県立宮崎病院は患者向けの給食の食器を洗う委託業者の女性従業員が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。

感染が確認されたのは患者向けの給食の食器洗いを担当する宮崎市に住む40代の女性です。女性は7月22日に発熱した後も勤務し7月28日・29日と38度前後の熱が出て30日にPCR検査を受け感染していることがわかりました。また同じ職場で働く別の2人の従業員にも発熱の症状があり、PCR検査を受ける予定です。

(県立宮崎病院 菊池郁夫病院長)

「患者さんに感染を起こしたら大変なことになるのでそういうことがないように、院内で規定しているので順守しながらやっていこうと職員に呼びかけるつもり」

これを受けて県立宮崎病院ではおよそ300人いる入院患者への通常の食事提供をストップしていて非常食で対応しています。しばらくは食事の提供が制限されるため、可能な人には入院の先延ばしを要請します。外来患者は通常通り受け入れるということです。女性がいる仕事場は調理場とは明確に区分されていて県立宮崎病院では他の病院職員や患者に感染させるリスクは極めて低いと説明しています。