東京都は28日、新型コロナウイルスの感染者が新たに266人確認されたと発表した。27日は131人の感染が判明し、7日ぶりに1日当たりの感染者が200人を下回っていた。
都によると、新規感染者266人のうち、感染経路が不明なのは半数強の147人。年代別では20代と30代が168人で6割を占めた。重症者はいない。
都内では23日に過去最多となる366人の感染を確認した。都は30日にも専門家や都幹部らによる「モニタリング会議」を開き、病床確保などについて議論する。
都内では若い世代の感染を中心に、重症化リスクが高い40代以上の感染者が増加。ホストクラブなど「夜の繁華街」以外でも家庭や職場、会食を通じた感染など、感染経路は多様化している。
引き続き20~30代が6割程度を占める傾向にあるが、都は感染拡大を懸念し、15日に警戒レベルを最高の「感染が拡大している」に引き上げた。