空自・宇宙作戦隊のシンボルマーク決まる 「無限の可能性と夢表す」
航空自衛隊は31日、自衛隊初の宇宙専門部隊「宇宙作戦隊」のシンボルマークを発表した。円形の中央に大きな星と地球を組み合わせたデザインで、制服のワッペンなどに活用される。
作戦隊は2020年5月、隊員約20人で空自府中基地(東京都)に創設された。不審な人工衛星や宇宙ごみの監視を任務とし、23年度に稼働する予定。
マークのデザインは隊員たち自身が手がけ、活動内容も織り込んだ。マーク中央の地球の周りに衛星軌道を2本走らせたほか、山口県に造成中のレーダー施設にできる巨大アンテナの数にちなんで白い円が6個、創設年度にあやかって大小の星20個を描いている。
空自制服組トップの丸茂(まるも)吉成航空幕僚長は「将来の無限の可能性と夢を表すシンボルかと思う」と述べた。【松浦吉剛】