く、米労働省が毎月第一金曜日に平均時給、非農業部門雇用者数と共に「雇用統計」として発表されます。このアメリカ雇用統計発表時には、ドル相場は大きな変動を見せる傾向が非常に高く、FX市場では最も重要なイベントの1つです。
主要国首脳会議
主要国首脳会議とは、主要国の首脳が世界経済から国際情勢、環境、開発などの重要課題について議論する会議を言います。「サミット」とも呼ばれます。
証拠金
証拠金とは、FX取引などにおいて、レバレッジを掛けて取引する際に担保として入金する資金のことです。元々は先物取引で使われていた用語です。
証拠金維持率(しょうこきんいじりつ)
現在トレードしているオーダーに対する証拠金の割合です。レバレッジを用いた取引を行う際に、取引口座に入金した自己資金が担保の役割をします。
消費者信頼感指数
消費者信頼感指数とは、米国の民間経済研究所であるコンファレンスボードが取りまとめる、消費者マインドに関する経済指標です。類似の指標として、ミシガン大学サーベイ・リサーチセンターによる「ミシガン大学消費者信頼感指数」がありますが、これは先行指標として活用されています。
消費者物価指数
消費者物価指数とは、一国内の消費者世帯が購入する商品・サービスの価格の変動を表す経済指標です。「CPI(Consumer Price Index)」とも呼ばれます。
ショート
ショート(Short)とは、外貨を売っている状態のことを意味します。「売り持ち」「売りポジション」とも呼ばれます。 FX取引では証拠金を担保にして外貨の売りからでも取引を始められます。
実現益
実現益とは、株式取引やFX取引で発生した含み益(評価益)を決済注文することで確定させた利益のことです。「確定益」とも呼ばれることもあります。
FX取引をはじめ金融商品の取引では、資産価格の変動(FXでは為替レートの変動)により、保有している資産価値が増減します。そのため、含み益(評価益)が発生している場合、どのタイミングで利益確定して、実現益を確保するかが常用になります。
一方、株式取引やFX取引で発生した含み損(評価損)を決済注文することで確定させた損失のことを、実減損と言います。
実需筋(じつじゅすじ)
実需筋とは、外国為替市場(FX市場)や商品市場などにおいて、日々の経済活動・企業活動のために取引を行う市場参加者のことを指します。
ジャクソンホール会議
ジャクソンホール会議とは、アメリカ合衆国ワイオミング州のジャクソンホールにおいて、毎年8月に開催される経済シンポジウムのことを指します。連邦準備銀行(FRB)の1支部であるカンザスシティ連銀が主催しています。
このイベントには、世界各国から中央銀行総裁、政治家、経済学者、エコノミストが参加します。同会議での発言内容や合意声明は世界的に注目を集めており、しばしばFX市場・株式市場に大きな影響を与えます。
順張り(じゅんばり)
順張りとは、マーケットのトレンドと同じ方向に沿って取引することを言います。
スイス国立銀行
スイス国立銀行(Swiss National Bank)とは、スイス連邦の中央銀行です。スイスフランの発行管理と同国の金融政策の実施が主な役割になっています。英語名の略称である「SNB」と呼ばれる場合もあります。
スイスフランショック
スイスフランショックとは、2015年1月15日に発表されたスイス国立銀行による突然の金融政策変更を発端とする、FX市場の大混乱を言います。
この日、スイス国立銀行は過去3年間維持していた対ユーロのスイスフランレート「1ユーロ=1.20スイスフラン」の上限を撤廃することを発表しました。この発表直後、スイスフランは対ユーロで前日比30%高、対ドルでは前日比26%高、対円では前日比47円高となるなど、急変動が見られました。
この突然のスイスフラン暴騰により、海外のFX会社のいくつかが破たんしたり、巨額の損失を出すなど被害を被りました。さらに影響は広範に及び、大手銀行の為替取引部門でも損失が問題視されました。
国内FX会社では、顧客に対して追証を導入しているため、スイスフラン通貨ペアの取引で大きな損失を受けた顧客は、国内FX会社から多額の追加証拠金を請求されるなど、大きな注目を集めました。
スイングトレード
スイングトレードとは、株式取引やFX取引で採用される取引手法の1つで、数日から数週間など中長期の値動きから為替差益(キャピタルゲイン)を得ることが特徴です。
為替相場のトレンドに逆らわずに、上昇トレンドまたは下降トレンドが続く限り、買いポジションまたは売りポジションを保有する投資戦略であるため、昼間仕事をしている兼業トレーダーに最適なトレードスタイルであると言えます。
スキャルピング
スキャルピングとは、数秒・数分などごく短い時間のうちに素早い売買を繰り返すことで、薄い利ざやを抜くトレードスタイルです。FX取引でよく見られるトレードスタイルの1つです。
スキャルピングは、専業トレーダーが好む取引手法と言われ、1回の売買の利ざやは小さくとも、1日のうちに何十回もの取引を繰り返すことで、まとまった利益を獲得することができます。わずか数Pipsの価格変動だとしても、高いレバレッジを掛ければ、1回のポジションを大きくすることができるため、1回の利ざやを増やすことができます。したがって、スキャルピングは海外FX口座との相性が良い取引スタイルであるとも言えます。
スクエア
ノーポジションの状態です。俗称で「ノーポジ」ということの方が一般的です。スクエアとは、FX取引において、「売り」と「買い」のどちらのポジションも持っていない状態を指します。
スクエアの状態では、ポジションを保有していないことにより自分の口座残高が為替変動の影響を受けません。また、「売り」ポジションと「買い」ポジションを同量ずつ保有している場合も、為替変動の影響が相殺されるため、スクエアと呼ぶこともあります。
1日のFX取引の終わりにポジションを全て決済してスクエアにしておくことが理想ですが、現実としてはなかなか難しいものです。
ストップロス
ストップロス(Stop Loss)とは、株式取引やFX取引などにおいて、現在発生している含み損を確定させる取引のことを言います。英語名から、「S/L」と表記されることもあります。また、「損切り」とも呼ばれます。
FX取引では、経済指標の結果や突発的なニュースなどにより、為替レートが自分の想定とは反対の動きをして、含み損を抱えてしまうことがしばしば起こります。FX会社による含み損の強制決済(ロスカット)を防ぐため、損失を許容範囲に抑えるストップロスが重要な戦略となります。
「いつかトレンドが転じる」「そのうち、評価益に変わる」という期待を捨て去り、自分があらかじめ決めた水準で損切りをすることがFX取引で成功するためには不可欠です。どうしても自分の手で損切りができない場合には、現在保有しているポジションにS/L価格を設定しておくことで、自動的にストップロスが発動するようにしておくことをおすすめします。
逆に、現在発生している含み益を確定させて利益を限定させる取引のことを、テイクプロフィットと言います。
スプレッド
スプレッド(Spread)とは、FX会社が投資家に対して提示する買値(ビッド)と売値(アスク、またはオファーとも言う)の差額を意味します。
このスプレッドは投資家にとっての取引手数料であり、FX会社にとっての収益となります。
スリッページ
スリッページとは、為替相場の変動などの要因によって生じた、注文価格と実際に約定した価格との差のことを言います。
スワップ
スワップとは、FX通貨ペアとして組み合わされた2通貨間の金利差のことを指します。正式には、「スワップポイント」と呼びます。
豪ドル、NZドル、トルコリラ、南アランドなどの高スワップ金利の通貨ペアを中長期保有する取引手法が人気を集めています。ただし、各通貨の金利が変化すると、スワップポイントも変動するので、注意深くスワップポイントの動きに目を向けましょう。
スワップポイント
スワップポイントとは、FX通貨ペアとして組み合わされた2通貨間の金利差のことを指します。「スワップ」と省略して呼ばれたり、「スワップ金利」とも呼ばれます。
政策金利
政策金利とは、中央銀行が市中銀行(一般の銀行)に融資する際に適用する金利のことを指します。中央銀行の金融政策によって決められます。
ゼロサム
ゼロサムとは、合計するとゼロになることを言います。経済学の一分野であるゲーム理論から生まれた考え方で、一方の利益が他方の損失を意味します。
一般に、FX取引、先物取引などでは、一方が利益を得たら他方は損をして全体で見るとプラスマイナスゼロの関係にあります。このようなゼロサムの状態で行われる取引は、ゼロサム・ゲームと呼ばれます。
即時注文決済(そくじちゅうもんけっさい)
即時注文決済は、「STP方式(Straight Through Processingの略)」の1種です。英語では、「Instant Execution(インスタント・エクゼキュ―ション)」と呼ばれます。
