環境方針
21世紀環境保全活動、人と環境にやさしい製品づくり。
かけがえのない地球環境を守るためにたゆまぬ努力
排水対策
タイル製造に欠かせない水。ダントーでは排ガス処理に使用した水も含め、工場排水のすべてを一ヶ所に集めて循環管理し、中和、沈降分離、濾過によって処理したあと、再利用しています。
排ガス対策
これまでタイル焼成炉の燃料は重油や灯油が主体でSOxの排出がありました。ダントーではいち早く1971年からクリーンなLPGに変更、改善しています。また、自社工場には排ガス処理施設を設置し、粘土など天然原料から分解・気化するわずかな有害物質についても十分な対策をとっています。
騒音・振動対策
原料の調合粉砕やタイルの成形には、大型の生産設備が使われています。ダントーではこれらの大型施設に最新の低騒音タイプを採用。堅固な基礎を設け、騒音や振動を防止しています。また、製品出荷に用いるフォークリフトは騒音のないバッテリー車を標準装備。静かで落ち着いた工場環境を実現しています。
燃料
燃料については、タイル焼成炉以外で使用される燃料についても省エネルギー、クリーン化が実施されています。たとえば、製造ラインに組み込まれた加熱装置やフォークリフトあるいは工場内の冷暖房装置なども省エネタイプのクリーンなエネルギーが使用されています。
限りある資源を有効活用。徹底的なリサイクルの推進
使用原料
タイルは陶磁器と同じく天然の土と石と粘土から作られています。また使用粘土のほとんどを製瓶、ガラスなど他産業用珪砂原料を取ったあとの廃棄物粘土に置き換えることを可能にしました。これらは長年培われてきた高度な製造技術と品質管理技術に裏付けられたものです。
リサイクル
工場はあらゆる工程でコンピュータ管理され、集塵機やセントラルクリーニングシステムによって回収された原料微粉などは全てタイル原料として再利用されています。また仕掛品や製品タイルは各製造工程で厳しい基準によって全数検査され、不良品が抜き取られますが、これらの不良品も全てタイル原料やリサイクル原料として再利用されています。さらにその他の工場廃棄物も徹底した分別回収により再資源化がすすめられています。
廃油
タイルの製造には成形機をはじめ油圧機器が多用されています。1989年以後、ダントーの油圧機器、大型減速機には静電浄油装置やオイルフィルターを設置。廃油の発生を最小限に止めています。
副資材
タイルの梱包材はリサイクル可能な段ボールが使用され、再生処理の妨げとなるステーブルやホットメルト接着剤は使われていません。