F35の車輪代にもならない…防衛省装備品の初オークション
「再選するかどうかはともかく、米トランプ政権から、さらなる防衛費負担増を求められる中、オークションは間もなく始まる財務省との新年度予算折衝に向けた防衛省のパフォーマンスとみた方がいいでしょう。『防衛予算は増えているが、俺たちも予算削減に努力している』と。まったくバカバカしいことです」
同省がすでに追加購入を決めた「F35」は機体だけで総額1.2兆円にも上る。今回の落札金額582万円なんて、1機の車輪代にもならないだろう。オークションでどんなに高値を付けようが、肥大化する防衛予算の足しにはならないのだ。