即時注文決済では、投資家の注文は海外FX会社によって一旦決済されると、同時にカバー先金融機関に渡されます。 カバー先金融機関は一般的に、数千万円規模以上の大口注文しか取り扱いませんが、 海外FX会社が即時注文決済で処理してくれることにより、数千円単位の小口注文でもFX取引ができるというメリットがあります。
ただし、海外FX会社が約定できない注文であった場合、リクオートが発生する可能性があります。
ソブリンリスク
ソブリンリスクとは、自国通貨の為替レートを下げるリスクのことを言います。投資対象となる国の信用力を表す尺度として表現されます。「カントリーリスク」とも呼ばれます。
国内政治の安定度、国民一人あたりの所得、貿易収支・国際収支、その他国内情勢の変化がソブリンリスクに影響を与えます。一般的に、中東や中南米など国内情勢が不安定な国・地域はリスクが高く、日本や米国など国内情勢が安定している国はリスクが小さいと判断されます。
ソブリンリスクは世界中のすべての国に存在し、ムーディーズなど民間の格付け機関が具体的な数値や危険度を算出・公表しており、先進国と言えども、経済状況によってはソブリンリスクが高まっていると判断される場合もあります。
損切り
評価損(含み損)を実現損として確定させる決済取引。逆に評価益(含み益)を実現益に確定させる決済取引のことは「利食い」と言う。
損切貧乏
損切ばかりをして損失が積み重なってしまうトレーダーやトレード方法のことを指します。
た~と
高値(たかね)
高値(たかね)とは、株式取引市場やFX市場での、一定期間の取引のうち最も高い価格のことを指します。
高値はFX取引で注文を出すときの基準としてよく利用されます。一方、一定期間の取引のうち最も安い価格を安値といいます。
タカ派
タカ派とは、経済状況に対して楽観的・強気な立場、またはそのような立場に立つ人・集団を指します。もともとは政治用語で、強硬的な政治信条を持つ人・集団をさす言葉でした。
中央銀行・政府要人の発言に対して使われることが一般的で、「利上げへの賛成」「強気な経済見通し」「金融引き締めの容認」を含む発言が該当します。反対に、経済状況について弱気な立場は、「ハト派」と呼ばれます。
建玉(たてぎょく)
建玉(建て玉)とは、信用取引・オプション取引・先物取引・FX取引などで、まだ決済されていないポジションのことを言います。
建玉には、「買い建玉」と「売り建玉」の2種類があり、これらはそれぞれロングポジションとショートポジションに相当します。
株式取引は株式を購入することでしか取引を始められませんが、FX取引では外貨の買いと売りのいずれからでも取引を始められます。これがFX取引の魅力の1つと言えます。どのくらいの買い注文または売り注文を保有しているかを把握しておくことは、FX取引のリスクを最小化するために必要なことです。
短期金融市場
短期金融市場とは、満期1年未満の資金取引が行われる市場を指します。これに対して、1年以上の期間で資金を融通する市場のことを、長期金融市場と言います。
短期金融市場には日本銀行以外の銀行同士が取引をするインターバンク市場と、一般企業が参加するオープン市場の2つが存在します。これらの短期金融市場によって形成された短期金利は、融資金利や一般の預金金利にも影響を与えます。
短期金利
短期金利とは、1年未満の資金取引で採用される金利のことを言います。これに対して、1年以上の資金取引で適用される金利のことを長期金利と呼びます。
日本の短期金利の代表的な指標としては、「無担保コール翌日物レート」が広く採用されています。これは無担保で行われる資金貸借のうち、翌営業日が資金返済期限となる取引に採用される金利です。日本銀行の金融政策での調整対象にも採用されています。
短期金利は多くの中央銀行が金融政策の操作目標としているため、短期金利の変動はしばしばFX市場に大きな影響を及ぼします。とりわけ、アメリカの短期金利指標である「FFレート」の変化は注目に値します。
ダウ工業株30種平均
ダウ工業株30種平均とは、米国のS&Pダウ・ジョーンズ社が算出・公表する株式指数のことを指します。「ダウ平均」「NYダウ」と省略して呼ばれることもあります。
米国を代表する優良株式30銘柄を選定して指数化したもので、30種の銘柄リストの入れ替えは、ダウ・ジョーンズ社とウォール・ストリート・ジャーナル紙の代表者から編成される指数委員会によって、議論・決定されます。
1896年に指数算出され、当時は12銘柄で構成されていました。1916に20銘柄に拡張され、1928年に現在の30銘柄となりました。これら30銘柄はニューヨーク証券取引所に上場している30銘柄が選定されています。その例としては、3M、アップル、コカ・コーラ、ボーイング、インテル、IBM、マクドナルドなどです。
S&P500やナスダック総合指数とともに、米国を代表する株式指数の1つと認識されています。
ダン
ダン(Done)とは、取引が成立したことを意味するマーケット用語です。とくに、取引所や金融機関において、取引を仲介するディーラーやブローカーの間でよく使われています。
インターバンク市場において、取引が成立した際にディーラーは取引相手にその事実を伝えるため、「ダン」という言葉を使います。これは、オンライン取引が盛んになる以前のボイスブローキング(電話を用いて口頭で取引する形式)が主流だった際の名残です。
一方、ディーラー間で取引が成立しなかった場合は「ナッシング・ダン(Nothing Done)」と呼ばれます。
チャート
チャートとは、過去の為替レートの価格が変動する値動きをグラフで表したものを指します。 チャートの動きを分析することで、将来の値動きやトレードのタイミングを予測するテクニカル分析で利用されます。
チャートにはその描き方により、ローソク足チャート、バーチャート、ラインチャートなどの種類があります。
中央銀行
中央銀行とは、一国や国家連合における金融システムの中核となる機関です。日本では日本銀行が、アメリカ合衆国ではFRBが、EUではECBがこれに当たります。
中央銀行は法定通貨(紙幣・貨幣)の独占発行権を持ち、市場の通貨供給量を調節することで物価の安定を図っています。また、市中銀行に対しても直接資金を提供できる唯一の銀行であり、国庫の支出・収納・保管を通して、政府予算の管理も行います。
中央銀行は政府から独立しており、金融政策について独自の判断を行えるという位置づけを与えられています。大衆迎合により、政府が短絡的な金融政策を採ることで物価の安定を乱すことを防ぐため、中央銀行の独立性が確立されています。
FX取引では、各通貨を管轄する中央銀行の金融政策の変更や、中央銀行要人の発言が為替レートに大きな影響を与えるので、その動きを把握しておくことは非常に重要です。
長期金融市場
長期金融市場とは、満期1年以上の資金取引が行われる市場を指します。これに対して、1年未満の期間で資金を融通する市場のことを、短期金融市場と言います。
長期金融市場には公社債などが取引される債券市場と、株式が取引される株式市場の2つが存在します。債券市場で取引される新規発行の10年物国債の金利である、「新発10年物国債利回り」が長期金利の基準指標として利用されています。
長期金利
長期金利とは、1年以上の資金取引で採用される金利のことを言います。個人向け住宅ローン金利や、銀行から一般企業への融資の金利を決める目安になっています。
長期金利の代表的な指標としては、「新発10年物国債利回り」が広く採用されています。これは長期金融市場の1つである債券市場の需給関係で決まり、10年国債の買い手が少なると、国債価格が下落して利回りが上昇します。一方、10年国債の買い手が増えると、国債価格が高騰して利回りは下降します。
一般的に、長期金利は将来の経済成長や物価動向への期待・予想を反映するため、自国経済の体温計とも言われています。とくに、アメリカの10年国債の利回り変化はFX市場に大きな影響を与えます。
調整局面
調整局面とは、上昇または下落を続けていた値動きが鈍化して横ばいになった状態を指す言葉です。FX取引に限らず、株式など広く金融取引で用いられる表現です。これは、動きが停滞した価格チャートを階段の踊り場に見立てて表現されたものです。「踊り場」とも呼ばれます。
上昇トレンドまたは下落トレンドが長時間続いたり相場が急激に動いた時に、踊り場が発生する可能性が高いです。踊り場では、為替レートは方向感に欠け、非常に狭いレンジで上下を繰り返すことが多く、レンジの上下と下限で売買を繰り返すことで、利益をコンスタントに稼ぐことができます。
ただし、経済指標や要人発言などがきっかけで踊り場が崩れた場合、再び為替レートが急激に動き始めることがありますので、踊り場では大きな注文を出さない方が無難です。
通貨オプション
通貨オプションとは、ある特定の通貨をあらかじめ定められた期間または期日に、定められた価格で買うまたは売る権利のことを言います。「カレンシーオプション」とも呼びます。因みに、買う権利のことを「コールオプション」、売る権利のことを「プットオプション」と言います。
