製作のご依頼についてですが、ご注文されてから完成・発送まで、約2ヶ月お待ち頂く状態が通年続いています。
その為、お問合せの約半数程はご希望のお受け取り時期に合わずに見送りされていますが、ここ最近は約7割程の方がご要望に添えずにお見送り頂いている状態です。
折角、お問合せ頂いたのにご要望にお応え出来ずにすみません。
それでもご依頼される方は、日数が掛かっても私の製作した水槽が欲しいというお考えの方が殆どです。
この様なお言葉を頂けると、製作の励みになりますし、当サイトの飼育論がアクア界に浸透しているのが実感することができます。
さて、本日は昨日の続きの作業で、キューブ900FとレグラスF-900S/Bに可動間仕切り設置加工をおこないました。
■キューブ900F:4槽区分け式オーバーフロー水槽
■レグラスF-900S/B:4槽区分け式オーバーフロー水槽
この水槽は採集後の餌付け、餌付け後の育成の他、イジメや拒食に成り掛けた際に養成するのに非常に効果の発揮を期待できる形状になっています。
過去に自己使用品として色々な間仕切り形状(メッシュタイプなど)を試してきましたが、最終的に辿り着いたのが間仕切り板には穴あけなどの加工を一切おこなわない現行の形状です。
過去の餌付け・育成槽を含め、この水槽で飼育されている全ての方は、生存率が著しく高く、長期飼育に直結している為、個体の成長と共に飼育魚を放出しなければならない状態になっています。
理屈・根拠については過去に見様見真似で盗作された水槽を幾つか見掛けたので割愛します。
採集で豆サイズの個体を2~3匹程度を餌付けするのであれば、隔離・産卵ケースなどをぶら下げてでも何とかなると思いますが、それ以上の個体数を確実に長期飼育する為には、この程度の設備は採集家として保有された方が良いのでは?と思います。