沖縄県石垣島や西表島の旅行から福井県に戻った男性6人の新型コロナウイルスの感染が確認されたことが29日、分かった。中山義隆石垣市長が市役所で記者会見し、6人が23日からの4連休に市内で宿泊していたと説明した上で、「島の人に感染させている可能性が非常に高いと思う。市民はマスク着用、手洗いと消毒の徹底、3密を防いでほしい」と呼び掛けた。
観光客の感染について中山市長は「報道で知った」とし、県八重山保健所や市観光交流協会を通じて利用したホテルや交通機関などの情報収集を急いでいる。
中山市長は「早く濃厚接触者らを確定し、検査で感染の有無を確認する。ウイルスを早期に抑え込んで島内での感染拡大を防ぎたい」と話した。来島自粛要請については「現段階では考えていない」とした。