今回は、「お絵かきがもっと楽しくなる場所」を目指し、急成長中のピクシブに取材に行って来ました!
Wantedlyを使って、ピクシブに転職された伊藤さんにお話を伺って来ました。
なぜ転職しようと思ったのですか?
前の職場はとてもいい会社でした。優秀な方々も大変多く、非常に働きやすかったですし、不満やネガティブな気持ちがあったわけではありません。ただ、ここ1-2年、自分の好きな「日本のクリエイティブ/カルチャー」をベースにしたビジネスで世界と戦っていきたいなと常々思ってはいました。
そんな中、2012年の夏にピクシブの方々と出会い、ピクシブを中心としたフィールドが自分には面白く、非常に刺激的だったこと、そして何より片桐を始めとして好きな友達・仲間達と一緒にビジネスをやりたい・世界に向かっていきたいと思えたこともあり、転職を決意しました。
Wantedlyと出会ったはきっかけは何でしたか?
元々、CEOの仲さん、萩原さんと知り合いで、萩原さんとお昼をご一緒した際に、ついでにWantedlyに遊びに行きました。それが2012年5月の話ですね。
その頃には、既に「日本のクリエイティブ/カルチャー」をベースにしたビジネスを何かやりたいと思い、そうしたフィールドへの転職も漠然とは考えていたので、雑談ベースでWantedlyのサービス等について話を聞いていました。その際に、ピクシブのようなWebサービスの会社も面白いのではないかとアドバイスをもらいました。
せっかくアドバイスをもらったことですし、思い切って話も聞いてみようと思い、すぐに「片桐社長とご飯 – 今後のpixivについて語りたい人ウォンテッド 」というウォンテッドに応募しました。
応募してから採用までの流れについて詳しくお聞かせください。
人事の村松から連絡が来まして、2012年7月にピクシブ片桐、田面木、村松、チームラボオフィス代表の河田さん、私の5名でランチをしました。ランチの後に、「時間あったらオフィス来てよ」と片桐に言われまして、初めてオフィスを訪れました。
その時に、片桐が「Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美」というヴィンテージコンピュータの写真集をくれました。すごく気に入ってもらえたからなのか、単に気前がいいだけなのか、正直わからなかったのですが(笑)、とても美しい写真ばかりでハッとさせられ、非常に面白かったです。今も物凄く大事に家に置いてあります。
オフィスもかっこよく、話もほどほどに(笑)盛り上がり、その日は、「今度はお酒でも飲みながら話しましょう。」という話で終わった気がします。
ちなみに、後日談なのですが、片桐は、私と会う前に、Facebookで私のことを調べていたらしいです。Facebook上で共通の友人が何人かいたのですが、実際いきなりよくわからない人と会うというのもなんなので、「伊藤ってどんな奴なんだ」と何人かに聞いていたみたいです。
(後藤)Wantedlyでは人のつながりが見えるので、人事担当者が応募者のことについて、共通の知り合いに聞くこというはよくあることなんです。他社さんからもそういうお話を聞きますよ。
その10日後ぐらいですかね。片桐・田面木と何人かの共通の友人で飲みに行きました。
私は「東大連」という阿波踊りの「連」の運営をお手伝いさせて頂いているのですが、片桐も過去参加したことがあり、阿波踊りの話で良い具合に盛り上がりました。阿波踊りの本番は毎年徳島で8月12日~15日の4日間行われるのですが、早速今年一緒に行こう!踊りまくろう!という話になり、お互い相当ハイテンションでしたね。また、田面木とも音楽・サブカルの趣味が合いすぎまして(笑)、非常に意気投合し、その夜にかなり仲良くなりました。
その後はもう普通に飲みに行く仲間という感じで何度も飲み、8月の阿波踊りを迎えました。
阿波踊りでは、4日間全部参加して、大いに踊り明かし、飲み語らいました。片桐・田面木とは、この4日間で、異常な友情が芽生えましたね。お祭りって、みんなテンションが高くて、盛り上がるじゃないですか。そういう濃い空間で長い時間過ごし、一緒に何かをやり遂げると、本当に仲良くなれるんです。とても貴重な体験となりました。
盛り上がり過ぎた結果か分かんないですけど(笑)、飲んでる中で、「うちに来ないか?」と言われることもその頃から何度かありました。ただ、自分がどういう立場で何ができるのかもわからなかったし、どうせ転職するならもっと規模の小さい、立ち上がったばかりの会社なのかなと漠然と思っていた部分もあったので、はっきりと返事はしていませんでしたね。うやむやに「いやいやいやー。」みたいな。
ただ、10月のいつだったか、そうも言ってられない重大な局面を迎えました。最初は、片桐・田面木といつものように飲んでいたつもりだったのですが、いきなり「伊藤ちゃん。いい加減、ピクシブに来てほしい。これは本気で言ってるから、ちゃんと聞いてくれ!」と真剣に言われました。元々そこまで評価してもらえていたことは、素直に嬉しかったのですが、ただもっと想いの丈を知りたいというのもあって、「めちゃくちゃ有難いし、嬉しいが、何故私なのか?」みたいな質問をしたと思います。その時は「行く・行かない」という返事以前にもっと片桐や田面木の考えを深く知りたいなと思って色々と質問していました。
(後藤) 凄い展開ですね(笑)「何故私なのか?」という質問にはどういう答えがかえってきたんですか?
