90s

昔の鉄道マンは職人だった! 自動改札がなかったあの頃

昔の鉄道マンは職人だった! 自動改札がなかったあの頃
※写真はイメージです
切符を差しだす乗客とそれを黙々と切り続ける鉄道マン。かつての駅舎内は、チョキチョキという“金属音”が鳴り響いていた。
90年代前半までの電車といえば、それが普通の光景でもあった。

金属音の正体、「改札鋏痕」とは?


日本の鉄道開業は、明治時代初期の「新橋ー横浜間」まで遡り、時を同じくして改札鋏痕(きょうこん)という制度もスタートしている。改札鋏痕とは、改札に立つ鉄道職員が小型ペンチのようなハサミで、切符の端を切り取ることにより、乗車券としての効力を与えるもの。
その形は三角や四角、それらを組み合わせたものなど、約35種類におよび、駅ごとに形が決められていた。また不正防止を図るため、近隣の駅では切り口をずらしたり、午前と午後でハサミの位置を変えたりと、さまざまな工夫もあった。

鉄道の歴史を変えた1992年


90年代に入ると、関西圏を中心にスタンプ形式の切符が導入されたほか、自動改札機の設置に見られる「改札のスマート化」が一気に進んでいく。
確かに乗客側の利便性を考えれば、改札のスマート化が浸透するのも無理もない。まして改札鋏痕には、鉄道職員の指が疲れるために頻繁に係員を交代させる、切り口から出る細かなゴミが駅舎内にたまる、切符と定期を見分ける際に労力がかかるなど、多くの問題あった。
このような影響もあり、1992年の秋口にはハサミ文化は完全に消滅。それは、鉄道開業から実に120年間も続いた末でのことだった。

かつての鉄道マンは、1秒間に3枚の切符をさばくことが一人前の証だったそうだ。結果だけを見ると、そんな職人技をもってしても、やはり近代化の波にはかなわなかったということになる。
しかし電子音だけが鳴り響く現在の駅にいると、たまには当時のような、金属なのにどこか人為的な「チョキチョキ音」を聞いてみたいものだ。

(ぶざりあんがんこ)

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