1980年代、金融工学の発達を背景にオプション取引が金融市場で活発になり、オプション市場規模は急速に拡大しています。機関投資家などが、リスクヘッジのツールとして活用することが多いです。
通貨オプション取引は、「通貨を売買する権利」を売買する契約であるため、実際に現物通貨の受け渡しはありません。オプション購入者は実際にオプションの権利を行使するかを決定する一方、オプションの売却者は購入者の権利の行使時にはそれに従う義務があります。
通貨先物取引
通貨先物取引とは、取引所に上場されている通貨を、将来の一定の時期に一定の価格で売買することを現時点で取り決める取引です。 シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)内の、国際通貨先物市場(IMM)での取引が有名で、3月・6月・9月・12月の各限月の第三水曜日に決済が決まっているものが取引されています。
先物取引の決済は差金決済で執行されます。差金決済は、現物(通貨、株式、債券など)の受け渡しをせずに、売買代金の差額のみをやり取りすることで行われます。
テイクプロフィット
テイクプロフィット(Take Profit)とは、株式取引やFX取引などにおいて、現在発生している含み益を確定させる取引のことを言います。英語名から、「T/P」と表記されることもあります。また、「利食い」とも呼ばれます。
FX取引では、安い為替レートで買い注文を入れて高いレートで売り注文を出して決済する、または高いレートで売り注文を出して安いレートで買い注文を出して決済することで、含み益を実現益に確定することができます。
現在保有しているポジションにT/P価格を設定しておくことで、為替レートが自分が設定したT/P価格に達した際に、指値注文(買いまたは売り)が執行され利益を確定させることができます。 こまめにテイクプロフィットすることが、着実にFX取引で資産を増やしていくコツになります。
逆に、現在発生している含み損を確定させて損失を限定させる取引のことを、ストップロスと言います。
テクニカル分析
テクニカル分析とは、外国為替市場や株式市場などについて、その過去の価格チャートの動きや売買高の推移といった市場内部のデータを統計的に分析することで、 為替相場や株価の将来のトレンドやトレードのタイミングを予測・評価する手法のことを指します。
FX取引におけるテクニカル分析の例として有名なものは、移動平均線、一目均衡表、MACDなどがあります。 それぞれの具体的手法の説明については、以下のサイト記事をご覧ください。
手仕舞い(てじまい)
手仕舞いとは、株式やFXなどの取引において、保有しているポジションを買いまたは売りの反対売買で決済することを指します。
一般的に、手仕舞いは利益確定や損切りなどを意味しますが、ゴールデンウィーク、夏休み、クリスマスなど、市場が動かないホリデーシーズン前に、突発的な値動きによる含み損を回避する目的で、全ての持ち高を決済する場合などにも使われます。
それゆえ、大型連休前には、手仕舞いの影響で株価や為替相場が下落することがしばしば見られます。
デイトレード
デイトレードとは、今日建てたポジションを翌日に持ち越さずに今日中に決済する取引方法のことをいいます。これに対して、今日建てたポジションの決済を翌日以降まで持ち越す取引手法を、「オーバーナイト取引」と呼びます。
デイトレードは、1日の取引時間中に売買を繰り返して利益を上げることができるため、専業トレーダーを中心に人気を集める取引スタイルです。価格の小さな変動をトレードチャンスに活かすことで、トレンドの上下に関係なく取引できるのが魅力です。
デッドクロス
デッドクロスとは、2本の移動平均線を使ったテクニカル分析指標で、売り取引のサインとして利用されます。株式、FXなど幅広く適用可能です。
ただし、デッドは予想しやすいサインであるため、実際には為替レートが下がらない「騙し」が発生する場合もあります。デッドクロスと他の分析指標を組み合わせることで、精度を挙げることがポイントになります。
一方、移動平均線を利用した買いサインは、ゴールデングロスと呼ばれています。
投機筋(とうきすじ)
投機筋とは、株式市場やFX市場などにおいて、短期的な売買により利益を得ることを目的とした投資家のことを指します。「短期筋」とも呼ばれます。
数分、数時間、1日、1か月など比較的短期間において、為替レートの変動から利益を得ようする取引スタイルが特徴です。投機筋には、ヘッジファンド、金融機関の自己勘定取引部門(プロップトレーダー)やディーラー、一部の大口トレーダーなどが含まれます。早朝や深夜など取引が活発でない時間帯にを狙って、自ら価格を動かそうと積極的な仕掛けをすることもあります。
これに対して、日常的な経済活動・企業活動に基づいて相場の変動に左右されない市場参加者を実需筋と言います。
トレジャリー
トレジャリーとは、アメリカ合衆国政府(米財務省)が発行する国債のことを言います。「米国債」「米国財務省証券」とも呼ばれます。
トレジャリーは米国の財政資金不足を補うために発行され、合衆国政府に対する信頼と信用に裏打ちされて世界最大の取引量を誇る債券商品となっています。一般投資家だけでなく、外国政府のドル建て外貨準備の運用先としても、非常に人気があります。
トレジャリーには、期限1年以内の短期債「トレジャリー・ビル」、期限1年以上10年以内の中期債「トレジャリー・ノート」、満期10年超の長期債「トレジャリー・ボンド」に分類されます。
トレンド
トレンドとは、株式や為替レートの値動きの方向性を表す用語です。価格チャート(グラフ)は絶えず変動しており、上昇と下降を繰り返しています。
チャートが上方向にどんどん上昇している状態を上昇トレンドと呼び、チャートが下方向に下がっていく状態を下降トレンドと言います。FX取引ではトレンドに乗ることがとても重要であり、ポジションを持つ際にトレンドを読む力が利益を獲得するために必要となります。
経済指標の発表、投資家の心理、世界情勢、緊急ニュースなどの影響で、通貨間の需要と供給のバランスが崩れると、トレンドに変化が起こることがしばしばあります。
独歩高(どっぽだか)
独歩高とは、株式取引やFX取引などマーケット全般で使われる用語で、マーケット全体が下げているにもかかわらず、ある特定の銘柄や通貨だけが上昇している状態を言います。これとは反対にある特定の銘柄・通貨だけが下落することを「独歩安」と呼びます。
FX市場では、一般的に日本円は独歩高になりやすい傾向にあります。これは、日本円が米ドルと同様、安全資産とみなされて買われて円のボラティリティが大きくなりやすい事が要因にあるためです。
独歩安(どっぽやす)
独歩安とは、株式取引やFX取引などマーケット全般で使われる用語で、マーケット全体が価格上昇しているにもかかわらず、ある特定の銘柄や通貨だけが下落している状態を言います。これとは反対にある特定の銘柄・通貨だけが高騰することを「独歩高」と呼びます。
ドルコスト平均法
ドルコスト平均法とは、価格が変動する資産を一定の時間間隔で、定額ずつ投資していくことで、中長期的に平均投資額を引き下げていく投資手法のことを言います。主に、株式や債券、投資信託、確定拠出年金などでよく用いられる戦略です。
ドルコスト平均法は価格水準に関係なく、ある資産を均等額ずつ購入していくため、価格変動リスクを分散することができます。価格が高い状況では購入量は少なくなり、価格が安くなると購入量は増えます。数量が調整されるため、投資期間が長くなるほど購入単価を引き下げる効果があり、長期投資に向いています。
ただし、ドルコスト平均法は長期的な上昇トレンドを前提としていることに気を付けてください。成長期待が見込めない銘柄や通貨では、長期的な下落トレンドになることがあるので、投資対象の選別が重要となります。
ドルブル
ドルブルとは、米ドルの値動きに対する強気な見方を指した用語です。「米ドルブル」とも呼ばれます。
通常、ドルブルは米ドルが今後上昇すると考える場合を指して使われます。逆に、米ドルに対する弱気な見方を、「ドルベア」と呼びます。
ドルベア
ドルベアとは、米ドルの値動きに対する弱気な見方を指した用語です。「米ドルベア」とも呼ばれます。
通常、ドルベアは米ドルが今後下落すると考える場合を指して使われます。逆に、米ドルに対する強気な見方を、「ドルブル」と呼びます。
ドルペッグ
ドルペッグとは、自国通貨のレートを米ドルに連動させる固定相場制度のことを指します。主に、経済基盤の弱い国や政情不安定な国において、導入されています。
経済の弱さや政治の混乱は、自国通貨の価格に不安定な動きをもたらします。このリスクを回避し通貨相場の安定を目的として、中央銀行や政府が為替介入を行い、基軸通貨である米ドルとのレートを一定の値幅に維持させることが開発途上国などで行われています。
