会計検査院は29日、東京都内在住の20代の男性職員1人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。検査院で感染者が判明するのは初めて。

　検査院によると、男性職員は今月13日、のどに痛みが出たため欠勤。その後症状が治まり、15日と17日は出勤した。しかし、17日夜に発熱し、18日に医療機関を受診。27日にPCR検査を受け、28日に陽性と判明した。のどの痛みが出る2日前の11日以降、実地検査での出張はしていないという。

　感染経路は現時点で不明。検査院は29日から、濃厚接触者にあたる可能性のある職員16人を出勤させない措置をとったという。