奮闘するも惜敗した男子リレーの選手達

◇第32回総合関関戦前哨戦◇4月29日◇関西学院大学新学生会館地下プール◇

関大141-187関学大

 近年は関学大に敗れ続けている関大。「1年生も力があるのが入ってきたし、今年は勝つ」(木村主将)との思いを胸に、死力を尽くした。だが、関西王者が多数所属している強豪・関学大から勝利を奪うことはならなかった。

 初めに行われた400㍍メドレーリレー。女子は、瀬津・坪野・橋口・田井中と日本選手権に出場した4人が揃う。スタートからリードを奪うと、関学大を全く寄せ付けず、圧勝した。男子は、格上相手に粘ったが、振り切られ敗れた。

 その後の個人種目では、関学大の強豪選手になかなか勝利が奪えない。そんな中、中坂が奮闘。女子100㍍背泳ぎ、100㍍自由形の2種目で1位に入る。特に、専門ではない背泳ぎでの勝利は、関大に勢いを与えた。それに呼応するかのように、1年生コンビが躍動する。橋口が女子100㍍バタフライで、瀬津が女子200㍍個人メドレーで関学大を抑えて1位。新戦力の活躍が、これからのチームの飛躍を予感させた。

 そして、最後の種目となったフリーリレー。女子は、第3泳者まで劣勢となるが、アンカーの田井中が猛烈に追い上げ、一気に逆転しゴール。インカレのファイナリストの強さを示した。男子は、必死に喰らいつくも惜しくも届かず敗北。総合成績で、格上の関学大に今年も敗れた。

しかし、新戦力の台頭は関大にとって、明るい材料といえる。来年こそ関関戦での悲願の勝利を目指して、新たな挑戦が始まる。

▼木村主将「今年の目標は、1部昇格と関関戦だったのでモチベーションなどしっかり調整はしてきた。男子が足を引っ張ってしまった。(関カレは)男子はまず残ること。女子は優勝を狙いたい。今日の悔しさを生かして、一つ一つ取り組んでいきたい」

・得点について
 個人戦は各種目ごとに、男子は双方上位3名、女子は上位2名のタイムで順位を決定する。
 1位 7点 2位 5点 3位 4点 4位 3点 5位 2点 6位 1点 (5・6位は男子のみ)

 リレーは勝利チームに10点、敗北チームに5点が与えられる。
 最終的に、この総合得点で勝敗を決する。

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