ドルペッグ制には、為替レートを米ドルと連動させて為替変動リスクを抑えることができる、そして対米貿易の採算を安定させる、というメリットがあります。しかし、一方で、米国の金利政策の影響を強く受けてしまうため、自国の経済状況とかけ離れた為替レートとなった場合には、通貨危機に発展する可能性があります。
トレール注文(トレールちゅうもん)/トレーリングストップ
トレール注文とは、既に保有しているポジションを決済する注文方法の1つです。「トレーリングストップ」とも呼ばれます。
トレール注文では、為替レートの動きに応じて、損切り価格を一定の値幅(トレール幅)を保ちながら、自動でレートの動きを追尾していきます。買い注文でトレ―ルを設定すると、損切り上昇に応じて決済価格を引き上げることができ、売り注文では価格下落に応じて損切り価格を引き下げていることが可能です。
な~の
仲値(なかね)
仲値(なかね)とは、銀行など金融機関が外貨両替をする際に基準とする為替レートのことを言います。英語では、「TTM(Telegraphic Transfer Middle rate)」と呼ばれます。
投げ売り
投げ売りとは、損失が出ることを理解したうえで買いポジションを損切りで売ることを言います。株式取引やFX取引などマーケット全般で使われる用語です。
ナスダック総合指数
ナスダック総合指数は、アメリカの電子株式市場NASDAQに上場している全銘柄(3,000銘柄以上)から構成される時価総額を加重平均した指数です。
ナスダック総合指数
ナスダック総合指数とは、ニューヨークに本拠地を置く電子株式取引所であるNASDAQに上場する、米国企業および国外企業の全上場銘柄で構成される株価指数です。
ナッシング・ダン
ナッシング・ダン(Nothing Done)とは、取引不成立を意味するマーケット用語です。とくに、取引所や金融機関において、取引を仲介するディーラー間でよく使われます。省略して「ナッシング」と呼ばれることもあります。
夏時間
欧米では、例年4月から10月の期間、夏の日照時間の長さを有効活用する目的で、時計の針を1時間早める制度を導入しています。これを夏時間(サマータイム)と呼びます。一方、夏時間が適用されていない、11月から3月まで適用されている時間帯を冬時間と呼びます。
成行注文(なりゆきちゅうもん)
成行注文(なりゆきちゅうもん)とは、売買価格を指定せず、銘柄と取引数量だけを指定する注文方法です。「マーケットオーダー(Market Order)」とも呼ばれます。
指値注文や逆指値注文のように希望の価格に達するまで待つ必要が無く、注文を出したら直ちに約定するのが成行注文の特徴です。特定の通貨ペアのポジションを現時点でマーケットに提示されている価格で今すぐ持ちたい場合におすすめです。ただし、重要指標発表時のように相場の値動きが激しい状況では、予想外の価格で約定することもありますので、ご注意ください。
ナンピン
ナンピンとは、自分の想定外の方向に為替レートが動いた際に、平均売買コストが小さくなるように追加注文を行うことを言います。「難平」と感じで表記する場合もあります。
日銀短観
全国企業短期経済観測調査のこと。統計法に基づいて日本銀行が行う統計調査であり、全国の企業動向を的確に把握し、金融政策の適切な運営に資することを目的。 全国の約1万社の企業を対象に、3の倍数月(3月・6月・9月・12月)に発表する経済動向。
日銀展望レポート
日銀展望レポートとは、日本銀行の政策委員9名による中長期的な日本の経済見通しを示しています。正式名称は「経済・物価情勢の展望」と言います。
日経平均株価
日経平均株価とは、東京証券取引所第一部に上場している株式銘柄のうち、日本の株式市場を代表する225銘柄を抽出して算出された平均株価指数です。「日経225」「日経平均」とも呼ばれます。
日経平均先物
日経平均先物取引とは、日経平均株価を原資産とする株価指数先物商品です。「日経225先物」とも呼ばれます。
あらかじめ決められた期日(満期日)に、決められた数量の日経平均株価をあらかじめ決められた価格で売買する先物契約です。日本では大阪取引所に上場されており、国外ではシカゴ・マーカンタイル取引所とシンガポール取引所にて取引が可能です。
日本銀行
日本銀行(Bank of Japan, BOJ)とは、日本の中央銀行です。日本国内の物価の安定と金融システムの維持がその至上命題となっています。1882年に交付された日本銀行条例に基づき、創設されました。
日本国債
日本国債は、日本政府が財政上の必要に応じて、社会資本の整備・拡充や歳入不足の補てんのために発行する債券のことを言います。「JGB(Japanese Government Bond)」とも呼ばれます。
ニューヨーク・クローズ
ニューヨーク・クローズとは、FX取引において、1日の区切りとなる米国東部時間17時(日本時間翌午前7時)のことを指します。この時間に、ニューヨーク市場が1日の取引を終えます。
ニューヨーク連銀製造業景気指数
ニューヨーク連銀製造業景況指数は、米国の12地区連銀の1つであるニューヨーク連銀が毎月中旬に発表する、ニューヨーク州における製造業の景況感を示す指標です。
値洗い
値洗いとは、信用取引・先物取引・オプション取引などにおいて、保有しているポジションの価値をを日々の時価で損益計算(再評価)することを言います。
値洗いの語源は「もともとの値段を時価で洗い直す(リセットする)」というところから来ています。先物取引所などでの取引所取引では、リスク管理の目的で、未決済となっているポジション(建玉)を時価で洗い直して含み損益の再評価を毎日行っています。
ネッティング
ネッティングとは、信用取引やデリバティブ取引などにおいて、一定の期日に各取引に伴う受取債権と支払債務の残高を相殺し合って、差額分だけを決済することを言います。「差金決済」とも呼ばれ、FX取引でも活用されています。
ネッティングには、送金手数料や為替手数料といった各種コストを削減できるというメリットがあります。
は~ほ
ハゲタカファンド
ハゲタカファンドとは、安値で買い叩いた株式や債券などの資産を高値で売り抜き巨額の富を得ることを目的として活動する投資ファンドのことを言います。
始値(はじめね)
始値(はじめね)とは、株式やFX取引において1日の取引が始まって最初に発生した価格のことを言います。
ハト派
ハト派とは、経済状況に対して消極的・弱気な立場、またはそのような立場に立つ人・集団を指します。もともとは政治用語で、穏健的な政治信条を持つ人・集団をさす言葉でした。
中央銀行・政府要人の発言に対して使われることが一般的で、「利上げへの反対」「慎重な経済見通し」「金融緩和への賛成」を含む発言が該当します。反対に、経済状況について強気な立場は、「タカ派」と呼ばれます。
ヒストリカル・ロールオーバー
ヒストリカル・ロールオーバーとは、ロールオーバーの1形態であり、過去に約定したレートをそのまま使ってポジションの保有期日を延長することを言います。「ヒストリカル・レート・ロールオーバー」とも呼ばれます。
必要証拠金(ひつようしょうこきん)
必要証拠金とは、FX取引において新規注文を出すために必要な金額のことを指します。レバレッジを掛けて取引をするための担保のような位置づけです。
評価損
評価損とは、現在保有中の資産の現時点での価格が取得時点よりも下がっているために生じている損失のことを言います。「含み損」「逆ざや」とも呼ばれます。
評価益
評価益とは、株式や外貨など保有している資産の価値が価格変動によって保有時点よりも高くなったことで発生する利益のことを言います。「含み益」「利ざや」とも呼ばれます。
ビッド
ビッド(Bid)とは、FX取引において、投資家に対して提示される買値のことを意味します。「買い気配」「買い気配値」とも呼ばれます。 外貨を買いたい場合、投資家はその価格で買うことになります。
ピボットポイント
ピボットポイントとは、前日(または前週や前月)の高値・安値・終値の3つの価格から、本日のサポートやレジスタンスとなりそうな価格水準を割り出す分析手法です。RSなどのテク二カル分析手法を開発したことで有名なJ・W・ワイルダー・Jr.が考案しました。
移動平均線などのインジケーターは入力するパラメータの値やデータの範囲よって、分析結果が変わってしまうという欠点がありましたが、ビボットポイントはすでに決定している過去の高値・安値・終値を利用しているため、必ず同じ結果が出る恣意性のなさが評価されています。
ファンダメンタル分析
国や企業などの経済状態を表すデータや指標のことを「ファンダメンタルズ」と呼びます。 経済成長率、失業率、物価上昇率などが国のファンダメンタルズであり、売上高、利益率、純損益などが企業のファンダメンタルズになります。
これらファンダメンタルズの推移を元にして、為替相場の動向を予測していく手法のことを、ファンダメンタル分析と言います。
ファンドマネージャー
ファンドマネージャーとは、金融資産運用の専門家で、投資信託会社・投資顧問会社・信託銀行・保険会社などの運用会社や金融機関に所属し、投資家から集めた資金を実際に運用しています。
