◇第69回西日本学生対校選手権大会◇7月3日◇西京極総合運動公園◇
【男子走幅跳決勝】
6位 辻本 7㍍44
34位 入江 6㍍96
【男子100㍍決勝】
6位 坂井 10.82
【女子800㍍決勝】
5位 奥川 2:14.46
【男子800㍍決勝】
4位 高田 1:53.09
【女子3000SCタイムレース】
15位 森本 11:20.85
【男子やり投決勝】
25位 小林 61㍍39
39位 辰巳 55㍍95
【男子走高跳決勝】
16位 堀 2㍍05
【男子4×100㍍決勝】
3位 関大(坂井、寺西、大石、魚澄) 39.94
前日に続いて暑さの弱まらない中迎えた西日本インカレ最終日。多くの選手が決勝の舞台で活躍し、幕を閉じた。
始めは男子走幅跳決勝。入江は1回目失敗するが2回目に6㍍96を出す。だが、5月の関関戦での記録に及ばず、上位に入ることはできなかった。辻本は上位8人で行われる4回目以降に進むと、手拍子で応援を盛り上げ、7㍍44で6位となった。
100㍍決勝に出場したのは坂井。同タイムながらも順位で決勝には進めなかった寺西の分も結果を残したいところだが、中盤で上位グループと差をつけられる。タイムは10.82と本来の調子を出すことはできなかった。
800㍍決勝の奥川は、前日に自己ベストを更新。全カレ参加標準記録の2:13.00まであと0.08秒と迫る。記録突破を目指したが、決勝ではタイムを落とし「13秒切りたかった」と、悔しさをにじませた。
続いて行われた男子決勝。セットの段階までいくも、ピストルの不調により一度スタートをやり直すことになる。集中力を削がれ、選手も苦笑いで仕切り直してスタート。出場していた高田は最後の直線まで3位につけるが、ゴール直前に抜かされ、惜しくも表彰台を逃した。
女子3000SCタイムレース2組は森本。平均台を超えたり足が水に浸かったりとハードな一戦ながら、中盤は10位まで順位を上げ、最後は1組との総合で15位となった。
やり投決勝に登場したのは小林と辰巳。小林は1投目に60㍍を超えるも、その後記録は伸びず。辰巳も最初の55㍍95が今大会でのベストとなり、上位に食い込むことができなかった。
大会も終盤になり、走高跳に堀が出場。2㍍00で一度、背中が当たってバーを落とすが、2度目に成功。自身の資格記録よりも高い、2㍍09は失敗となったが、5月の関カレでは届かなかった2㍍05を一発でクリアした。
関大勢最後の種目は4×100㍍リレー決勝。応援も一丸となって盛り上がり、関大コールと共にウェーブをみせた。やっと揃ったベストメンバーの坂井、寺西、大石、魚澄がバトンをつなぐ。
第一走者は100㍍決勝で不完全燃焼だった坂井だが、「切り替えられた」と上位に食らいつき、バトンを渡す。第二走者の寺西は、100㍍決勝に進めなかった分、「チームのために挽回」。隣の同大を抜かすと4位につけた。第三走者の大石は「(最初の2人で4位につけ)気持ちのゆとりを持てた」と、1チーム抜かして3位に押し上げる。ほぼ横一線でバトンを貰い、アンカーは魚澄。今大会、個人の記録は振わなかったが、リレー決勝の舞台で活躍。そのまま順位を保ちゴールすると、目標の3位に入り、右手でガッツポーズ。しかし、1位を狙える位置だっただけに、ゴール直後「抜かせんかった、ごめん」と0.12秒の差に悔しさをにじませた。
多くの選手が悔しさを見せながらも最後まで大会を盛り上げた。次は全カレの舞台で躍動する。【文:谷満梨奈/写真:川﨑恵莉子、西井奈帆】
▼奥川
「昨日の準決勝で自己ベストが出て、今日、全カレの参加標準記録の13秒を切るつもりで行った。切れなくて悔しかった。8月(全カレ)までに試合に出場する機会があれば、リベンジしたい」
▼坂井
「予選よりバトンが回って、タイムも上がって良かった。負けたくない気持ちでスタートした。(100㍍決勝を終えてから、リレー走ったことについて)結果は悔しかったけど、切り替えられた」
▼寺西
「4継では39秒出しときたい。関大記録の39.89を上回ったうえで3位入賞が目標だった。やっとフルメンバーで、チームのために挽回しようと思って走った。負けたけど中央大や関学大に食らいつけて良かった」
▼大石
「練習は調子良かったけど、予選では走り方が変わって、歩数が合わなくて不安だった。決勝では合わせられて調子よく走れた。坂井、寺西が同大を抜いてきてくれて、気持ちのゆとりを持てた」
▼魚澄
「個人の結果がダメで借りを帰すつもりでいった。(バトンを貰った時)抜かせる位置にいたのに抜かせなかった。1位を狙っていたので喜べなかった。悔しかった。個人では、準決勝でレース内容を変えたのがミス。でも体力は温存できた。目標は全日本インカレで表彰台」