「生涯年収」がもっとも高いのは、公務員?会社員?

会社員の生涯年収

つぎに、独立行政法人「労働政策研究・研修機構」の「ユースフル労働統計2019 ―労働統計加工指標集―」から、会社員の生涯年収を紹介します。

この資料では、会社員を3つのタイプに分けて分析しています。

  • 「転職なし・フルタイム正社員・60歳定年」型・・・60歳まで同じ企業に勤めるケース
  • 「転職あり・フルタイム正社員・60歳定年」型・・・同じ規模の企業に転職し、失業期間がないケース
  • 「フルタイム非正社員・60歳まで」型・・・学校卒業後60歳までフルタイムの非正社員を続けるケース

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学歴・就業形態別の生涯年収(労働政策研究・研修機構の資料をもとに編集部作成)

会社員でもっとも生涯年収が高いのは、大学・大学院卒の「転職なし・フルタイム正社員」の男性で、金額は2億8,970万円です。もっとも低いのは「フルタイム非正社員」の女性で、1億~1億2,000万円程度となっています。このデータには退職金を含みません。

会社員の生涯年収では学歴や性別、正社員かどうかによる格差が際立っています。

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LIMO編集部

LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に立ち上げ。その後Longineのサービスは2020年3月に終了となったが、Longine編集部のメンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、証券・金融業務メンバーに業界紙出身の新聞記者などもメンバーに加え、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。