中国人の女「一緒に飲みませんか」と誘って…バーで訪日客酔わせ、高額代金を請求

読売新聞 / 2020年7月28日 14時19分

 外国人観光客を泥酔させ、不当に高額な代金をクレジットカードで支払わせたとして、警視庁は28日、バングラデシュ国籍で住所不詳、バー経営ホッセン・リアット被告(40)(強盗罪などで起訴)を電子計算機使用詐欺容疑などで再逮捕したと発表した。再逮捕は27日。2013年以降、約1300人のカードで計約6億6000万円を支払わせたとみている。

 警視庁幹部によると、ホッセン被告は昨年9月、経営する東京・六本木のバーで、ラグビー・ワールドカップ観戦のため来日したイギリス人男性(42)にアルコール度数の高い酒を飲ませて泥酔させ、男性のクレジットカードで架空の飲食代約93万円を不正決済した疑い。調べに対し、黙秘している。

 仲間の中国人の女(25)(同)が近くのホテルで、外国人観光客に「一緒に飲みませんか」などと声をかけ、店に連れてくる手口だった。店員の日本人の女(62)(同)は調べに対し、「東京五輪で来日する観光客も狙うつもりだった」と供述している。

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