日本のタイル文化を築いて130年。
淡路島から全国、世界へ——。
ダントーは、その変遷の中で、日本にタイル文化が根付いていく、近代化の時代を走り抜けてきました。
そして創業130年を超えた今、私たちは、さらなる挑戦を試みていきます。
ダントーの歩み
日本タイル史を飾る泉布観
戦後のタイル革新
1818〜29 文政年間 |
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○淡路島で賀集珉平翁が珉平焼を始める。 藩主蜂須賀公のお手窯として花器・茶器をつくり 淡路焼として名声を博す。 ○長崎溶鉄所起工。 国産初の赤煉瓦を焼成。
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○ペリー、浦賀に来航。 |
明 治 |
1871 明治4年 |
1877 明治10年 |
1879 明治12年 |
1885 明治18年 |
1892 明治25年 |
1893 明治26年 |
1901 明治34年 |
1906 明治39年 |
1908 明治41年 |
1909 明治42年 |
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○泉布観(大阪造幣寮貴賓応接所)竣工。 建築史・タイル史上の記念碑的な建物。 |
○第1回内国勧業博覧会に「煉化石」出品。 | ○瀬戸で本業タイルの生産始まる。 |
○淡路島、(現)南あわじ市で欅田善九郎ほかが、資本金1万円で「淡陶社」を設立。 珉平焼を継承した食器・花器・玩具等の製造販売を開始。 |
○淡陶社、タイル生産を開始。食器・花器等とともに輸出。 | ○淡陶社、商法実施により、日本郵船に次ぎ日本で2番目の株式会社「淡陶株式会社」に。 |
○淡陶、輸入タイルと同レベルの国産タイルを完成。 わが国、内装壁タイル製造の先駆けに。 |
○淡陶、大阪支店を開設。 |
○淡陶の能勢敬三、不二見の村瀬二郎磨、ともにタイルの乾式成形を完成させる。 ○淡陶、成形機による本格的内装タイルの製造開始。以後、動力設備や倒焔式窯の採用等、次々技術を革新。 |
○淡陶のタイルは、明治42年の内国生産品共進会、同43年の内国勧業博覧会、同44年の貿易品生産共進会などで次々受賞。 | |
○大阪造幣寮竣工。国内初の大規模煉瓦建築。 泉布観外観 |
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○明治維新。 泉布観の暖炉 |
大 正 |
1914 大正3年 |
1918 大正7年 |
1922 大正11年 |
1923 大正12年 |
震災後 |
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○東京駅開設。国産タイル利用の初の大規模建築。 外装が煉瓦からタイルへと変化する第一歩に。 |
○淡陶、内装用壁タイル製造専門の福良工場(旧淡路島工場)竣工。 |
○平和記念東京博覧会で、全国のタイル業者が集結し、「タイル」の呼称に統一。 ○ 淡陶、福良工場に皇太子殿下(摂政宮殿下)ご来場。 |
○淡陶、東京支店を開設。 |
○ 関東大震災により煉瓦建築は壊滅。 以後、内外装タイルの需要が高まる。 |
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大正後期の福良工場 |
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○大正博覧会。 明治末から大正期の国産マジョリカタイル |
○関東大震災。 (9月1日) |
○金融恐慌。 |
昭 和 |
1932 昭和7年 |
1934 昭和9年 |
1937 昭和12年 |
1942 昭和17年 |
1947 昭和22年 |
1948 昭和23年 |
1949 昭和24年 |
1950 昭和25年 |
1961 昭和36年 |
1962 昭和37年 |
1963 昭和38年 |
1964 昭和39年 |
1966 昭和41年 |
1968 昭和43年 |
1972 昭和47年 |
1976 昭和51年 |
1978 昭和53年 |
1985 昭和60年 |
1987 昭和62年 |
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○日本陶磁器工業組合連合会の結成。 | ○淡陶、大連、天津に出張所開設。中国、東南アジアで名声を得る。 | ○淡陶、ドレスラー型のトンネル窯完成。 |
○淡陶は技術保全会社の指定を受け、戦時下もタイル製造を続行。 ○淡陶福良工場、航空機用品製造研究と耐火煉瓦製造の重点工場に。 |
○管理貿易下で、タイル輸出始まる。 |
○ 全国タイル工業協会設立。 メーカー相互の技術交流と向上。 |
○淡陶、大証第1部市場に上場。 |
○内装タイル、硬質陶器から石灰質陶器へ。 ○淡陶、福良工場に天皇陛下ご来場。 |
