神奈川県座間市は新型コロナウイルス感染拡大の影響で仕事や住居を失った市民を包括的に支援する。所得に応じた家賃で市営住宅を一時的に賃貸し、入居者の家計管理や就労支援もする。離職者が短期間で住居を確保し、再就職できるようにする。
勤務先の社宅や寮に住んでいたが、離職と同時に住居を失った人などの利用を想定している。小田急線座間駅前などの市営住宅4戸を専用に確保し、原則3カ月間利用できるようにした。状況に応じて延長も可能だ。
新住居に移った後に家賃補助を受けられる給付金の紹介も行う。市生活援護課は「元の生活サイクルに戻れるよう、丸ごと支援する」と話す。