埼玉県、新型コロナ軽症者向け宿泊施設、新たに700室確保

新型コロナ
関東
埼玉
2020/7/29 19:53

埼玉県は29日までに、新型コロナウイルスに感染した軽症患者を受け入れるための宿泊療養施設を703室分確保した。確保済みの522室を加えると計1225室となり、県が感染拡大に向けて目標に掲げていた1045室を上回った。

県はこれまで、東横インつくばエクスプレス三郷中央駅(三郷市)や国立女性教育会館(嵐山町)など4施設で軽症患者を受け入れる態勢を整えた。7月中旬からは感染再拡大に備えて新型コロナ患者を受け入れる施設を公募し、このほど6施設の703室を新たに確保した。

県によると、28日現在の新型コロナ患者は457人。このうち医療機関に入院中の患者は243人で、入院調整中が55人、自宅療養者が55人、宿泊施設での療養者数は104人。県は感染者向けの病床を600床確保しており、病床がすぐに逼迫するような状況にはないものの、感染の再拡大に備え、軽症者は可能な限り宿泊療養施設に振り分ける方針だ。

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