一般的に、運用会社や金融機関には、アナリストやエコノミストが常駐しており、ファンドマネージャーは彼らからの情報や分析結果を基に、投資の意思決定やファンドの管理を行っています。
フィラデルフィア連銀製造業景気指数
フィラデルフィア連銀製造業景気指数とは、米国のフィラデルフィア連銀が発表する、フィラデルフィア地区の製造業の経済活動および景況感を示す経済指標です。フィラデルフィア地区には、ペンシルバニア州、ニュージャージー州、デラウェア州が含まれます。
この指標は、就業者数、新規受注、平均賃金、失業率などの11項目について前月と比較し、現在と6ヶ月先の期待を「良い・同じ・悪い」の3択で回答したアンケートを集計して算出されます。0が分岐点となっており、指数がプラスである場合は景況感が良く、マイナスならば景況感が悪化していると判断されます。
アメリカの製造業関連の指標について、市場参加者はこのフィラデルフィア連銀製造業景気指数とニューヨーク連銀製造業景気指数で大まかな方向性を掴み、翌月のISM製造業景気指数で実際の値を確認するという流れになっています。
含み益
含み益とは、株式や外貨など保有している資産の価値が価格変動によって保有時点よりも高くなったことで発生する利益のことを言います。「評価益」「利ざや」とも呼ばれます。
株式、外貨、FX通貨ペア、不動産などは市場の価格が常に変動しているため、その値動きによって保有している資産・ポジションの価値は絶えず変化しています。したがって、含み益は現在の価格で評価した利益であり、実際に売却・決済するまでその金額は確定しません。
他方、保有資産の価値が保有時点よりも安くなり、損失が出ている状態は、「含み損が発生している」と言います。
含み損
価格変動によって、株式・外貨・不動産などの資産が保有時点よりも下がっている状態のことを、「含み損が発生している」と言います。含み損は、「評価損」や「逆ざや」とも呼ばれます。
株式、外貨、FX通貨ペア、不動産などは市場の価格が常に変動しているため、その値動きによって保有している資産・ポジションの価値は絶えず変化しています。含み損は現在の価格で評価した損失であり、実際に売却・決済するまでその損失額は確定しません。
他方、保有資産の価値が保有時点よりも高くなり、利益が出ている状態は、「含み益が発生している」と言います。
覆面介入
外国為替市場で金融当局(政府や中央銀行)が為替介入を行う際に、介入を行っていることを公表せずに秘密裏に行うこと。
マーケット関係者が一般的に使用しているスラング(隠語)で、隠密介入とも言うが、通常の場合、介入は非公開で行われる為、一般的には「介入」という用語のみが使用され、 介入した実績は毎月月末に財務省から公表される「外国為替平衡操作の実施状況」から知ることが出来る。
介入と呼ばれるものには、複数の国が同時に介入を行う「協調介入」や、金融当局による市場取引を伴わない、アナウンス効果のみを狙った政府高官による発言を指す「口先介入」などがある。
自国通貨を介入によって調整し、自国経済にとって有利になるように誘導する事に利用される事もあることから、金融当局による過剰な介入は時として国内外から非難されることもある。
踏み上げ
踏み上げとは、損失が出ることを理解したうえで売りポジションを損切りで買い戻すことを言います。株式取引やFX取引などマーケット全般で使われる用語です。
反対に、損失が出ることを承知で買いポジションを売り捨てることを「投げ売り」と呼びます。
ブラックアウトルール
ブラックアウトルールとは、中央銀行の金融政策決定前に、政策決定会合メンバーに対して金融政策に関する発言を禁じることを言います。これは政策に関する情報が事前に口外されることで、株式市場やFX市場が動いてしまうことを防ぐ目的があります。
ブラックアウトルールの例として、米国ではFRB関係者は、FOMCが開催される前週の火曜日からFOMC終了時まで13日間金融政策に関する発言を禁じられています。
ブラックアウト・ルール
ブラックアウト・ルールとは、中央銀行の中枢メンバーが金融政策に関する会議前後の時期に、金融政策課題について発言することを禁じたルールです。単に、「ブラックアウト」と呼ばれることもあります。
金融政策に関する情報が事前に口外されてしまうと、市場関係者やアナリストなどが市場予想に情報を織り込みマーケットが先に動いてしまい、中央銀行総裁による会見が効果的に実施できなくなる状況を回避するため、このルールが設けられました。
ブル
ブルとは、相場が今後上昇するのではないかという、強気な見方のことを呼ぶ言葉です。株式・FX問わずマーケット取引全般で用いられます。
ブル(Bull)とは、「雄牛」を指す英単語であり、 雄牛が角を下から上へ突き上げる姿を、相場が下から上へ動く様子になぞらえて使われるようになりました。反対に、弱気な見方を「ベア」と呼びます。
ブレグジット
ブレグジット(Brexit)とは、2016年6月23日の国民投票に端を発する、イギリスのEU離脱を指した造語です。「British」と「Exit」から成る混成語です。
プラザ合意
プラザ合意(Plaza Accord)とは、1985年9月22日にニューヨークのプラザホテルで開かれたG5(先進5か国蔵相・中央銀行総裁会議)にて取り交わされた、為替レートの安定化に関する合意を指します。
ヘッジファンド
ヘッジファンドとは、様々な取引所法を駆使してリスクをヘッジ(回避)しながら収益を追求する投機的なファンドのことを言います。
変動相場制
変動相場制とは、為替レートを外国為替市場における外貨の需要と供給の関係に任せて自由に決めさせる制度です。1944年から始まった固定相場制の代わりに、1973年から現在に至るまで採用されています。1971年8月15日に米国のニクソン大統領が自国保有の金流出を防ぐため、ドルと金の交換停止を宣言したことを受け、固定相場制の崩壊の発端となりました。
ベア
ベアとは、相場が今後下落するのではないかという、弱気な見方のことを呼ぶ言葉です。株式・FX問わずマーケット取引全般で用いられます。
ベア(Bear)とは、「熊」を指す英単語であり、 熊が爪の生えた手を上から下へ振り下ろす姿を、相場が上から下へ動く様子になぞらえて使われるようになりました。反対に、強気な見方を「ブル」と呼びます。
ベージュブック
ベージュブックとは、アメリカ合衆国の12地区連邦準備銀行がまとめる、各地域の経済状況の報告レポートです。正式名称は「地区連銀経済報告」と言います。
ベージュブック作成に参加している12地区連銀は、アトランタ連銀、ボストン連銀、シカゴ連銀、ミネアポリス連銀、ニューヨーク連銀、フィラデルフィア連銀、セントルイス連銀、クリーブランド連銀、ダラス連銀、カンザスシティー連銀、リッチモンド連銀、サンフランシスコ連銀になります。
貿易収支
貿易収支とは、ある国の一定期間の輸出量と輸入量の収支(差額)のことを言います。
貿易収支がプラス、つまり輸出額が輸入額を上回っている状態を貿易黒字と呼びます。反対に、貿易収支がマイナス、すなわち輸出額が輸入額を下回っている状態を貿易赤字と呼びます。
ボックス相場
ボックス相場とは、為替レートが上限(高値)と下限(安値)が決まった範囲内で値動きを繰り返している状態のことを指します。箱の中に入っている様に見えるためボックス相場と呼ぶ。レンジ相場とも呼ばれます。
ボラティリティ
ボラティリティとは、ある価格の変動率のことを意味します。1980年代以降、金融工学の発達に伴い、資産価格の変動を大きさを表す尺度として、ボラティリティが有名になりました。FXに限らず、株式・債券や商品など幅広い分野に適用されます。
一般的に、相場の価格変動が大きいと、ボラティリティも高くなります。逆に、価格変動が小さい場合、ボラティリティは小さくなります。
ポジション調整
ポジション調整とは、投資資金の分配を変更したり、抱えている投資リスクを削減するために、保有しているポジションを決済することを言います。
ポジションテイカー
ポジションテイカ―(Position Taker)とは、自分の相場観を頼りに自らリスクをとってポジションを建て、投機による収益を狙う市場参加者を指します。これはFX市場に限らず、マーケット全体に使われる用語です。
ポートフォリオ
ポートフォリオとは、「芸術家など個人の作品集」「書類入れ鞄」など日常的に使われる言葉ですが、投資・金融業界では、「現在投資している資産・銘柄の構成一覧」を意味します。
バリュー・デイト
バリューデイト(Value Date)とは、売買契約成立後、実際に資産や商品をの受け渡しが行われる「受渡日」のことを指します。
該当通貨国の土日祝祭日はバリュー・デイトから除外されるが、該当通貨国に米国が含まれる場合には、米国の祝祭日がバリュー・デイトとなるケースを除いて、 米国の祝祭日は営業日としてカウントするなど、特殊なケースを考慮する必要がある。
ポジション
