京都府庁

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 京都府と京都市は31日、新たに10~70代の男女29人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち14人の感染経路が不明。府内の感染者は計787人となった。京都市では、八条中(南区)を含む3校の女子生徒5人がクラスや部活を通じて感染していることが判明。八条中ではすでに女子生徒3人の感染が確認されており、同中の関連で8人に上ったことで、市は集団感染の疑いもあるとみている。

 京都市は18人の感染者を発表。うち、八条中の女子生徒3人と、安祥寺中(山科区)、京都京北小中(右京区)の女子生徒各1人の感染が分かった。5人は、27日に感染が発表された八条中の女子生徒の濃厚接触者。市教育委員会によると、八条中では23~25日、安祥寺中、京都京北小中を含む計3校と部活の練習試合を行っていた。試合に参加した生徒は4校で計約65人。感染者が出た3校は、18日まで部活を含めた全教育活動を中止する。

 また、福西小(西京区)の20代男性教員1人も感染。担任を持ち、27日に体調不良があったが、28日は通常通り授業を行っていたという。感染経路は分かっていない。

 20代女性は市内の保育園に勤務する保育士で、26日に感染が判明した40代女性保育士の同僚で濃厚接触者だった。そのほか、京都博愛会病院(北区)の20代女性事務職員や、京都光華女子大(右京区)の20代女子学生の感染も判明した。

 京都市を除く府内の新たな感染者は11人。このうち8人が感染経路不明。久御山町の50代男性は町職員で、23日に陽性が判明した同町職員の濃厚接触者。城陽市の20代男性は、28日に陽性が判明した宇治市の30代男性の知人だった。