東京の飲食店夜10時までに 8月3日から、都が要請

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社会・くらし
2020/7/30 19:18 (2020/7/31 5:12更新)

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東京都は30日、新型コロナウイルスの感染防止策として、都内全域の酒類を提供する飲食店とカラオケ店に再び営業時間の短縮を要請すると発表した。営業時間を午前5時~午後10時とし、期間は8月3~31日となる。

新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく要請で、応じた中小事業者に20万円の協力金を支給する。業界ごとのガイドラインに従った感染防止策への取り組みを示すステッカーを掲示する店舗が支給対象となる。

小池百合子知事は同日、臨時記者会見で「現状は感染爆発も憂慮される極めて危機的な事態」と述べた。「今後状況がさらに悪化した場合には、東京独自の緊急事態宣言を発することも考えざるを得ない」と語った。

都内では7月に入ってから感染者が急増し、30日には1日当たりの新規感染として過去最多となる367人を確認した。都によると、全世代で会食を通じた感染者がみられ、飲食店などで感染した人の約8割は20~30代という。

国内では30日、午後10時までに1297人の感染が確認された。29日の1238人を上回り、過去最多を更新した。1千人を超すのは2日連続。

都は長時間密接した空間において大声を出す状況はリスクが高いとして、飲食店やカラオケ店を対象に再び営業時間の短縮要請に踏み切った。

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