ポジションとは、FX取引や株取引などで投資家がどのような買い注文または売り注文をしているかという状況を指します。 「建玉」「持ち高」とも呼ばれます。
ま~も
マイナー通貨
マイナー通貨とは、限られた地域で取引され、市場での取引量が比較的少ない通貨を指します。
代表的なマイナー通貨としては、豪ドル、NZドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソなどが含まれます。
窓
「窓」とは、FX取引や株式取引のローソク足チャートにおいて、ローソク足の間が飛んでしまったことで生じたギャップのことを指します。このようなギャップが生じる現象のことを、「窓が開く」と呼びます。
窓埋め
「窓埋め」とは、FXや株式のローソク足チャートにおいて、「窓」と呼ばれる価格ギャップが出現した後に、相場が反転してその価格差を埋めるような動きのことを言います。
「窓埋め」までの期間の長さはケースバイケースで差がありますが、基本的に、開いた「窓」は埋められると考えられており、トレード戦略としてよく利用されています。
マージンコール
マージンコールとは、FX取引、CFD取引、先物取引などにおいて、相場の変動により評価損が拡大して証拠金(マージン)の担保余力が減少した場合に、保有しているポジション建てを維持するため、証拠金を追加で入金しなければいけない状態を指します。
ミシガン大学消費者信頼感指数
ミシガン大学消費者信頼感指数とは、米ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが実施している、消費者心理に関するアンケートを集計した経済指標です。
名目金利
名目金利とは、物価上昇率(インフレ率)を考慮していない表面上の金利のことを言います。具体的には、私たちが日常生活で目にする金利のことを指しています。
メジャー通貨
メジャー通貨とは、外国為替市場において取引量と取引参加者がともに比較的多い通貨を指します。米ドル、日本円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドルなどが含まれます。
持ち高(もちだか)
持ち高(もちだか)とは、売買注文を出した後に未決済のまま保有している外貨や株の数量のことを指します。 「ポジション」という呼び方がより一般的です。
戻り売り(もどりうり)/戻し売り
為替レートが下降トレンドを描いていく過程で、一時的に上昇に転じるタイミングがあります。この軽い上昇のことを「戻り」といいます。 逆に、為替レートが上昇トレンドを描いていく過程で、一定の間隔で下落するタイミングのことを「押し目」と呼びます。
や~よ
約定(やくじょう)
約定とは、FX取引や株式取引などで売買が成立することを意味する言葉です。「やくじょう」と読みます。売買が成立した日のことを「約定日」、売買が成立した価格を「約定価格」と呼びます。
安値(やすね)
安値(やすね)とは、株式取引市場やFX市場での、一定期間の取引のうち最も安い価格のことを指します。
有効求人倍率
有効求人倍率とは、厚生労働省が毎月公表する、雇用関係の指標です。求人倍率は、求職者に対する求人数の割合で計算されます。
有効証拠金(ゆうこうしょうこきん)
有効証拠金とは、取引口座の口座残高に、現在保有中のポジションの評価損益を加減した金額のことを言います。
為替レートの変動で保有中のポジションに含み益(確定前の利益)が発生すると、有効証拠金は大きくなり、含み損(確定前の損失)が発生すると、有効証拠金は小さくなります。
有事の円買い
世界的に経済情勢が不安定になった場合に、比較的安全通貨である日本円が買われる現象を指します。世界が不安定になった場合には、日本円、スイスフラン、アメリカドル、ゴールド、ビットコインが買われる傾向があります。
有事のドル買い
有事のドル買いとは、戦争や紛争、大規模テロが勃発するなど有事の際に、世界の基軸通貨である米ドルが買われる現象のことを言います。実際に有事が発生した場合に、為替相場がどのように動くかは不透明ですが、世界で最も流通量の多い通貨である米ドルを買っておけば安心という経験則に基づいています。
余剰証拠金(よじょうしょうこきん)
余剰証拠金とは、取引口座残高のうち、新たなトレードに使用できる資金(証拠金)を指します。
「有効証拠金ー必要証拠金」の数式で、余剰証拠金を算出することができます。有効証拠金と必要証拠金については、以下の用語集記事をご覧ください。
余剰証拠金は現在保有中のポジションの評価損益に応じて増減します。また、レバレッジが大きれば必要証拠金が小さくなることを踏まえると、高レバレッジであれば、余剰証拠金を使ってより大きな注文を出すことができると言えます。
寄り付き(よりつき)
寄り付きとは、証券取引所において、その日最初に成立した売買のことを言います。また、証券取引所の取引開始時間を意味することもあります。
一般に、寄り付きでの取引価格は、全ての注文が同時に出されたとみなして価格優先の原則に基づく「板寄せ」によって決められます。
ら~ろ
リクイディティ
リクイディティとは、外国為替市場における通貨の「流動性」を意味します。英語では、「Liquidity」と書きます。
市場参加者が多く売買が活発に行われている状態を、「リクイディティが高い(流動性が高い)」と表現します。 リクイディティが高い場合、取引注文が潤沢に存在しているため、特定の通貨ペアを買った直後売ったり、売った後にすぐ買い戻すことができます。
リクイディティプロバイダ
為替レートを提供している世界的なメガバンクのことを指します。LMAX, モルガンスタレーなどが有名です。FX業者はリクイディティプロバイダからレートを取得し配信しています。
リクオート
リクオートとは、投資家が出した注文がFX会社によって拒否されることを言います。 リクオートが発生する理由としては瞬時に急激な価格変動が発生した場合などが考えられます。
利ざや
利ざやとは、株式や外貨など保有している資産の価値が価格変動によって、保有時点よりも高くなり、利益が発生している状態を指します。「含み益」とも呼ばれます。
一方、価格変動によって、保有している資産の価値が保有時点よりも安くなっている状態のことは、「逆ざや」と呼びます。
リスク
リスクとは、一般的には「危険、危険の度合い、予想通りにいかない可能性」という意味合いの言葉です。資産運用や金融取引においては、「将来受け取る利益(リターン)に対する不確実性」を指します。
リスクオフ
リスクオフとは、投資家がリスクの少ない資産へ資金を移動する傾向にある相場状況のことを指します。FXだけでなく、株式、CFD、債券、コモディティなど投資全般で使われる用語です。
リスクオン
リスクオンとは、トレードで利益を追求しやすい相場状況のことを指します。FXだけでなく、株式、CFD、債券、コモディティなど投資全般で使われる用語です。
リセッション
一般的に、経済活動には景気の拡大期と後退期を数年周期で交互に繰り返す景気循環が存在します。景気が低迷している状態のことを、リセッション(景気後退)と呼びます。
リセッションの定義には各国の経済政策によって異なりますが、欧米では、「GDPが2四半期連続でマイナス成長となった場合」をリセッションとみなしています。日本では、内閣府が毎月公表している景気動向指数のディフュージョン・インデックス(DI)が50%を下回った時に、リセッションと判断されます。
両建て
両建てとは、同じ銘柄や通貨ペアで「買い」と「売り」の両方のポジションを言います。FX取引やCFD取引では、売り注文から取引を始めることができるため、両建てが実現可能です。株式や債券の現物取引では、両建てはできません。
利益と損失が相殺されることため、一見無意味に思われる両建てですが、リスク管理の観点からは利点もあります。
リーブオーダー
リーブオーダーとは、金融機関に対して価格を指定して約定を依頼した売買注文のことを言います。個人向けFX取引における、指値注文と逆指値注文もこれに該当します。
インターバンク市場では、為替ディーラーが他行や海外支店に対して、リーブオーダーを依頼することがよくあります。
レジスタンスライン
レジスタンスラインとは、「これ以上相場が上昇しない」という認識をもちやすい価格帯のことを言います。「抵抗線」とも言います。
為替チャートの高値付近の価格水準を水平線で結ぶことで、レジスタンスラインを可視化させることができます。一般的に、レジスタンスラインに為替レートが近づくと、売りが増えて、トレンドが反転することが多いです。
また、しばしば予想に反し、レジスタンスラインを上に突き抜けて価格が大きく上昇することもあり、注意が必要です。こうした動きに乗って取引できれば、大きな利益を獲得できる可能性もあります。
一方、市場参加者の多くが「これ以上相場は下落しない」という認識をもちやすい価格帯のことをサポートライン(支持線)と言います。
レバレッジ