確か、「何故私なのか?」っていう質問に対しては、片桐はこう答えてくれたんですね。
「事業をやっていると、成功もあるけど、失敗もある。むしろ、失敗の方が多い。長く一緒にやっていくことを考えると、結局その失敗の時に許せるか、また次に行こうと思えるかが非常に大事。例えば、スキルや経歴も含めて伊藤ちゃんと似た人はもしかしたら100人いるかもしれない。だけど失敗したときに、友達とか仲間とか仕事以上の濃い関係がないと辛いと思うし、しょうがないと感じられなかったりすると思う。だから、大事なことほど、友達・仲間とやりたいんだよ。そういう意味で、伊藤ちゃんしかいないんだよね。」
これぐっときましたね。「こういう人は面白い、信用できる。」と思いました。
恥ずかしながらこれを聞いて、僕は自分が何が出来るかなとかそういうことばっかり考えていたことを反省しました。スキル、経歴とかのマッチングを超えて、人と人のマッチングってこういうことなのかなと、思いましたね。一緒にやりたい・やれると思えれば、出来るまでやればいい。好きな人達となら何でもできるんじゃないか。そんな風にハッとさせられました。
(後藤)Wantedlyではスキルや経歴のマッチングではなくて、趣味、やりたいこと、方向性のマッチングを目指しています。片桐さんのお言葉で、伊藤さんのココロが動いたわけですね。
はい。クリエイティブ/カルチャーをベースにした面白い仕事がしたいと前から思っていましたが、面白そうだと思う反面、まったく違うフィールドで自分に何ができるのだろうという気持ちがありました。やはり会社側のニーズもあるわけですから。
ですが、片桐に熱く語ってもらって、そういうことじゃないのかなと思いました。私も好きな人達と仕事がしたい、それがこの人達なのかなと思い直しました。この時、気持ちはほぼ決まっていました。
その1,2週間後、片桐、永田(副社長)、田面木、私の4人で話をして、正式に採用ということになりました。大好きな仲間と世界に向かっていくことは、とてもいいチャレンジだと思いました。
(後藤)素晴らしいお話をありがとうございました。
現在伊藤さんは社内で、新規事業・新規プロジェクトのマネージメント、採用も含めた組織関係の仕事をしているそうです。これからは海外展開の強化に関わって行きたいとのことです。
それでは最後に一言お願いします。
これからはピクシブ株式会社の社員として、大好きな仲間と一緒に世界に向かって邁進していきたいと思います。私が自分にぴったりの会社に転職できたのは、Wantedlyとの出会いに始まり、ピクシブ片桐、他社員との出会いがあったからです。これからも「出会い」を大事にしていきたいと思います。ありがとうございました。
お忙しい中お時間をいただきありがとうございました。最後に片桐さんとのツーショットも撮らせていただきました。
今回の縁をつなぐお手伝いができたことをWantedlyチーム一同、嬉しく思っています。
引き続き、Wantedlyを益々良いサービスにするべく改善を続けていきますので、Wantedlyを宜しくお願い致します。