大分県は、杵築市内の病院に勤務する30代の男性医師など、新たに2人が新型コロナウイルスに感染していたと発表しました。新たに感染が確認されたのは福岡県に住む30代の男性会社員と、東京都の30代の男性医師です。このうち男性会社員は仕事のため、27日の夕方に同僚と2人で車で大分市に来ていて、29日にこの同僚の感染が判明しました。このため、その濃厚接触者として大分市が男性の検査を行ったところ、「陽性」だったということです。一方、東京都の男性医師は、杵築市の清和病院に勤務しています。27日に飛行機で東京から大分に入り、午後から勤務。咳や発熱などの症状が出たため29日に検査を行い、「陽性」が確認されました。大分県は、医師の濃厚接触者の可能性がある病院のスタッフや患者など、あわせて92人の検査を行うことにしています。清和病院は安全が確認されるまでは当面の間、外来診療を中止すると発表しています。大分県内で確認された感染者はこれで64人となりました。