テコの原理。FX(外国為替取引)では、レバレッジを使うことにより小額の資金で高額の運用が可能。 10万円の保証金を預け入れて、US1万ドル(100万円相当)の外貨を売買したとすると、そのとき1ドル=100円だとすれば、10万円の元手で100万円相当のドルの運用が可能な場合、元手資金に対して10倍相当の金額を運用していることになる。 つまり10倍のレバレッジを掛けている訳です。 レバレッジを掛けることにより、為替相場が思惑と同じ方向に動いたときには元本に対して高い割合の利益を得られる。逆に相場が思惑とは反対に動けば、元本に対して高い割合の損失が発生することもある。
レンジ相場
レンジ相場とは、上昇または下落を続けていた値動きが鈍化して横ばいになった状態を指す言葉です。FX取引に限らず、株式など広く金融取引で用いられる表現です。これは、動きが停滞した価格チャートを階段の踊り場に見立てて表現されたものです。「調整局面」「踊り場」とも呼ばれます。
上昇トレンドまたは下落トレンドが長時間続いたり相場が急激に動いた時に、踊り場が発生する可能性が高いです。踊り場では、為替レートは方向感に欠け、非常に狭いレンジで上下を繰り返すことが多く、レンジの上下と下限で売買を繰り返すことで、利益をコンスタントに稼ぐことができます。
ただし、経済指標や要人発言などがきっかけで踊り場が崩れた場合、再び為替レートが急激に動き始めることがありますので、踊り場では大きな注文を出さない方が無難です。
連邦公開市場委員会
連邦公開市場委員会とは、米国の金融政策を議論・決定する会合です。英語では「FOMC(Federal Open Market Committee)」と呼ばれています。
ロスカット
ロスカットとは、保有しているポジションの評価損がある一定レベルに達した際に、強制的に損切り注文を実行する機能のことを指します。FX会社では、証拠金維持率をロスカット発動条件の尺度とするのが一般的です。ロスカットの引き金となる証拠金維持率のパーセントはFX会社ごとに異なります。
ロット
ロットとは、FX取引の1回の注文における通貨量を表す単位です。「Lot」と表記します。
一般的に海外FX会社では、1ロットは10万通貨に相当します。ロット数が大きくなると、1回の注文で得られる利益が増えますが、それと同時に被る損失も大きくなりますので注意してください。
ロング
ロング(Long)とは、外貨を買っている状態のことを意味します。「買い持ち」「買いポジション」とも呼ばれます。
ドルが将来値上がりすることが期待できる場合、投資家はドルのロングを行います。そして、実際に値上がりしたときに買い持ち高を決済すると、その時の差額がFX取引で得られる利益となります。
ロンドン・フィキシング
ロンドン・フィキシングとは、ロンドン時間の16時(日本時間の25時)に行われる金のスポット価格決定のことを言います。
一般に、ロンドン市場は金など貴金属の現物取引において重要な市場であり、この時間帯で決定される金価格は世界的な金の標準価格となります。金は通常、ドル建ててで取引されているため、ロンドン・フィキシングはドル資金の需給関係に大きな影響を与えます。
したがって、この時間帯に為替相場(とくにドル相場)が大きく動くことがあり、FX取引が集中する傾向があります。
ロールオーバー
ロールオーバーとは、今日建てたポジションを本日中に決済せず、翌営業日以降まで持ち越すことを言います。
ロールオーバーは、ニューヨーク時間が終了する日本時間翌午前7時に行われます。この時点で、未決済のポジションに対して、スワップ金利が生まれます。
A~Z
NAHB住宅市場指数
NAHB住宅市場指数は、NAHB(National Association of Home Builders、全米住宅建設業者協会)が毎月発表している、米国内の不動産業者の景況感を示す指標です。
NAHBに加盟している住宅建設業者を対象にした、今後6ヶ月の住宅販売の動向に関するアンケートを集計して算出されます。50を分岐点としており、50を上回れば市場市場は明るいと判断され、50を下回ると悲観的な見通しと見られます。
ケース・シラー住宅価格指数と並んで、不動産市場に関する重要な経済指標となっています。
ADP雇用統計
ADP雇用統計とは、アメリカの給与計算代行会社ADP(Automatic Data Processing)社が独自調査に基づき発表している雇用者数変化に関するレポートです。毎月第一水曜日に公表されます。
BOE
BOE(Bank of England)とは、イギリスの中央銀行であり、イギリス国内の金融政策やポンド通貨発行などを担当しています。日本語では、「イングランド銀行」と訳されます。
Buy On Dips(バイ・オン・ディップス)
Buy On Dips(バイ・オン・ディップス)とは、自分の予想した価格水準よりも下落した時点で買う、または予想レンジの下限で買うことを言います。押し目買いとも呼ばれます。「すぐに買う」よりは弱い買い意欲の状態を示します。
この逆の意味で、S自分の予想価格より上昇した時点で売る、または予想レンジの上限で売ることを「Sell on Rallies」と言います。
CME
CMEは、「Chicago Mercantile Exchange(シカゴ・マーカンタイル取引所)」の略称で、 CMEグループが所有・運営する、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴにある北米最大の金融商品・デリバティブ取引所です。
CPI
CPI(Consumer Price Index)とは、一国内の消費者世帯が購入する商品・サービスの価格の変動を表す経済指標です。「消費者物価指数」とも呼ばれます。
EBS
電子ブローキング(仲介)システム。ボイスブローカー(人)に頼らず、各銀行や証券会社などに設置された端末から直接為替取引の注文を出すことができる取引仲介方法。
ECB理事会
ECB理事会(ECB Council)とは、欧州単一通貨であるユーロの金融政策を担うECB(欧州中央銀行)の最高意思決定機関です。ECB理事会は第一木曜、第三木曜の毎月2回開催されます。
ECN方式(イーシーエヌほうしき)
ECN方式とは、「Electronic Communications Network(エレクトリック・コミュニケーションズ・ネットワーク)」の3語の頭文字をとって付けられた注文処理方式のことです。 STP(Straight Through Processing、ストレイト・スルー・プロセッシング)方式と並び、海外FX会社によく採用されています。
EU
欧州連合(EU)は、ヨーロッパにおける国家連合体です。その本部はベルギーの首都ブリュッセルにあります。
ECB
ECB(European Central Bank)は、欧州単一通貨であるユーロの金融政策を実施する中央銀行です。日本語では、「欧州中央銀行」と呼ばれます。
FEDウォッチャー
米国のFRBの金融政策を中心に、人事も含めたあらゆる動きを専門に観察・分析している専門家。 報道機関や金融機関、調査会社などに属し、彼らのレポートによって、FRBの意思決定のプロセスやタイミングなど、細かい情報が解説される。
FFレート
FFレート(Federal Funds Rate)とは、アメリカの民間銀行が短期金融市場で資金を調達する際に適用される金利です。米国の代表的な短期金利の指標で、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の誘導目標とされています。
FOMC
FOMC(Federal Open Market Committee)とは、米国の金融政策を議論・決定する会合です。日本語では、「連邦公開市場委員会」と呼ばれています。
FRB
FRB(Federal Reserve Board)とは、アメリカ合衆国の中央銀行に相当する機関です。日本語では、「連邦準備制度理事会」と呼ばれます。
GTC
取引が成立するまで無期限で有効である注文(オーダー)。この注文が約定するか、或いは自分でキャンセルするまで有効。
GDP
GDP(Gross Domestic Product)とは、一定期間内に一国内で産み出された商品・サービスの付加価値の総額です。日本語では、「国内総生産」と呼ばれます。
GNP
GNP(Gross National Product)とは、一定期間内にある国に居住する個人・企業によって新しく生産された商品やサービスの付加価値の総額です。日本語では、「国民総生産」と呼ばれます。
G7
7ヶ国財務相・中央銀行総裁会議。7ヶ国(Group of Seven)は、日、米、独、英、仏、伊、カナダを指す。 イタリアとカナダが加わる以前は、日・米・英・仏・西独の5か国が参加するG5(ジーファイブ)。 1975年に伊が参加し第1回先進国首脳会議が開催されG6(ジーシックス)、その後1976年にカナダが加わり第2回先進国首脳会議が開催。 この後、これにロシアが参加するようになり、1998年よりG8(ジーエイト)となる。(現在、ロシアの資格停止によりG7に戻っている)「G7」は、原則として年3回開催されます。
