当時小2の時、本屋のゲーム雑誌コーナーは改造改造改造だらけだった。
PSPもDSもWiiもPS3も何もかも改造できる!無料でゲームができる!みたいな雑誌ばっかりだった。
俺はそういう雑誌が読むのが好きで、特にWiiの改造にハマった。
Wiiの改造はHBLをインストールすることから始まるんだけど、色んな方法があったのね。最初期はトワイライトハックっていうのが流行ってたような気がする。
トワイライトハックが流行る前は、MODチップを本体パかして取り付けて、コピーディスクを読み取るっていうのがあったけど、一般人には難易度高めだった。
ゼルダの伝説のセーブデータをハックしたものをインストールして、HBLインストール画面に入るっていう。まぁWiiを買うときに大体セットでトワプリは買う物だったから、急速に広まったわね。
その後も、スマブラ&遊戯王ハックだの、ソフトすら必要ないメールボムだの色々発展した。コマンドラインの地味なローダーも、WiiflowやUSB Loarder GXだのに置き換わって、綺麗になった。
HBL経由で何でもできるようになって、その当時大人気ブログだった「Wii PSP 初心者講座」みたいなサイトに自分も連日のようにアクセスしてた。あとはリンネのなんたらかんたらとか色々あったけど。
USB経由でコピーゲームが起動できるようになって、Ocarinaでチートが無料で使えるようになって(その当時はPARやコードフリークを使うのが一般的だったから、無料はデカかった)もう小学生にはたまらんでしょ。
Wiiのバージョンを上げたり下げたり(それで1台壊した)DVDやスーファミまで起動出来た。ブリック対策もWiiが最初じゃないかな?NANDのバックアップを取って、差し戻したりして、改造=壊れるっていう概念が壊れたよね。
俺はどんどんハマって、Wiiの改造代行も手がけるようになった。まぁヤフオクで細々とやってたんだけど、強者(コピーゲームが大量に入ったHDDをセットで売る)が多すぎて全然売れなかった。
だがお小遣いがなかった俺には、月に3万円ゲットできるのがたまらなく楽しかった。ちなみにそのお小遣いは当時流行ってたうごメモのカラースターを買うのに使ったりもした。
カラースターなんて子供がほしがるだけの物だと思ってたけど、大人でもガチでほしがっている人を見て引いた。
まぁその後、京都府警にWii改造代行業者が一斉摘発されて(俺は何故か捕まらなかった)ヤフオクの運営も厳しくなって、すぐに収入はなくなったんだが....。あのときは本当に毎日が楽しかったな って。
あ、あとWiiをマジョーラ塗装する業者もあったな。あれも欲しかったけど、その人も捕まった。
最近AmazonでR4と検索するとチラホラ出品されているのを見る。3DSはもっと酷くて、FreEshopという3DS単体でゲームのダウンロードからインストールまで出来るという悪魔の所業があったりした。
でもあの頃の改造界隈の盛り上がりはもう二度と見られないんだと思うと、何故か悲しくなる。