◆JERAセ・リーグ 広島―中日(28日・マツダスタジアム)
ベテランの“神走塁”で試合を振り出しに戻した。
1点を追う8回2死。一塁走者だった中日・大島洋平外野手(33)が4番・ビシエドの右翼線への二塁打で一気に本塁へ突入した。右翼・鈴木誠、二塁・安部とつながれた連係プレー。捕手・会沢のミットにボールが入ったタイミングは完全にアウトで、さらに主審もアウトを宣告したが、大島は与田監督にリクエストによるリプレー検証を要求した。検証の結果、大島の右手が会沢のタッチを先にかいくぐっていたとしてホームインが認められ、リクエスト成功で同点となった。7回に逆転を許した直後の同点走塁に、ベンチはこの日一番の盛り上がりをみせた。