○タイルのJIS規格制定。 ○淡陶、タイル業界初の関東進出。宇都宮工場建設に着手、翌年完成。 |
○淡陶、阿万工場、福良工場の両工場JIS表示許可工場に。翌年宇都宮工場も。 | ○ 淡陶、工場標準化実施優良工場として、阿万工場が工業技術院長賞を、福良工場が通産局長賞を受賞。 | ○ 淡陶、工場標準化実施優良工場として、宇都宮工場が通産局長賞を受賞。 |
○ 淡陶、資本金を10億円に増資、 東証第1部へ上場。 |
○ 日本初の超高層ビル、霞ヶ関ビルにモデュールタイル使用。 | ○ 淡陶、デザインタイルの製造を本格的に始める。 | ○ 淡陶、創業90周年記念誌「日本のタイル文化」を発行。日本のタイルの発祥から現在までを、社会史的な視点で編集。 | ○ 淡陶、福良工場で高級大型デザインタイルの製造開始。 |
○ 社名を「淡陶株式会社」から「ダントー株式会社」に。 ○ ダントー、創業100周年。 |
○ ダントー、福良工場内に技術研究所を開設。 | |
戦後、家庭の風呂にタイルが普及 |
○公営住宅建設開始。(10坪、20坪の2種類) 福良工場 |
○東京タワー完成。 | ○住宅公団、洋式便所を全国的に採用。 | ○住建モジュールJIS化。 |
○建設省「住宅生産工業化の長期的構想」を発表。 ○(社)プレハブ建築協会発足。 |
○ 全国都道府県で、全世帯数を住宅総数が上回る。 ○ 2×4工法のオープン化技術基準公示。 |
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○ニューヨーク株大暴落。 | ○日中戦争、規制経済の時代に。 | ○労働基準法公布。 |
○湯川博士、ノーベル賞。 ○1ドル360円に。 |
○糸ヘン、金ヘン景気。 | ○経済白書で「もはや戦後ではない」。 |
○ 三種の神器、3C(車、クーラー、カラーテレビ)。 ○岩戸景気。 |
○銀行住宅ローン制度化。 |
○新幹線開通。 ○東京オリンピック。 |
○第1次オイルショック。 ○日本列島改造ブーム。 |
○円、変動相場制へ。 | ○コンビニエンスストアがオープン。 |
○第1回主要国首脳会議。 「日本のタイル文化」 |
平 成 |
1999 平成11年 |
2000 平成12年 |
2001 平成13年 |
2002 平成14年 |
2004 平成16年 |
2005 平成17年 |
2006 平成18年 |
2007 平成19年 |
2008 平成20年 |
2010 平成22年 |
2012 平成24年 |
2015 平成27年 |
2016 平成28年 |
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○ダントー、新宿にショップショールーム、タイル&リビングミュージアム「D+ dee plus」Tokyo Shopを新設。 |
○ダントー、「D hall」が(財)住宅・建築省エネルギー機構より「環境・エネルギー優良建築物マーク」の交付を受ける。 ○ダントー、宇都宮事業所が環境マネジメントシステムに関する国際規格ISO14001の認証を取得。 ○ダントー、淡路島事業所が品質マネジメントシステムに関する国際規格ISO9002の認証を取得。 |
○ダントー、大阪にショップショールーム、タイル&リビングミュージアム「D+ dee plus」Osaka Shopを新設。 | ○ダントー、宇都宮工場に大型タイルの多形状展開可能な、大型タイル成形機導入。 | ○ダントー、淡路島事業所が環境マネジメントシステムに関する国際規格ISO14001の認証を取得。 | ○ダントー、創業120周年。 |
○ ダントー、宇都宮事業所が品質マネジメントシステムに関する国際規格ISO9001の認証を取得。 ○会社分割による持株会社への移行、商号「ダントー株式会社」となる。 |
○TOTO株式会社とタイルの製造・技術分野で業務提携。 |
○D+ dee plus/Danto Okinawaショールームを新設。 ○ D+ dee plus/Danto Tokyoショールームを新宿・甲州街道沿いに移転。 |
○ダントー、創業125周年。 |
○株式会社Danto、株式会社Danto Tileとして組織の再編と社名の変更を行う。 ○D+ dee plus/タイルショールームを台湾に新設。 |
○ダントー、創業130周年。 | ○ 株式会社Danto Tileを存続会社とする吸収合併方式で、株式会社Danto及びダントーキャピタル株式会社は解散。 | |
○阪神淡路大震災により、家屋被害24万8400棟。住宅構造見直しへ。 |
宇都宮工場「D hall」 |
「D+ dee plus」Osaka Shop |
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○ベルリンの壁崩壊。 | ○日中戦争、規制経済の時代に。 | ○新潟中越地震。 | ○東日本大震災(2011.3.11) |