絶滅のおそれのある二ホンウナギの稚魚を国外に密輸しようとした疑いで、男7人が逮捕された。

関税法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪・泉大津市の坪田利昭容疑者(59)ら7人。

坪田容疑者らは2020年1月、二ホンウナギの稚魚「シラスウナギ」およそ60kgを、関西空港から香港に向かう飛行機で、不正に持ち出そうとした疑いが持たれている。

二ホンウナギは、国際機関によって絶滅危惧種に指定されていて、税関の職員が4人のスーツケースからシラスウナギを発見し、警察に通報したという。

調べに対し、坪田容疑者らは容疑をおおむね認めていて、警察は、組織的に密輸を繰り返していた疑いもあるとみて調べている。