宮城県内で7月27日、新たに5人の新型コロナウイルス感染が確認されました。宮城県内の感染者の累計は147人になりました。

27日に新型コロナウイルス感染が確認されたのは、仙台市に住む40代の自営業の男性、20代の会社員の男性、20代の無職の女性と、大阪府在住で仙台市の実家に帰省していた30代のアルバイトの男性、そして名取市に住む30代の会社員の男性の合わせて5人です。

5人とも重篤な状態ではないということです。

仙台市の40代の自営業の男性は、7月21日に発熱などの症状が出て、26日に「帰国者・接触者外来」を受診しました。これまでのところ感染経路はわかっておらず、濃厚接触者は少なくとも3人確認されているということです。21日に勤務先に出勤したことがわかっています。

仙台市の20代の会社員の男性は、23日から味覚異常やたんなどの症状が出て、26日に「帰国者・接触者外来」を受診しました。7月上旬から23日まで仕事のため愛知県に滞在し、23日に新幹線を利用して仙台市に戻って来たということです。濃厚接触者は県内で少なくとも1人確認されているということです。

大阪府の30代のアルバイトの男性は、25日に発熱や倦怠感などの症状が出て、26日に「帰国者・接触者外来」を受診しました。23日に帰省のため、飛行機を使い、仙台市に移動してきたということです。これまでに濃厚接触者は県内で8人確認されているということです。

仙台市の20代の無職の女性は、25日に感染が判明した仙台市の60代男性会社員の家族だということです。15日から発熱やたんの症状が出て、27日に「帰国者・接触者外来」を受診しました。仙台市で行動歴や濃厚接触者の有無などについて調査をしています。

名取市の30代の会社員の男性は、19日から37度5分の発熱や倦怠などの症状が出て26日に「帰国者・接触者外来」を受診しました。発症2日前の17日以降は勤務先に出勤していないということです。これまでのところ感染経路は不明です。確認されている濃厚接触者は同居家族で、そのほかの濃厚接触者や行動歴について宮城県が調査をしています。

27日に感染が確認された5人を加え、県内の感染者は累計で147人となり、そのうち仙台市で確認されたのは112人となっています。