全国的に梅雨が明けたら猛暑がやってくる。コロナ禍で外出を控える人も多いだろうが、油断は禁物だ。クロス・マーケティング(東京)は、20~69歳の男女を対象に「今年の熱中症対策」について調査を実施、1,100人から回答を得た。まず、「外出時の熱中症対策」(複数回答)としては、男女ともに「こまめに水分補給する」(全体60.2%)がトップとなった。一方、女性の2位は「日傘をさす」(47.6%)であったのに対し、男性の2位は「涼しい服装にする」(全体3位・45.2%)で、「日傘をさす」とした男性は3.5%のみだった。傘はソーシャルディスタンスをとる便利な道具でもあるから、男性も日傘をさすことを選択肢に入れてみよう。なお、全体の2位は「飲み物を持ち歩く」(46.3%)となっている。マスク着用による熱中症の危険が指摘されているが、「適時マスクを外す」とした人は30.5%だった。
そのマスクについて、「外出時、外してもよいと思うシチュエーションは?」(複数回答)と尋ねると、「車を運転する時(同乗する場合も含む)」(50.6%)が1位に。2位は「屋外で運動する時(ランニングやゴルフなど)」(33.8%)で、3位は「自転車に乗る時」(32.5%)だった。他方、「外してよいシチュエーションはない」とした人も19.3%いた。全体的には20代男性の慎重さが目立ち、多くの項目でマスクを外してもよいとする割合が低かった。最近、若年層の感染割合が高いことを受け、警戒心が高まっているのかもしれない。