G20
G7(先進7ヶ国蔵相・中央銀行総裁会議。日、米、独、英、仏、伊、加)は元々、先進国間の協議の場として生まれたもの。近年は先進国とエマージング諸国との対話の場に変わり始めている。 まず、1990年代にロシアと先進国との協議が行なわれ、98年にロシアの主要国首脳会議への正式参加(G8)が決まる。 そして、翌99年には先進国とエマージング諸国の財務相・中銀総裁の協議の場としてG20(財務相・中銀総裁会議。米・英・独・仏・伊・日・加・豪州・中国・ロシア・ブラジル・インド・アルゼンチン・インドネシア・韓国・メキシコ・サウジアラビア・南ア・トルコ・欧州連合)が創設。
HICP
HICP(Harmonised Index of Consumer Prices)とは、欧州連合統計局がEU加盟各国の消費者物価指数を統合して算出した指標です。簡単に言うと、EUの消費者物価指数(CPI)のことです。
CPIが日本やアメリカなど1国の物価水準を示しているの対して、HICPはEU加盟国のCPIから構成されています。
IMF
IMF(International Monetary Fund)(国際通貨基金)とは、第二次世界大戦後に国際金融や外国為替相場の安定を図る目的で設立された国際連合の専門機関です。日本語では、「国際通貨基金」と呼ばれます。
ISM製造業景気指数
ISM製造業景気指数とは、米国供給管理協会(ISM, Institute for Supply Management)が発表する、米国内の製造業企業の購買担当役員へのアンケートを基にした企業景況感を示す経済指標です。米国製造業に関する重要指標で、約350社がアンケートに参加しています。
ISM非製造業景気指数
ISM製造業景気指数とは、米国供給管理協会(ISM, Institute for Supply Management)が発表する、米国内非製造業企業の購買担当役員へのアンケートを基にした企業景況感を示す経済指標です。
IFD注文(イフダンちゅうもん)
IFD注文とは、新規のエントリー注文とそのポジションを決済する注文の2つを設定して出す注文方法のことを言います。「If Done」という英語の省略形から「IFD」と表記されます。「イフダン注文」と呼ばれることもあります。
新規注文と利益確定注文を組み合わせることはもちろんのこと、新規注文と損切り注文を組み併せることもできます。
Ifo企業景況感指数
Ifo企業景況感指数とは、ドイツ企業へのアンケートを基に算出される経済指標です。ドイツの経済調査機関「Information and Forschung(Ifo)」が調査・公表をしています。
IFO注文(アイエフオーちゅうもん)
IFO注文とは、新規のエントリー注文と、そのポジションの利益確定注文、さらには損切り注文の3つを同時に出す注文方法のことです。IFD注文とOCO注文を組み合わせた性質を持っているため、「IFDOCO(イフダンオーシーオー)注文」とも呼ばれることがあります。
IFO注文を使うと、ポジション発注から利益確定・損切りまですべて自動で行えるので、忙しい方にピッタリの注文方法だと言えます。
JASDAQ
東京証券取引所が運営する日本の株式市場。 略称は「JQ」。ジャスダック証券取引所の略称。 ジャスダックやマザーズは東証一部や二部に上場している様な大企業ではなく、多くは新興・ベンチャー企業などが多い。
MPC
MPC(Monetary Policy Committee)とは、イングランド銀行(BOE)に設置されている委員会で、同行の金融政策を協議する機関です。日本語では、「金融政策委員会」と呼ばれます。
NASDAQ
NASDAQ(ナスダック)とは、ニューヨークに本拠地を置く、世界有数の取引所運営会社(NASDAQ Inc.)です。また、同社が運営する株式取引所「NASDAQ Stock Market」を指すこともあります。NASDAQという名称は、「National Association of Securities Dealers Automated Quotations」の略です。
OPEC
石油輸出国機構(Organization of the Petroleum Exporting Countries)。石油産出国の利益を守ることを目的に1960年9月14日に設立された産油国の組織。 当初はイラン・イラク・クウェート・サウジアラビア・ベネズエラの5ヶ国。加盟国は2016年現在、14ヶ国が加盟。本部はオーストリアのウィーン。 事務局長は総会により選出され、任期3年で最長2期6年まで。
OPEC総会
OPEC総会は年4回(3、6、9、12月)定期的に開催。その他にも必要に応じて臨時に開催される。OPEC総会の主な議題は、イラクを除くOPEC加盟国の原油生産量枠をどうするかについ。 OPEC加盟国が原油生産量を増産するのか、現状維持か、それとも減産するのかについて話し合う。総会は機構の最高機関で、加盟国の代表団より構成される。
OTC取引(オーティーシーとりひき)
OTC取引とは、証券取引所などを介さずに売り手と買い手が一対一で、値段・数量などを決めて行う取引です。英語の「Over The Counter」の頭文字からつけられています。 「店頭取引」「相対取引」とも呼ばれます。
OCO注文(オーシーオーちゅうもん)
OCO注文とは、2つの注文を出しておき、どちらか一方の注文が約定したらもう片方の注文が自動的にキャンセルになる注文方法のことを言います。OCOの3文字は、「One side done then Cancel the Other order」という英文の略になっています。
PPI
PPI(Producer Price Index)とは、生産者が自身の生産した商品・サービスを提供する価格の変動を表す指標です。「卸売物価指数」とも呼ばれます。これに対して、消費者が商品・サービスを購入する価格の変動を表した指数が、CPI(消費者物価指数)です。
PMI
PMI(Purchasing Manager’s Index)とは、製造業・サービス業の購買担当者を対象に、新規受注・生産高・受注残・価格・雇用・購買数量などに関するアンケート調査や聞き取りを行い、集めたデータに一定のウェイトを掛けて算出した指数です。「購買担当者景気指数」とも呼ばれます。
RBA
RBAとは、オーストラリア連邦の中央銀行です。正式名称は「オーストラリア準備銀行(Reserve Bank of Australia)」と表記されます。
RSI
RSI(Relative Strength Index、相対力指数)とは、一定期間のある銘柄の終値について、上昇変動と下落変動のどちらが強いのかを計測したテクニカル指標です。
S&P500
S&P500とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出・公表している、米国の証券取引所に上場されている代表的な500銘柄で構成されている株価指数です。「S&P500種株価指数」とも呼ばれています。
SELL ON RALLIES
「SELL ON RALLIES」とは、その予想を出した時点より上昇した時点で売る、または、予想レンジの上限で売ること。いわゆる噴き値売りであり、「すぐに売る」よりは弱い売り意欲の状態。 ⇔「BUY ON DIPS」とは、その予想を出した時点より下落した時点で買う、または、予想レンジの下限で買うことを言う。いわゆる押し目買いであり、「すぐに買う」よりは弱い買い意欲の状態。
STP方式(エスティーピーほうしき)
STP方式とは、「Straight Through Processing(ストレイト・スルー・プロセッシング)」の3語の頭文字をとって付けられた注文処理方式のことです。 ECN(Electronic Communications Network、エレクトリック・コミュニケーションズ・ネットワーク)方式と並び、海外FX会社によく採用されています。
Sell in May(セル・イン・メイ)
Sell in May(セル・イン・メイ)とは、マーケットで広く浸透しているアノマリーの1つで、ニューヨークのウォール街で生まれた投資格言となっています。
VIX指数
VIX指数とは、シカゴ・オプション取引所が株式指数銘柄「S&P500」のオプション取引のボラティリティを基に算出・公表している指数です。別名、「恐怖指数」とも呼ばれます。
VIX指数は投資家心理を反映する指標として利用されており、数値が高いほど投資家が相場の先行きに不安を覚えていると判断されます。
ZEW景況感指数
ZEW景況感指数は、ドイツのZEW(Zentrum fur Europaische Wirtschaftsforschung、欧州経済研究センター)が発表している、ドイツ国内の景況感に関する調査結果です。
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