市販の仮想アースにおける高周波回路のアース設計 | ニャンコの音楽とオーディオでまったりした日々

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オーディオは以下のとおりです。
https://ameblo.jp/tiromie/entry-12481502923.html

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輸入代理店ステラが英国から輸入し、ダイナミックオーディオ川又店長自ら積極的に宣伝して販売したCAD社の仮想アースは公式サイトによると、

「ここで効果があるノイズ帯域は 700 kHz から10 GHz を超える周波数帯域で高周波ノイズを吸収除去とあります。
https://www.stella-inc.com/cad/page/gc3.html

 

 

スイッチング電源設計のアース知識経験からは以下のようです。

 

アースの処理は、スイッチング電源でも最重要項目です。伊藤健一さんのは、スイッチング電源が出る前からの知識の羅列なので、今となっては古典のイメージです(伊藤さんが勧めるベタアースは、高周波ではNGです)。でも、アース処理次第でコンピューター制御が不能になる事は充分有り得ますし、精密機器に至っては尚更です。60Hz程度ならばアースループはあまり問題になりませんが、700 kHz ~10 GHzでは大問題ですね。

 

古い真空管マニアならば、「アース処理=ハム音の低減」程度の認識でしょうが、今は全然違うので、昔のハム退治のノウハウは役に立ちません。昔からのオーディオマニアはハム退治程度にしか考えていないのではないでしょうか??

 

これらは、いきなり電磁気学を知っていることが前提で書いてあるから、マクスウェル方程式を理解している人が前提。

 

一般の人向けの「高周波GND本」は無いですね。

 

「一般の人が高周波のGNDを設計することなど無い」ので、需要が無く書いてないのだと思います。

 

基礎として交流のホイートストンブリッジ回路で平衡を取ることから理解しないとダメなので面倒だし、読んでてもつまらないと思う。

 

さらにSパラメータの説明も必要で、これはうちでも一部の技術者しか理解してない・・・

 

さて、彼らはどの程度の知識の元でこの製品の宣伝を書き、そうして売ったのでしょうか?